電気代が高いと感じているなら、効果的な節電方法を押さえましょう。市場連動型プランをご利用の場合は、節電を頑張らなくても使い方によっては電気代の節約が可能です。電気代の平均から、市場連動型プランの仕組みを踏まえた節約方法まで紹介します。
電気料金の計算方法
電気代の節約について考えるためには、電気料金の仕組みを正しく理解しておくことが大切です。しかし、どのように電気料金が決まっているのか、実は詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
電気代を上手に節約できるようになるためにも、まずは電気料金の計算方法を知っておきましょう。
一般的には電気を使った量で決まる
一般的な電気料金のプランは「従量電灯型」と呼ばれています。従量電灯型の電気料金の計算式は、「基本料金+電力量料金±燃料費調整額+再生可能エネルギー発電促進賦課金など」です。
基本料金は契約プランや契約容量ごとに設定された固定料金であり、Looopでんきのように基本料金が0円の電力会社もあります。
電力量料金とは、「単価×使用量」で決まります。燃料費調整単価と再生可能エネルギー発電促進賦課金の金額も「単価x使用量」により計算できます。
基本料金以外の部分は、電気を使うほど金額が増えるようになっているのです。
⇒電気の基本料金についてもっと詳しく知りたい方はこちら
電力量料金の単価は電気を使うほど高くなる
これまで主流だった従量電灯型の電気料金プランでは、電力量料金の単価が3段階で設定されるのが一般的でした。電力使用量が多くなるほど段階が上がり、単価も高くなる仕組みです。
⇒電気料金の仕組みと計算法について詳しく知りたい方はこちら
⇒電力使用量について詳しく知りたい方はこちら
例えば、TEPCOの従量電灯型プランでは、現在も電力量料金の単価を3段階で分けています。最初の120kWhまでは1kWhあたり19円88銭ですが、第2段階となる300kWhまでの単価は26円48銭、300kWh超過分の単価は30円57銭です。(※2022年12月時点の単価情報)
しかし、電力小売自由化以降は参入各社によるさまざまなプランが登場し、電力量料金の単価については2段階や一律といったタイプも見られるようになりました。
⇒電力小売自由化についてもっと詳しく知りたい方はこちら
電気代の計算方法について気になる方は以下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
⇒電気の計算方法についてもっと詳しく知りたい方はこちら
※出典:東京電力エナジーパートナー株式会社 従量電灯B・C|電気料金プラン
※出典:資源エネルギー庁 使用量や時間によって変動する料金制度
電気代の平均
自宅の電気代がそもそも高いのかどうかわからない方は、電気代の平均値と比べてみましょう。公的なデータを参考に、世帯人数別・地域別・季節別の平均値を紹介します。
世帯人数別
総務省統計局の「家計調査 家計収支編」によると、2022年における世帯人数別の電気代の月額平均は以下の通りです。
- 1人:6,808円
- 2人:11,307円
- 3人:13,157円
- 4人:13,948円
- 5人:15,474円
- 6人以上:17,869円
世帯人数が多ければ多いほど、電化製品の稼働数・稼働時間が増えることや、電力使用量が増えて電力量料金単価が上がることが、電気代が高くなる要因となります。
また、世帯人数が増えると当然ながら同時に使う電力量も増えるため、契約アンペア数を上げなければならないケースも多いでしょう。契約アンペア数が大きくなると、基本料金も高くなります。
電気の契約アンペアが気になる方は以下の記事で詳しく紹介していますので合わせてご覧ください。
⇒電気の契約アンペアについてもっと詳しく知りたい方はこちら
また、世帯別の電気代については以下の記事でそれぞれ紹介していますので合わせてご覧ください。
⇒1人暮らしの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
⇒2人暮らしの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
⇒4人家族の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
※出典:総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 表番号1「単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯」→Excel セル:N99
※出典:総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 表番号3-1「二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯」→Excel セル:O73~S73
地域別
総務省統計局のデータを見ると、地域別の電気代の平均もわかります。2022年における2人以上世帯での地域別の電気代の月額平均をまとめました。
- 北海道 13,084円
- 東北 13,835円
- 関東 12,262円
- 北陸 15,517円
- 東海 12,439円
- 近畿 12,221円
- 中国 14,743円
- 四国 13,450円
- 九州 11,894円
- 沖縄 11,616円
電気代は寒い地域ほど高いイメージを持たれがちですが、電気料金は電力会社により異なるため、一概に寒冷地なら高いともいえません。北陸の電気代の平均が高いのは、各世帯の家屋が広いことや世帯あたりの人数が多いことが理由とされています。
※出典:総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 表番号1-1「二人以上の世帯・勤労者世帯・無職世帯」→Excel タブ「二人」/セル:T73~AC73
季節別
総務省統計局のデータによると、2人以上世帯における2022年の電気代の月別平均は以下の通りです。
- 1月:12,938円
- 2月:15,331円
- 3月:16,273円
- 4月:13,931円
- 5月:11,811円
- 6月:9,990円
- 7月:9,869円
- 8月:11,914円
- 9月:13,202円
- 10月:12,805円
- 11月:11,560円
- 12月:12,514円
ただし、この金額は電気代が支払われた月の金額を反映したものです。電気を使用したタイミングは、電気代を支払った月より1カ月半~半月ほど前になります。
データでは2~3月の電気代が高くなっていますが、実際に電気を多く使った月は11~2月ごろということです。
⇒電気代の平均についてもっと詳しく知りたい方はこちら
※出典:総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 004 用途分類(世帯人員別)用途分類→電気代で絞り込み
夏より冬の方が高いのはなぜ?
