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物価や電気代が高くなり、生活が以前よりも苦しいと感じるようになった方も多いのではないでしょうか。3人家族の生活費の実態や理想の割合を知り、家計の見直しに役立てましょう。月々の電気代を安くする方法もご紹介します。

節約には電力会社の見直し
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3人家族の1カ月の生活費は?

3人家族の家計を見直す場合、まずは世の中の3人家族の生活費がどのくらいなのかを把握することが大切です。2022年における3人家族の1カ月の生活費を見てみましょう。

2022年の平均は約300,000円

総務省統計局が公表する「家計調査 家計収支編」を見ると、2022年における3人家族の生活費の月平均がわかります。内訳は次の通りです。

  • 食料:80,554円
  • 住居:20,040円
  • 光熱・水道:25,657円
  • 家具・家事用品:12,837円
  • 被服及び履物:9,343円
  • 保険医療:15,099円
  • 交通・通信:44,465円
  • 教育:10,750円
  • 教養娯楽:26,428円
  • その他の消費支出:59,167円
  • 合計:304,339円(1円未満の端数処理のため上記内訳の合計とは一致しない)

住居には持ち家や実家暮らしの人が含まれるため、住宅ローンや賃貸の方は数万円の費用がプラスされる点に注意しましょう。その他の消費支出には、小遣い・身の回り用品・交際費・たばこなどの費用が含まれます。

子どもや老後のためにお金を溜めたい場合は、生活費を上回る収入が必要です。世帯収入が約300,000円なら貯金はできないため、収入を増やしたり生活費を削減したりする方法を考えなければならないでしょう。

※出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2022年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

理想の支出割合をシミュレーションしてみよう

家計の理想的な割合を知っておけば、3人家族の生活費を見直す際の参考になるでしょう。食費を考える際はエンゲル係数を参考にするのがおすすめです。

家計の黄金比は50:30:20

家計の黄金比とは、手取り収入に対する費目別予算の理想的な比率を指します。さまざまな比率が提唱されている中で、最も有名なのは「50:30:20」です。

  • 50%:生活に必要な支出(食費・住居費・光熱費・通信費など)
  • 30%:贅沢費(外食費や趣味に使うお金など)
  • 20%:貯蓄(預貯金・投資・個人年金など)

家計の黄金比では、2割を貯蓄に回し、残りの8割でやりくりします。収入に対する費目別の理想的な支出割合は以下の通りです。

  • 食費:15%
  • 住居費:25%
  • 光熱費・通信費:それぞれ5~6%

上記の合計が約50%となるため、残りの約30%を贅沢費に回せます。単に貯蓄や生活費だけを意識するのではなく、残りの約30%で生活をより豊かなものにできることが、家計の黄金比のポイントです。

食費はエンゲル係数を参考に

家計の消費支出に対して、食費がどのくらいの割合なのかを表す指標がエンゲル係数です。収入が多くなると食費以外の支出が増えやすくなるため、エンゲル係数は低くなる傾向があります。

エンゲル係数の平均を参考に、わが家の食費が平均よりも低いのか高いのかを判断するとよいでしょう。総務省統計局の「家計調査 家計収支編」によると、2人以上世帯における2022年のエンゲル係数の平均は26.6%です。

わが家のエンゲル係数が平均よりも大きく上回っていれば、節約の余地があると判断できます。食費の中で削れる部分があるかチェックし、エンゲル係数が平均を下回る食費を目指してみましょう。

※出典:家計調査報告 家計収支編 2022年(令和4年)平均結果の概要 P4 | 総務省統計局
食費の平均についてもっと詳しく知りたい方はこちら

3人家族の光熱・水道費の内訳は?

