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暑い季節に欠かせない扇風機ですが、電気代が気になる方も多いのではないでしょうか?この記事では扇風機の電気代や電気代の計算方法、送風の強さによる消費電力の違いについて解説します。また、電気代を節約するテクニックも紹介しますので、扇風機の使用や購入の参考にしてみてください。

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扇風機の電気代はいくら?

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日本では暑い日の冷房器具として、扇風機は昔から親しまれてきました。特に暑い日は長時間運用することもあり、電気代が気になる人も多いのではないでしょうか。
扇風機の電気代を知るために、まずは電気代の計算方法やモーターの種類による違いについて解説します。

扇風機の電気代の計算方法

扇風機の電気代は、消費電力(kW)と電気料金の単価(円/kWh)を掛け合わせて求めます。具体的な計算式は以下の通りです。
消費電力(kW)×料金単価(円/kWh)=電気代(1時間あたり)
電気料金の単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が提供している電気料金の単価31円/kWhを使用します。これにより、1時間あたりの電気代を正確に計算できます。

送風の強さ別の平均的な電気代

扇風機の電気代は、送風の強さによって変わります。一般的なACモーターを搭載した扇風機の場合、消費電力は10Wから50W程度です。ここでは、弱(15W)、中(30W)、強(45W)とした場合の1時間あたりの電気代を計算してみます。

  • 弱:15W÷1,000×31円/kWh=約0.47円
  • 中:30W÷1,000×31円/kWh=約0.93円
  • 強:45W÷1,000×31円/kWh=約1.4円

この計算からわかるように、扇風機の電気代は非常に低く、1時間あたりのコストは1円前後に収まります。

ACモーターとDCモーターの違い

扇風機には主にACモーターとDCモーターの2種類があります。これらのモーターには、それぞれ異なる特徴があります。
以下に、その特徴をまとめました。

ACモーター DCモーター
電流の流れ方 交流 直流
消費電力 多い 少ない
本体の価格 安い 高い
機能(風量の調節段階、タイマーなど) 少ない 豊富
運転音 大きい 静か
風量 細かい調整ができない 細かい調整ができる

ACモーターは一般的に安価ですが、消費電力が高く、電気代がかさむ傾向があります。一方、DCモーターは初期費用が高いものの、消費電力が低く、電気代が安く済むため、長期的な節約効果が期待できます。また、DCモーターは風量の調節段階やタイマーなどの機能が充実しており、運転音も静かです。

扇風機とエアコンとの電気代比較

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暑い夏を快適に過ごすために、エアコンと扇風機をどう使うかを考える方は多いでしょう。特に電気代が気になる人にとっては、それぞれの消費電力やコストを理解することが大切です。ここでは、エアコンと扇風機の電気代を比較し、節約のための併用方法について詳しく解説します。

エアコンの電気代

エアコンの電気代は、定格消費電力を基に計算できます。定格消費電力とは、長時間エアコンを稼働して安定した運転をしているときの消費電力で、設定温度は冷房時27℃/暖房時20℃の仮定となっています。
例えば、定格消費電力が800Wのエアコンを1日1時間使用するとします。電気料金が31円/kWhの場合、以下の計算になります。
800(W)÷1,000(W)×31円/kWh=24.8円
つまり、エアコンを1時間使用するだけで約24.8円の電気代がかかります。
エアコンの電気代は、設定温度と室温の差、部屋の広さ、省エネモードの有無など、様々な要素によって決まりますので、ご家庭のエアコンの電気代を求める場合、消費電力はエアコンの本体や取扱説明書に記載されているスペックを確認しましょう。

扇風機とエアコンは併用した方がお得?

エアコンと扇風機を併用することで、さらに電気代を節約することが可能です。
エアコンの温度設定を1度、室温に近づけると、電気代を約10%節約できるとされています。先述した定格消費電力が800Wのエアコンの冷房設定温度を27度から1度上げることで、1時間あたりの電気代は約2.5円ほどの節約が見込めます。
扇風機の1時間あたりの電気代は1円前後ですので、エアコンの温度を1度上げて扇風機を併用することで、1時間あたりの電気代は安くなる見込みです。
また、扇風機とエアコンは併用することで、エアコンの設定温度を高めにしても、体感温度を下げることができます。実際には1度以上、設定温度を下げることもできるでしょう。
このように、扇風機とエアコンの併用は、電気代の節約だけでなく、快適な室温を保つためにも非常に効果的です。

扇風機とサーキュレーターの電気代比較

扇風機の写真 扇風機の写真

似たデザインと機能を持つ扇風機とサーキュレーターですが、用途や電気代に違いはあるのでしょうか?詳しく解説します。

扇風機とサーキュレーターは何が違う?