総務省統計局の季節別の平均を見てもわかる通り、電気代は夏より冬の方が高くなります。
理由の1つとして、冬の方が夏より室温と外気温の差が大きい点が挙げられます。冬は室温がエアコンの設定温度になるまでに電気を余計に使うため、電気代が高くなるのです。
自宅にいる時間が夏より冬の方が長いことや、冬は日照時間が短く電気をつける時間が長いことも、電気代が夏より冬の方が高くなる理由です。
季節別の電気代については、以下の記事でそれぞれ紹介していますので合わせてご覧ください。
⇒夏の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
⇒冬の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
電気代が平均より高い理由
「普通に電気を使っているだけなのに、なぜ平均より高いの?」と疑問に思う方もいるでしょう。自宅の電気代が平均より高くなってしまう原因には、何が挙げられるのでしょうか。まず試したい対策とともに、電気代が高くなる主な理由を紹介します。
基本料金が高い
電気の基本料金は、契約アンペア数が大きいほど高くなります。契約アンペア数とは、同時に使用できる合計の電力量のことです。例えば、契約アンペア数を20Aにしている場合、一度に使う電化製品の電力量の合計が20Aを超えるとブレーカーが落ちます。
同時に使う電力量より契約アンペアが小さければ不便ですが、大きければよいとは限りません。電力使用量が20Aを超えないご家庭で30Aの契約をしていると、簡単にいえば10A分の基本料金を無駄に支払っていることになるのです。
電気代が高いと思ったら、契約アンペア数が大きすぎないか、契約内容を確認してみましょう。契約アンペア数を下げられれば、基本料金が安くなります。基本料金がない、契約アンペア数によって基本料金が変わらないという電力会社を選ぶのも1つの手です。
電気を多く使う生活様式になっている
以前に比べて電気代が高くなっていると感じているなら、日々の生活を見直してみましょう。そもそも電気を多く使っているご家庭では、電気代が高くなりがちです。
例えば、ご自身やご家族の在宅時間が以前より長くなっている場合は、電気を使う時間が長くなるため、電気代も高くなるでしょう。
結婚・出産・同居などによりご家族が増えたケースでも、電力使用量が増えて電気代は高くなります。ライフスタイルの変化により電気代が高くなっているなら、まず電気の使い方に無駄がないか見直してみましょう。
家の断熱性能が低い
電気代が平均より高くなってしまう理由の1つに、家の断熱性能が低いことも挙げられます。断熱性能が低いと冷暖房器具の効きが悪くなるため、過剰に冷暖房器具を稼働をしてしまい電気代が高くなりがちです。
家の断熱性能を高める最も効果的な方法は、リフォームです。断熱性が高い素材を窓に使い、隙間がなくなるように窓枠をリフォームすれば、冷暖房器具の効きが改善します。
リフォームを行う余裕がない場合は、厚手のカーテンを吊るしたり、窓に断熱シートを貼ったりするのもおすすめです。できる範囲で家の断熱性能を高めてみましょう。
⇒電気代が高い要因についてもっと詳しく知りたい方はこちら
電気料金は値上げが続いている
電気料金の値上げに関するニュースが気になっている方も多いでしょう。もちろん電気料金の値上げも、電気代が高くなってしまう事態に大きく影響しています。近年の電気料金の推移や、電気料金が値上がりする主な理由を見ていきましょう。
電気料金の推移
新電力の総合情報サイト「新電力ネット」が公表しているグラフを見ると、日本において一般家庭の電気料金に採用される従量電灯の平均販売単価は、2021年2月から上昇傾向にあることがわかります。
2021年2月の19.43円/kWhから徐々に上昇を続け、2022年7月は27.13円/kWhまで上がりました。
資源エネルギー庁の資料からは、より長期にわたる電気料金の推移を確認できます。家庭向けの電気料金は東日本大震災以降、上昇が続き、2014~2016年は低下したものの、その後は再び上昇傾向にあります。
※出典:一般社団法人エネルギ―情報センター「新電力ネット」 法人・家庭の電気料金の平均単価の推移(特高・高圧・低圧別)
※出典:資源エネルギー庁 経済性 | 日本のエネルギー 2020年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」 |広報パンフレット