家計の内訳の中で、食費と並び気になりがちな支出が、電気代・ガス代・水道代です。3人家族の光熱・水道費の平均と、電気代が高騰する理由をご紹介します。

最も高いのは電気代

総務省統計局の「家計調査 家計収支編」を見ると、光熱・水道費の内訳がわかります。2022年における3人家族の光熱・水道費は以下の通りです。

  • 電気代:13,157円
  • ガス代:5,555円
  • 他の光熱:1,445円
  • 上下水道料:5,500円

光熱・水道費の内訳の中では、電気代が最も高くなっています。消費支出に対して光熱費が占める割合は約8.4%、電気代だけで生活費の4.3%を占めています。

2021年の光熱・水道費の内訳も見てみましょう。

  • 電気代:10,655円
  • ガス代:4,930円
  • 他の光熱:1,169円
  • 上下水道料:5,749円

2021年に比べて、3人家族の電気代は約2,500円上がっています。

※出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2022年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
※出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

電気代が上がる原因は?

近年の電気代の高騰にはさまざまな原因があります。代表的な原因は次の通りです。

  • 燃料価格の上昇に伴う燃料費調整額の高騰
  • 日本国内の電力供給不足

国内の電源構成の大半は火力発電が占めており、火力発電の燃料のほとんどは輸入に頼っているのが実情です。燃料の輸入費が高騰すると火力発電のコストが増えるため、電気代も上がります。

国内の電力供給不足を招いている主な理由は、原子力発電の停止と火力発電の縮小です。電力の需要に対する供給が追い付かない状況になると、電気代は高騰します。

2023年も電気代の高止まりが続く見通しです。生活費の節約を実現するためには、月々の電気代を安くする方法を実践する必要があるでしょう。
2023年の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

生活費を無理せず抑える4つのポイント

家計の見直しを図る場合、まずは省エネ・節約以外にできることから始めるのがおすすめです。3人家族の生活費を無理せず抑えるポイントについて解説します。

まずは固定費からテコ入れ

生活費は固定費と変動費に大きく分けられます。固定費は月々の支出額が一定の費用、変動費は毎回の支出額が変わる費用です。

  • 固定費:住居費・光熱費・水道代・保険料・通信費など
  • 変動費:食費・被服費・医療費・交際費・娯楽費など

毎月一定額の支出が発生する固定費は、1回見直すと節約効果が継続的に続きます。家計の見直しを行う場合、まずは固定費からテコ入れするのがおすすめです。

一方、食費や交際費などの変動費を節約するのには、ある程度の我慢が必要となります。長続きしない恐れがある点に注意が必要です。

不要なサービスの断捨離

消費者の価値観の変化・多様化により、近年はサブスクリプションの注目度が高まっています。比較的手軽な金額で利用できることから、何らかのサブスクリプションを契約している方も多いでしょう。

しかし、金額としてはそれほど大きくないため、いくつも契約すると知らずしらずのうちに家計を圧迫してしまいます。いつでも利用できるという安心感が、不要なサービスの契約を増やすことになっているのです。

サブスクリプションの利用状況を見直せば、固定費の削減につながります。たまにしか使わないサービスをこの機会に見直し、思い切って解約するとよいでしょう。

保険の見直し

子どもがいるご家庭では、「万が一何かあったときのために、保険には加入しておきたい」と思うものです。医療保険や学資保険に加入しておけば、さまざまな面で安心感を得られるでしょう。

ただし、保険の内容が手厚すぎると、保険料で家計を圧迫しかねません。ライフステージが変わるタイミングで、今の保険が本当に自分たちに合っているのかを見直すことが大切です。

医療保険に関しては、わざわざ加入する必要はないという考え方もあります。公的な健康保険制度が充実していることや、高額療養費制度もあることがその理由です。

支払い方法をクレカ払いに

生活費の支払いは、可能な限りクレジットカード払いにするのがおすすめです。カード払いにすると、利用金額と還元率に応じたポイントが付与されます。

ポイントには金銭的価値があり、溜まったポイントを支払いに充当することが可能です。固定費をカード払いにできれば、ポイントをより多く溜めやすくなります。

近年はカード払いに対応しているサービスが増えています。現金や口座引き落としで固定費を支払っている場合は、カード払いに変更できないか調べてみましょう。

ただし、クレジットカード払いをメインにした生活にシフトすると、使いすぎてしまう恐れもあります。固定費をカード払いにして変動費は現金払いにするなど、カードを使いすぎないようにする工夫が必要です。

月々の電気代を安くするには?

