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4人家族の電気料金の平均を知っておけば、自宅の電気料金がどのくらいのレベルなのかを把握できます。電気料金が平均より高い場合は、さまざまな節約術を試してみるのがおすすめです。4人家族の電気料金の平均や節電のコツを紹介します。

4人家族の電気料金の平均はどのくらい?

世帯人数別・地域別の電気料金の平均から、4人家族の電気料金の特徴や傾向をつかんでおきましょう。1~3月の電気料金が高くなりやすい点についても解説します。

世帯人数別の電気料金の平均

総務省統計局の「家計調査 家計収支編」によると、2021年における世帯人数別の電気料金・ガス料金・水道料金・他の光熱費・上下水道光熱費の平均は以下の通りです。

世帯人数 電気料金 ガス料金 上下水道料金 他の光熱費 水道光熱費
1人 5,482円 3,001円 2,248円 651円 11,383円
2人 9,183円 4,330円 4,344円 1,311円 19,168円
3人 10,655円 4,930円 5,749円 1,169円 22,503円
4人 11,376円 4,882円 6,465円 754円 23,477円
5人 12,423円 4,883円 7,307円 1,031円 25,644円
6人以上 14,852円 5,213円 9,190円 1,711円 3,966円


4人家族の電気料金の平均は11,376円であることがわかります。年間の電気料金の平均は、11,376円×12カ月=136,512円です。

※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 単身世帯 表番号1 1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)」

※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 表番号3-1 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出」

地域別の電気料金の平均

総務省統計局のデータからは、地域別の電気料金の平均もわかります。2人以上世帯における、地域別の水道光熱費と内訳の平均をまとめました。

地域 電気料金 ガス料金 上下水道料金 他の光熱費 水道光熱費(合計)
北海道 11,357円 3,945円 5,557円 6,569円 27,428円
東北 11,264円 4,261円 6,234円 3,657円 25,416円
関東 9,403円 5,032円 5,514円 682円 20,632円
北陸 13,678円 3,994円 6,282円 2,258円 26,212円
東海 10,461円 4,970円 4,967円 660円 21,058円
近畿 9,973円 4,899円 5,266円 436円 20,574円
中国 11,580円 4,201円 5,579円 873円 22,233円
四国 11,782円 3,739円 4,559円 924円 21,004円
九州 10,538円 3,815円 5,111円 602円 20,066円
沖縄 10,233円 4,209円 4,470円 423円 19,335円


水道光熱費は北海道・東北・北陸が高く、いずれも「他の光熱費」の金額が他の地域より高くなっています。

他の光熱とは主に灯油を指し、寒い地域における冬場の暖房器具使用量の多さは、電気料金よりも他の光熱(灯油)の金額に反映されていると考えられます。

また、電気料金の平均を都市別に見ると、福井市・富山市の電気料金が高めです。これは、家の広さや世帯人数の多さが電気料金の高さに関係していると考えられます。

※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 表番号1-1 都市階級・地方・都道府県庁所在市別1世帯当たり1か月間の収入と支出」

1月・2月・3月に支払う電気料金は高くなりやすい

2021年における4人家族の電気料金の平均を、月別にまとめました。総務省統計局のデータを参考にしています。

1月 12,318円
2月 13,415円
3月 14,399円
4月 11,668円
5月 10,707円
6月 9,505円
7月 9,362円
8月 11,113円
9月 11,675円
10月 11,367円
11月 10,010円
12月 10,978円


家計調査では、調査対象の世帯が実際に支払った日の金額が反映されます。上記の表では1~3月の電気料金が高くなっていますが、実際に電気を使ったタイミングは支払い月よりも1カ月半~半月ほど前です。

つまり、電気料金が高くなりやすい時期は11~翌2月の冬場といえるでしょう。夏より冬の方が電気料金が高くなる理由として、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 日照時間が短いため照明を使う時間が長い
  • エアコンの設定温度と室内気温の差が夏より大きい
  • 洗濯物が乾きにくいため洗濯乾燥機を使う
※出典:総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 004 用途分類(世帯人員別)」