電気料金が値上がりする理由
電気料金が値上がりする理由の1つに「燃料費調整額」の値上げがあります。燃料費調整額とは、発電にかかる燃料コストを電気料金に反映したものです。
日本の電源構成の大半を占める火力発電は、原油・LNG・石炭といった燃料を使用しています。これらの燃料は輸入に頼っているため、交渉力の限界や世界情勢の変化などにより調達コストが高騰すると、燃料費調整額も値上がりしてしまうのです。
再生可能エネルギー発電促進賦課金も、電気料金の値上げに影響しています。再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、再生可能エネルギーで発電した電気を買い取るために徴収されるお金のことです。
2012年に導入されて以降、再生可能エネルギー発電促進賦課金の単価は毎年上昇傾向にあり、今後もしばらくは値上げが続くと予想されています。
⇒電気代の値上げについてもっと詳しく知りたい方はこちら
※出典:総合資源エネルギー調査会 資源・燃料分科会 石油・天然ガス小委員会 報告書 P_1
電気代を節約する基本的な方法
電気代は工夫次第で安く抑えることが可能です。「高くなった電気代の節約方法が知りたい」という方は、節約の基本的な方法を押さえておきましょう。
使わない電化製品のプラグは抜く
電気代を少しでも安く抑えたいなら、まずは待機電力の削減に取り組みましょう。使わない電化製品のプラグを抜いて待機電力を減らすのは、節電の基本です。資源エネルギー庁の資料では、待機消費電力が多い電化製品として、以下を挙げています。
- ガス温水器
- テレビ
- 冷暖房兼用エアコン
- 電話機
- BD・HDD・DVDレコーダー
- 温水洗浄便座
- パソコン
このうち、コンセントからプラグを抜いておくことを推奨されている電化製品は、テレビ・エアコン・レコーダー・パソコンです。ただ、テレビやレコーダーは、電源をオンにするとき録画予約の再設定が必要になることに注意しましょう。
※出典:資源エネルギー庁 平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要 P_3 3.結果概要
古い電化製品は買い替えを検討する
10年以上使っている電化製品は、買い替えを検討しましょう。最新の電化製品ほど省エネ性能が高くなっているため、買い替え後は電気代を抑えやすくなります。
「省エネ性能カタログ2020年版」によると、液晶ワイドテレビの40V型代表機種では、2019年までの9年間で約46%の省エネを実現していることがわかります。
電化製品を買い替える際は、省エネ性マークも確認しましょう。「トップランナー制度」による省エネ基準を達成した電化製品には、優れた省エネ性能が認められ、グリーンの省エネ性マークが表示されています。
※出典:経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2020年版 P_41
※出典:エネルギー消費機器製造事業者等の省エネ法規制 | 事業者向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
照明をLEDに交換する
照明に蛍光灯を使っている場合、LEDに買い替えることで電気代を節約できます。省エネ性能カタログ2021年版によると、シーリングライトを蛍光灯からLEDに買い替えれば、10年間で18,360円もお得です。
LEDは価格が高いイメージを持たれがちですが、LEDの普及に伴って価格は下がっています。蛍光灯より寿命も長いため、一度交換すればしばらくは買い替える必要がありません。
LED照明器具に交換し、利用する時間やシーンに合わせて調光・調色を変えれば、無駄のない省エネにもつながります。
⇒蛍光灯とLEDの電気代の比較についてもっと詳しく知りたい方はこちら
※出典:経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2021年版 P_75
電化製品の使い方も見直そう
普段から何気なく使っている電化製品も、使い方を見直せば電気代の節約につなげられます。代表的な電化製品の節約方法を覚えて、できることから始めてみましょう。
冷暖房器具
冷暖房器具の設定温度の目安は、夏が28℃、冬は20℃です。どちらもタイマーを活用し、必要なときだけ運転するようにしましょう。