家計の内訳の中でも、生活費を圧迫しやすい項目の1つが電気代です。電気代は工夫次第で安くなるため、可能な範囲で月々の電気代を安くする方法を試してみましょう。

電力会社を変更する

電気代を節約できる最も有効な方法は、電力会社を変更することです。今よりも料金がお得な電力会社に乗り換えれば、節電を頑張らなくても電気代が安くなります。

どの電力会社を選べばよいのかわからない場合は、Looopでんきを検討してみてください。冬の電気代がかさみやすい地域において、2023年1~3月の全国の電気料金の平均とLooopでんきの平均をまとめました。

<全国>

  • 北海道地方:18,472円
  • 東北地方:16,960円
  • 関東地方:13,933円
  • 北陸地方:18,127円

<Looopでんき>

  • 北海道:10,701円(-7,771円)
  • 東北:14,717円(-2,243円)
  • 東京:12,658円(-1,275円)
  • 北陸:15,095円(-3,032円)

Looopでんきの()内の金額は、全国平均との差です。このように、時期によっては月々数千円もお得になるケースがあります。

※出典:家計調査 家計収支編 総世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 2 都市階級・地方別 総世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯 四半期 2023年1~3月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

節電意識を高める「市場連動型」とは?

Looopでんきの主力プラン「スマートタイムONE」は、市場価格の動きに合わせて電気料金の単価が変動する市場連動型プランです。市場価格が下がると電気を安く使えます。

電気料金が固定されている従来型プランと異なり、市場連動型では時間帯を選んで電気を使うことで、大幅な節約につながる可能性があるのです。

例えば3人家族の場合、学校が終わった子どもを迎えに行ったついでに買い物をすれば、電気代を節約しやすくなります。電力需要が高い夕方の時間帯は、電気の市場価格が高騰しやすいためです。

Looopでんきの特長としては、基本料金や燃料費調整額が0円であることも挙げられます。電力会社の変更を検討するなら、節電意識が高まるLooopでんきを選びましょう。

お得なプランに加入する

新電力はお得なプランや特典が多く、ガス・電気の「セット割」を提供する電力会社もあります。セット割にすれば支払いが一本化されて便利です。

東京電力エリアで都市ガスを利用しているご家庭には、Looopでんき+ガスのセットプランをおすすめできます。

Looopガスは基本料金と従量料金が一定であり、どれだけ使っても従量料金が高くなることはありません。さらに、電気とセットにすれば電気の料金単価が1円割引となります。

Looopガスに切り替えても、ガスの品質が低下することはありません。一般ガス導管事業者の導管を利用してガスが供給されるため、ガスの品質や信頼性を損なわずこれまでと同様に利用できます。

年間約16,400円もお得!「Looopでんき+ガス」をチェック

アンペア数を下げる

電気料金の基本料金は、契約アンペア数に応じて変わります。契約アンペア数を下げると、電力量料金は変わりませんが基本料金が下がるため、月々の電気代を安くすることが可能です。

ただし、契約アンペア数を引き下げれば、同時に利用できる電気の量が減ります。複数の電化製品を同時に使うと、ブレーカーが落ちやすくなることに注意が必要です。

今までブレーカーがほとんど落ちたことがない場合は、契約アンペア数を見直す余地があります。逆に、電気の使いすぎでブレーカーが落ちたことがあるご家庭では、契約アンペア数を安易に下げないようにしましょう。

省エネ・節約も忘れずに!