4人家族の電気料金を住環境で比較

住環境が異なる場合の電気料金について解説します。オール電化と電気・ガス併用、一戸建てと集合住宅とを比較した場合に、電気料金がどうなるのか確認しましょう。

オール電化とガス併用

オール電化とは、家庭で必要なすべてのエネルギーを電気でまかなうことです。省エネ・エコへの関心の高まりから、オール電化への切り替えを検討する人が増えています。

オール電化にすれば電気料金は高くなりますが、ガス料金がかからなくなるため、電気の使い方を工夫すれば光熱費が下がる可能性があります。

オール電化住宅は夜間の電気料金が安い傾向があるため、夜間を中心に電気を使えば節電が可能です。電気の無駄をなくすために、電気給湯器や蓄熱暖房器の設定を季節ごとに変えるのもよいでしょう。

オール電化への切り替えを検討する場合は、ある程度の初期費用がかかる点に注意が必要です。

オール電化についてもっと詳しく知りたい方はこちら

一戸建てと集合住宅

4人家族の電気料金は、一戸建てと集合住宅でも違います。集合住宅より一戸建ての方が、一般的に電気料金は高めです。

一戸建ての電気料金が上がりやすい理由の1つに、専有面積の広さが挙げられます。一般的には、一戸建ての方が集合住宅より部屋数が多く面積も広いため、電化製品が増えて電気料金も高くなりがちなのです。

建物の気密性に差がある点も、電気料金の違いに影響を与えています。気密性が高い集合住宅ではエアコンが効きやすいのに対し、一戸建ては気密性が低く外気温の影響を受けやすいため、冷暖房の効率が下がって電気料金が高くなるのです。

4人家族の電気料金を節約する方法

自宅の電気料金が平均より高い場合は、節電につながる方法を実践してみましょう。4人家族の電気料金の節約術を紹介します。

電力会社との契約内容を見直す

電気料金の節約を考える場合、まずは現在利用している電力会社との契約内容を見直してみましょう。

電力会社では複数のプランが用意されているため、より自宅に適したプランに変更すれば、電気料金を抑えられる可能性があります。

契約内容の見直しで必ずチェックしておきたいのが「契約アンペア数」です。電気料金の基本料金は、契約アンペア数が大きいほど高くなります。

自宅で必要なアンペア数を大きく上回るアンペア数で契約している場合は、契約アンペア数を下げられないか確かめましょう。基本料金が安くなれば継続的な節約につながります。

家族ができるだけまとまって過ごす

4人家族で子どもが大きくなるにつれ、家族がまとまって過ごす時間は少なくなるでしょう。家族が別々の部屋で過ごす時間が長いほど、電化製品を多く使うことになるため、電気料金は高くなります。

生活スタイルを見直し、家族がまとまって過ごすようになれば、照明やエアコンの電気使用量を最小限に抑えることが可能です。

家族が1つの部屋で過ごす時間が増えれば、一家団らんの時間も自然に作れます。家族の絆を深める意味でも、家族ができるだけまとまって過ごす時間を増やしてみましょう。

照明器具はLEDへの切り替えを

白熱電球や蛍光灯を照明に使っている場合は、LED電球に交換するだけで消費電力を大幅に削減できるため、電気料金を抑えられます。

LED電球は白熱電球や蛍光灯に比べ、価格が高めです。しかし、白熱電球や蛍光灯よりも寿命が圧倒的に長いことから、数年で電球代の元が取れます。

発光効率が高い点や発熱が少ない点も、LED電球のメリットです。LEDにもさまざまな色があるため、利用シーンに合わせて使い分けるとよいでしょう。

電化製品の使い方でも電気料金は変わる

電気料金を安く抑えたいのなら、電化製品の使い方を見直すことも大切です。節電につながる電化製品の使用方法について解説します。

使わない電化製品のコンセントは抜く

資源エネルギー庁の調査結果によると、待機時の消費電力は全消費電力の約5%を占めています。月の電気料金が10,000円なら、単純計算で待機電力分が500円、年間では500円×12カ月=6,000円にもなるのです。

待機電力量が大きい電化製品としては、ガス温水器・テレビ・冷暖房兼用エアコン・電話機などが挙げられます。使っていない家電製品は、できるだけコンセントを抜いておきましょう。