窓からの熱の出入りをカーテンで防げば、冷暖房の効きが改善します。室外機の周辺に物を置かないことも重要です。
暖かい空気は上部に、冷えた空気は下部に溜まりやすくなるため、扇風機やサーキュレーターを使って空気を部屋中に循環させると効果的です。
また、省エネ性能カタログ2021年版によると、フィルターを月に1~2回清掃すれば、年間で31.95kWhの省エネを期待できるとされています。
冷暖房器具の電気代について詳しく知りたい方は以下の記事でそれぞれ紹介していますので合わせてご覧ください。
⇒エアコン
⇒扇風機
⇒サーキュレーター
⇒ファンヒーター
⇒オイルヒーター
⇒ガスストーブ
⇒電気ストーブ
⇒こたつ
⇒床暖房
⇒ホットカーペット
⇒ハロゲンヒーター
※出典:経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2021年版 P_17
洗濯機
洗濯機も、使い方次第で電気代を節約できる電化製品です。洗濯には大量の水を使うため、電気代だけでなく水道代も節約できます。
衣類を少量ずつこまめに洗濯している場合は、できるだけまとめて洗うようにしましょう。毎日の洗濯を2~3日に1回の頻度に変えるだけでも、年間で数千円の節約を図れます。
洗濯機には重い衣類から先に入れるのもポイントです。下の方が重くなると衣類が効率よく回転し、汚れが落ちやすくなるため、結果的に電気代や水道代の節約につながります。
洗濯モードも上手に使い分けましょう。洗濯物の量や汚れ具合によりモードを変えることで、洗濯時間を短縮できます。
⇒洗濯機の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
冷蔵庫
冷蔵庫で電気代の節約を図るためには、庫内の温度を上げない工夫が必要です。次のような使い方を意識すれば、庫内の温度をキープしやすくなります。
- 無駄な開閉をしない
- 扉を開けている時間を短くする
- 物を詰め込みすぎない
- 熱いものは冷ましてから入れる
庫内の設定温度を適切にすることも重要です。寒い時期は庫内も冷えやすくなるため、設定温度を低くする必要はありません。
省エネ性能カタログ2021年版によると、周囲温度22℃で設定温度を「強」から「中」にした場合、年間で61.72kWhの省エネにつながります。
⇒冷蔵庫の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
※出典:経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2021年版 P_52
テレビ
テレビを見ないときにつけっぱなしにしておくと、無駄な電力を使うことになります。見ていないテレビは消しましょう。長期間使用しない場合は、プラグを抜いておくのがおすすめです。
不必要に音量を大きくしたり画面を明るくしたりするような使い方も、電気の無駄遣いになってしまいます。画面をこまめに掃除しておくとホコリで画面が暗くならず、明るさをセーブしやすいでしょう。
省エネ性能カタログ2021年版では、液晶テレビ(32V型)の画面の輝度を最適(最大→中間)にした場合、年間で27.10kWhの省エネにつながるとされています。
⇒テレビの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
※出典:経済産業省資源エネルギー庁 省エネ性能カタログ2021年版 P_42
その他の電化製品の電気代や使い方について詳しく知りたい方は、以下の記事でそれぞれ紹介していますので合わせてご覧ください。
⇒冷凍庫
⇒マッサージ器
⇒掃除機
⇒食洗機
⇒乾燥機
⇒除湿機
⇒空気清浄機
⇒加湿器
⇒電子レンジ
近年注目の電気料金プラン「市場連動型」とは
電気料金プランの見直しを検討していて、「市場連動型」が気になっている方もいるのではないでしょうか。近年注目の市場連動型とはどのようなプランなのか、概要や節約の仕組みを見ていきましょう。
市場価格に合わせて単価が変動するプラン
市場連動型は、市場価格の動きに合わせて電気料金の単価が変動するプランです。連動する市場は「日本卸電力取引所(JEPX)」を指します。
日本卸電力取引所は、卸電力を扱う日本で唯一の取引所です。電気の取引価格は電力需要に応じて30分ごとに変動しており、需要が高まると取引価格も上昇し、需要が低い時間帯では取引価格が安くなります。