家計を見直そうと思うのなら、できる範囲で省エネや節約に取り組むことも大切です。3人暮らしの生活費の削減に貢献する、おすすめの省エネ・節約方法をご紹介します。

省エネ家電で楽に節約

古い電化製品を使用している場合は、省エネ性能に優れた「省エネ家電」に買い替えましょう。電化製品を最新のモデルに新調するだけで、節約につながる可能性が高くなります。

例えば、近年の冷蔵庫は10年前と比べると、消費電力量が約半分になっています。エアコンは10年前と比べて約10%、テレビは約30%の節約を期待できるでしょう。

古い電化製品はいずれ買い替えなければなりません。壊れてしまうまで使い続けるより、思い切って省エネ家電に買い替えるのがおすすめです。

※出典:省エネ製品買換ナビゲーション「しんきゅうさん」|COOL CHOICE 未来のために、いま選ぼう。

洗濯はまとめ洗いがおすすめ

洗濯機や乾燥機はできるだけまとめて使用しましょう。少量の洗濯物を毎日洗うよりも、ある程度溜まってからまとめ洗いをする方が、水道代や電気代を節約できます。

さらに、市場連動型でピークシフトを意識するなら、洗濯機や乾燥機は電力需要が少ない時間帯に使うのがおすすめです。状況が許すなら夜間や早朝に使用しましょう。

電気の市場価格が安い時間帯に、洗濯物をまとめ洗いすることで、電気代の大幅な節約につながる可能性があります。

野菜の下ごしらえには電子レンジで

料理で野菜を下ごしらえする際は、電気代が高くなることを懸念して、電化製品の使用を敬遠しがちになります。しかし、電化製品を賢く使わないのは損です。

お湯でゆでるよりも電子レンジを活用したほうが、ガス代の大幅な節約につながる可能性があります。煮込み料理の野菜は電子レンジで下ごしらえしてからしてから鍋に入れ、中まで火をしっかりと通したい場合は焦げ目をつけてから電子レンジで処理しましょう。

野菜の下ごしらえに電化製品を使えば、調理時間も大幅に短縮できます。料理に十分な時間を取れないケースでもおすすめの方法です。

エアコンは自動運転が効率的

エアコンの自動運転を活用すれば、エアコンにかかる電気代を節約できます。自動運転とは、運転の強弱をエアコンが自動で選択する機能です。

エアコンの自動運転を使うと、設定温度に達するまでは強運転で稼働し、設定温度になったら弱運転に切り替わります。エアコンの電気代は、設定温度になるまでの間が最も高くなるため、自動運転を使えば余計な電力を消費せずに済むのです。

節約を意識して最初から弱運転モードにすると、設定温度に達するまで時間がかかるため、余計な電力を消費します。逆効果になるため、電気代を節約するなら自動運転を使いましょう。

優先順位を決めて無駄を削ろう

3人家族の1カ月の生活費は、2022年の平均が約300,000円です。家計を見直すなら黄金比「50:30:20」を意識し、食費はエンゲル係数を参考にするとよいでしょう。

光熱・水道費の中で最も高いのは電気代です。電気代を節約する場合は電力会社の変更も検討しましょう。新電力のお得なプランに加入したり、契約アンペア数を下げたりする方法もおすすめです。アンペア数を下げる際は、ブレーカーが落ちないように注意する必要があります。

3人家族の生活費を削減する際は、優先順位を決めて固定費の見直しや省エネ・節約に取り組み、無理のない方法で無駄を削っていきましょう。節約のしすぎでストレスが溜まると逆効果になるため、生活の豊かさをキープしながら節約に取り組むことが大切です。

光熱費の節約を考える方は、Looopでんきの「スマートタイムONE」を検討してみてはいかがでしょうか。電気の使い方を工夫すれば、電気料金を抑えられる可能性があります。

電気料金は毎月発生する生活コストであり、家計を圧迫していると感じる方は今すぐにでも見直したい支出の1つです。

Looopでんきで電気料金の見直しに成功しているお客様の声を紹介します。

(20代 / 女性 / 1人暮らし)
以前契約していたところよりも安く、どのくらい使用してどのくらいの料金だったのかも分かり、前月以降の料金もあって比較が出来て非常にありがたいです。

(40代 / 女性 / 2人暮らし)
学生の一人暮らしには最適。長期休みは実家で過ごすなど不在も多いので、基本料金がなく、使った分だけ払えばいいので、大手電力会社よりお得。

早速、Looopでんきの「スマートタイムONE」をチェックしてみましょう。料金単価が市場価格に連動するため、電気料金が安い時間帯に合わせて電化製品を利用すれば、毎月の光熱費を抑えることも可能なプランです。