扇風機とサーキュレーターは、似ているようでその役割や風の送り方に違いがあります。
扇風機は、主に暑い時に人が涼むための道具です。広範囲にわたって穏やかな風を送り出し、直接身体を冷やすことを目的としています。
これに対して、サーキュレーターは部屋全体の空気を循環させるためのものです。強力で直線的な風を狭い範囲に送ることができるため、部屋の隅々まで風を行き渡らせるのに適しています。

扇風機とサーキュレーターの電気代比較

扇風機とサーキュレーターの電気代は、基本的にはほぼ同じです。どちらも消費電力が低く、1時間あたりの電気代は1円前後と非常に経済的です。
ただし、サーキュレーターは部屋全体の空気を効率よく循環させることに向いているため、エアコンと併用を考えるなら、サーキュレーターの方が適しているかもしれません。
一方、少しだけ暑い日に多人数が風を体に浴びたいという目的なら扇風機の方が向いているでしょう。
また、最近ではサーキュレーター機能を備えた扇風機も登場しており、扇風機としての涼しさとサーキュレーターとしての空気循環の両方に利用することも可能です。
このような多機能モデルを選ぶことで、シーンに応じた使い分けが可能となり、さらに効果的に電気代を節約することができます。

扇風機をより効果的に使うためのポイント

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扇風機を効果的に使うためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。
タイマー機能の活用法、適切な扇風機の選び方、扇風機を置くべき場所について詳しく解説します。

タイマー機能の活用法

就寝中にずっと扇風機をつけっぱなしにしておくと、必要以上の電力を消費してしまいます。
そこで、寝入りばなだけ涼しくしておきたい場合や、夜中に涼しくなって扇風機が不要になる場合に備えて、タイマー機能を使って設定することが有効です。
また、日中でも短時間で部屋を涼しくしたい時や、出かけるときにうっかり扇風機をつけっぱなしにして出かけるのを防ぐために、タイマーを活用して設定時間を決めておきましょう。
上記のケースのように、タイマー機能を活用することで電気代を節約するだけでなく、体の冷やしすぎといった健康被害を防ぐこともできます。

適切な扇風機の選び方

部屋の広さや人数などに合わせて、適切な扇風機を使うことも重要です。主に、以下の点に注目して扇風機を選んでみましょう。

  • 首振りの広さ
  • 細かい風量調節ができるか
  • 静音性
  • 必要な機能があるか

他にも、予算や消費電力などの金額面、機能も大切です。中には、暖房機能や空気清浄機能が付いているものもあり、通年を通じて活用できる多機能モデルが揃っています。
これらの付加機能を考慮することで、夏場だけでなく、年間を通して使ったり、電気代を最小限に抑えることが可能になります。

扇風機はどこに置くべき?

扇風機の置き場所も、使用効果を左右する重要なポイントです。例えば、外の空気を取り入れて部屋を涼しくしたい場合は、窓際に置いて外気を室内に送り込むように設置すると効果的です。
あるいは、エアコンと併用する場合、夏と冬で置き場所が変わります。
冷風を効果的に部屋中に循環させるためには、冷たい空気は下にたまる性質があるため、床近くに扇風機を配置します。
暖房の場合は、温かい空気は上に集まる性質があるため、少し高いところに設置するのがおすすめです。これにより、部屋全体を均一に冷やすことができ、エアコンの設定温度を高めに保つことができるため、エアコンの電力消費も抑えることができます。
換気を目的とする場合には、部屋の奥から窓際に向かって風を送るように扇風機を配置します。
このように、目的や環境に応じて扇風機の置き場所を工夫することで、その効果を最大限に引き出すことができます。

扇風機の電気代を節約する方法

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扇風機はもちろん、エアコンなどを含めた家庭全体の一カ月あたりの電気代を節約する方法について詳しく解説します。

断熱対策を行う

部屋の断熱対策は、電気代を節約するために大切なポイントです。家電の中でも、エアコンは特に消費電力量が大きく、エアコンの節電は電気代に大きく貢献します。
エアコンの消費電力量は、設定温度と室内温度の差が鍵になります。断熱対策により、部屋の温度が変化しにくくなれば、エアコンの消費電力は抑えられ、電気代が削減できます。
断熱対策としては、断熱シートの仕様や緩衝材の使用、遮熱効果の高いカーテンに交換することが上げられます。部屋の空気を外に逃がさないこと、外の温度の影響をいかに室内に及ぼさないかが重要です。

古い扇風機は買い替えも視野に入れる

ACモーターを搭載した古いモデルは、電力消費が高く、効率が悪いことが多いです。
最新の扇風機はDCモーターを搭載する傾向があり、エネルギー効率が高く、電気代を抑えることができます。

電力会社の乗り換えを検討

電気代を節約するためには、現在契約している電力会社のプランを見直すことも有効です。多くの電力会社が様々な料金プランを提供しており、自分の使用状況に合ったプランを選ぶことで、電気代を大幅に削減できる可能性があります。
特に、夜間や週末に安い電気料金を提供するプランなど、ライフスタイルに合わせた選択をすることが重要です。
オンラインで簡単に比較検討できるサービスも多く存在するため、一度見直してみることをおすすめします。
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扇風機の写真 扇風機の写真

扇風機の1時間あたりの電気代は1円前後と安いものが多く、特にDCモーターを搭載した扇風機は機能も豊富で、価格も安い傾向にあります。部屋の広さや用途に応じて、適切な扇風機の購入を検討しましょう。
また、家電の中でも電気代の高いエアコンと併用することで、エアコンの電気代を下げることにも貢献します。

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