近年の電化製品には、待機電力を抑えられるものもあります。新しく電化製品を購入する際は、待機電力の有無や待機時の消費電力を調べておくとよいでしょう。

※出典:資源エネルギー庁「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」

古い電化製品は買い替えた方が節電になる可能性も

古い電化製品を使い続けている場合は、買い替えた方が節電につながる可能性があります。近年はどの電化製品についても、各メーカーが省エネ性能をアップさせているためです。

電化製品ごとの省エネ性能は、「統一省エネラベル」を見れば確認できます。2006年から始まった評価制度であり、メーカーの垣根を越えてモデルごとの省エネレベルをチェックすることが可能です。

そもそも古い電化製品は、部品の劣化により電力を余計に消費しやすくなっている恐れがあります。大型電化製品の保証期間は10年になっているケースが多いため、使用期間10年を目安に買い替えるとよいでしょう。

主要電化製品別の節約術

エアコン・洗濯機・冷蔵庫は、使い方を見直すことで節約できます。それぞれの代表的な節約方法を確認しましょう。

<エアコン>

  • フィルターを小まめに掃除する
  • 室外機の周囲にものを置かない
  • 3時間程度の不在ならつけっ放しにする
  • 風量は自動に設定する

<洗濯機>

  • 洗濯物を詰め込みすぎない
  • 洗濯の回数を減らす
  • 遠心力を高めるため、大きいものは先に入れる

<冷蔵庫>

  • 庫内に食材を詰め込みすぎない
  • 冷凍庫には隙間なく食材を詰め込む
  • 開閉回数を減らす
  • 扉を開ける時間を短くする
  • 熱いものは冷やしてから入れる

電力会社を変更すれば節電効果が大きい

電気料金を節約する方法としては、電力会社の変更も挙げられます。電力会社を自由に選べるようになっていることや、選ぶ際のポイントについて解説します。

電力会社は自由に選べる

電力小売自由化により、2016年4月1日以降は電力会社を自由に選択できるようになりました。消費者にとっての選択肢が増えているため、きちんと比較すれば電気料金を今より安く抑えることが可能です。

自由化以降に新規参入した電力会社を選んでも、電気の品質が低下することはありません。火力発電以外に、再生可能エネルギーで発電を行っている電力会社も選べます。

持ち家に住んでいる方だけでなく、マンションに住んでいる方でも基本的には電力会社を切り替えられます。ただし、マンションが高圧一括受電契約をしている場合には、電力会社の変更はできません。

新電力を選ぶ際のポイント

電力小売自由化以降に電力事業へ参入してきた電力会社は「新電力」と呼ばれています。

これまで市場を独占してきた大手電力会社に割って入り、魅力的な電気料金やサービスを提供している点が新電力の魅力です。

新電力を選ぶ際は、現状より電気料金を下げられるのかチェックしましょう。電気料金の節約を目的として電力会社を変えるのであれば、料金プランの確認は必須です。

サービス内容・特典・供給エリア・支払い方法も、確かめる必要があります。再生可能エネルギーを使って発電している新電力を選べば、環境保全に貢献できる点もメリットです。

新電力についてもっと詳しく知りたい方はこちら

電気の使い方を見直して賢い節約生活

4人家族の電気料金の平均を知ることで、自宅の電気料金が高いのかどうかを平均と比較して判断できます。電気を使いすぎている場合は、電気の使い方を見直しましょう。

また、電化製品の電気料金が気になる人は、家電の買い替えや使い方を工夫するだけでなく、電力会社の変更や電気料金プランの見直しも検討してみましょう。

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ご自宅で電気を使用するタイミングを工夫したり、使用量を調整したりすれば電気料金の節約につながります。これを「ピークシフト」や「ピークカット」と呼びます。

以下は、ピークシフト・ピークカットの取り入れ方の例です。

・電気料金が安い時間帯に「電化製品を使用する家事」を済ませる
・タイマー機能の付いた洗濯機や食洗機などを導入し、電気料金が安い時間帯を狙って稼働させる
・電気料金が高い時間帯には、外出を楽しむ

まずは、市場連動型のプランを無理なく生活サイクルへ取り入れられるかどうかイメージしてみてはいかがでしょうか。