市場連動型の電気料金は日本卸電力取引所の取引価格と連動しているため、単価が固定されている従量電灯型とは異なり、電気料金単価が高い時間帯と安い時間帯があるのです。
市場連動型プランについて更に詳しく知りたい方は以下の記事でそれぞれ紹介していますので合わせてご覧ください。
⇒市場連動型について
⇒市場連動型の世帯別電気代について
⇒市場連動型の節約方法について
ピークシフトを意識すれば節約につながる
日本卸電力取引所のWebサイトでは、翌日や当日の市場価格の動きを確認できます。
時間帯を選んで電気を使うことで、電気代の大幅な節約を図ることも可能です。
JEPX
電気料金単価が安い時間帯にピークシフトできれば、全体の電力使用量が変わらなくても、結果的に電気代の削減につながります。ピークシフトとは、電力の使用を、電力量料金単価が高い時間帯から、電力量料金単価が安い時間帯にシフトさせる方法のことです。
例えば、電気料金単価が高い時間帯にしていた洗濯を安い時間帯にずらせば、電気代を節約できます。ご家庭の状況に合わせて、無理のないピークシフトに取り組むことが重要です。
⇒電気が安い時間についてもっと詳しく知りたい方はこちら
蓄電池との併用も効果的
市場連動型では、蓄電池との併用が電気代節約にかなり効果的です。電気料金が安い時間帯に蓄電池に電気を貯め、高い時間帯に蓄電池に貯めた電気を利用すれば電気代を抑えられます。
蓄電池と太陽光パネルの併用もおすすめです。太陽光パネルで発電した電気を蓄電池に貯めて使えば、購入する電気をさらに減らせるため電気代を節約できます。
蓄電池と太陽光パネルは、それぞれを単体で買うよりセットで購入した方がお得です。市場連動型を検討する際は、蓄電池と太陽光パネルの導入も考えてみましょう。
⇒蓄電池についてもっと詳しく知りたい方はこちら
市場連動型なら「Looopでんき」がおすすめ
市場連動型プランが気になる方には、2022年12月からスタートしたLooopでんきの市場連動型プラン「スマートタイムONE」がおすすめです。Looopでんきの特徴や魅力について解説します。
基本料金が無料
Looopでんきは基本料金0円で利用できます(※スマートタイムONE(動力)以外)。従来のLooopでんきの料金プランと同様に、市場連動型プランであるスマートタイムONE(電灯)も基本料金は無料です。
スマートタイムONE(電灯)の料金体系は、「基本料金0円+(30分ごとに変わる電源料金の単価+毎月固定の料金単価+制度対応費単価)×電力使用量」となっています。
基本料金が0円で使った分だけしか電気代が発生しないため、ピークシフトを意識して電気を使えば、無理に節電を頑張らなくても電気代を抑えられるでしょう。
契約期限の制限や解約手数料がない
LooopでんきのスマートタイムONEは、契約期間の制限がありません。万が一市場連動型プランに満足できなかった場合、いつでも解約できます。
解約手数料がかからないのも特徴です。どのタイミングで利用をやめても、手数料なしで解約できます。
契約期限の制限や解約手数料がないのは、「再生可能エネルギーをもっと身近に感じてもらいたい」というLooopの想いがあるためです。市場連動型が気になる方は、LooopでんきのスマートタイムONEを気軽に利用してみましょう。
30分ごとの電気料金単価が把握できる
市場連動型プランを利用する際は、市場価格に合わせた単価の変動を確認できるかどうかが重要になります。
Looopでんきが提供する「でんき予報」では、30分ごとの単価をチェックすることが可能です。どの時間帯に電気が安くなるのか、視覚的にわかりやすくなっています。
⇒でんき予報|Looopでんき公式サイト
Looopでんき契約者専用の公式モバイルアプリをインストールしておけば、手軽に市場価格の動きを確認できます。単価が高い時間帯の情報をプッシュ通知で受け取れるなど、しっかりとしたサポートが魅力です。
⇒Looopでんき公式モバイルアプリ|Looopでんき公式サイト
電気代は工夫次第で節約できる
平均と比べて電気代が高い場合は、電化製品の使い方を見直してみましょう。市場連動型プランへの変更を検討するのもおすすめです。
電気代は工夫次第で節約できますが、市場連動型でピークシフトを意識すれば、節電を頑張らなくても電気代を安く抑えられます。Looopでんきの市場連動型をチェックしてみましょう。
スマートタイムONE | Looopでんきの市場連動型プラン