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家族が増えれば増えるほど、食費や電気代がかさみます。子どもがいれば、保育費や教育費が家計の大きな負担になるでしょう。5人家族の場合、1カ月の生活費はどれくらいなのでしょうか?理想の支出割合や無理なく節約を成功させるポイントを紹介します。

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5人家族の生活費の平均額はいくら?

生活費は、家族の人数が増えれば増えるほど高くなります。特に、育ち盛りの子どもがいるご家庭では、食費の負担が大きくなるでしょう。5人家族の場合、1カ月の生活費はどのくらいなのでしょうか?

2022年の平均額は357,187円

総務省統計局が公表する「家計調査(家計収支編)」(2022年)によると、5人家族の生活費の月平均額は357,187円でした。生活費の内訳は以下の通りです。(※)

  • 食料:96,968円
  • 住居:13,846円
  • 光熱・水道:29,160円
  • 家具・家事用品:13,124円
  • 被服および履物:13,311円
  • 保健医療:14,130円
  • 交通・通信:54,084円
  • 教育:37,920円
  • 教養娯楽:35,167円
  • その他の消費支出:49,477円

「住居」は、持ち家の方を含んだ平均額です。賃貸住宅の方や住宅ローンのある方は数万円がプラスされます。

全国の平均額なので、実際は地域ごとの差が生じている可能性があります。家族の年齢や生活スタイルによっても生活費は大きく変わる点に留意しましょう。

※出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2022年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

食費と交通・通信費の割合が高い傾向

5人家族の生活費の中で高い割合を占めているのが、「食料(96,968円)」と「交通・通信費(54,084円)」です。

食費は、「肉類」「調理食品」「菓子類」の出費が多い傾向があります。育ち盛りの子どもが多いご家庭では、食費を抑えるのは難しいでしょう。

家族が多いほど、1回あたりの外食費用もかさみます。5人家族の外食費は1カ月17,552円で、年間にすると210,624円です。

交通・通信費は、車の購入費や維持費といった「自動車等関係費」が33,405円にも上っています。通信費は15,536円で、4人家族(14,815円)よりも721円高い結果となりました。

光熱・水道費は電気代がトップ

5人家族の光熱・水道費には、「電気代」「ガス代」「他の光熱」「上下水道料」が含まれます。平均額の内訳を見てみましょう。

  • 電気代:15,474円
  • ガス代:5,506円
  • 他の光熱:1,052円
  • 上下水道料:7,128円

内訳で最も高額なのが、電気代です。2021年度の平均額12,423円に比べて、3,051円も高い結果となりました。光熱・水道費の節約は、月々の電気代をいかに抑えるかが肝となるでしょう。

電気代が高くなる要因としては、燃料費調整額の高騰や国内での電力供給不足などが挙げられます。

※出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

5人家族の生活費の理想は?

5人家族の生活費は、家族構成やライフスタイルなどによって差が生じます。全国平均と比べるよりも、収入(手取り額)に合った支出割合を考えましょう。赤字を生まない理想の支出割合の一例を紹介します。

家賃の目安は収入の30%まで

賃貸住宅の家賃は、生活費の大部分を占める支出です。高度経済成長期の日本では「家賃の目安は収入の1/3」といわれていましたが、収入アップがほとんど見込めない現代では、節約のために家賃を抑える傾向があります。

理想の目安は、収入の30%以下です。貯蓄を増やしたい方や子どもの教育費にお金を回したい方は、20~25%に抑えるとよいでしょう。

一般的に、家賃は駅からの距離が遠いほど安くなります。徒歩での距離が10分違うだけで、相場が10,000円以上変わるケースも珍しくありません。築年数にこだわらなければ、手頃な物件が見つかります。

食費はエンゲル係数を指標に

食費は、生活する上で必要不可欠な消費支出なので、極端に削るのは好ましくありません。子どもが多いご家庭では、食費を削らずにほかのところで節約をするのが理想です。

月々の食費は、「エンゲル係数」を1つの指標にしましょう。家計の消費支出に占める食費の割合(%)のことで、食品が値上がりしたり、外食が多かったりすると、数値が高くなります。

2022年の家計調査によると、5人家族のエンゲル係数は27.1%です。平均よりもエンゲル係数が高いご家庭は、食費にお金をかけすぎていないかを振り返ってみましょう。

※出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2022年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

生命保険料は5~10%が目安

生命保険料(学資保険は含まず)の目安は、収入の5~10%前後です。目安割合に5%の幅があるのは、家族構成や年齢、勤労者の数などによって、必要な保障内容が変わるためです。

例えば、夫・専業主婦の妻・子ども3人のご家庭では、大黒柱である夫が死亡すると、残された家族は路頭に迷ってしまいます。この場合、月々の生命保険料は10%近くになるでしょう。

保険料が高すぎると、貯蓄に回すお金が減ってしまうため、ライフステージの変わり目ごとに内容を見直す必要があります。

子育て世帯の実態は?

子どもがいるご家庭では、収入に占める教育費や食費の割合が高くなる傾向があります。どちらも極端に節約できない項目なので、限られたお金をうまくやりくりしなければなりません。

内閣府の「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」を参考に子育て世帯の実態を見ていきましょう。
※出典:平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査 全体版(PDF)|第3章 調査結果|子ども・子育て本部 - 内閣府

子どもの医療費は1人あたり年間30,000円以内

内閣府の調査結果によると、0歳~中学3年生までのいずれの年齢においても、1人あたりの医療費は年間30,000円以内です。医療費が最も高いのは、中学2年生の26,780円でした。内訳は以下の通りです。

  • 保健・医療機関窓口での支払い額:20,380円
  • 保健・医療機関までの交通費:1,363円
  • 薬局・薬店等で購入した医薬品類:5,038円

子どもの医療費は、協会けんぽなどの公的医療保険が8割(小学校入学年度以降は7割)を負担しています。残りの2割(小学校入学年度以降は3割)は自己負担ですが、市区町村が補助を行っているため、金額が抑えられています。

年齢が上がるにつれて食費が増える

子どもの年齢と食費は比例します。0歳児の食費は年間111,126円ですが、中学生3年生は年間369,492円です。その差は3倍以上で、成長期の子どもを持つご家庭では、食費が家計を圧迫することがわかります。

子どもが2人以上の場合、食費が家計に占める割合はさらに大きくなるでしょう。中学3年生の食費の内訳は以下の通りです。

  • ご家庭内での食事代・弁当材料費:238,176円
  • 外食費:75,973円
  • おやつ・間食代:55,343円

中学生以上は教育費が高額

小学生になると、保育費が減る代わりに「学校教育費」の支払いが生じます。小学生と中学生の教育費を比較してみましょう。

<小学生>

  • 学校教育費:105,242円
  • 学校外教育費:106,089円

<中学生>

  • 学校教育費:274,109円
  • 学校外教育費:248,556円

中学生の教育費は小学生の2倍以上です。中学生になると、学級費・生徒会費・PTA会費などが増えるほか、修学旅行や課外クラブ活動などの支出が増えます。

高校生の教育費は、公立と私立では2倍以上の差があります。文部科学省の「令和3年度子供の学習費調査」によると、高等学校(全日制)の学習費総額(年額)は以下の通りです。

  • 公立:512,971円
  • 私立:1,054,444円

※出典:結果の概要-令和3年度子供の学習費調査|2 調査結果の概要|文部科学省

家計の見直しは固定費から

家計の支出には、固定費と変動費があります。固定費とは、毎月必ず発生する費用で、代表的な項目には、通信費や保険料、光熱費などがあります。

家計の改善に取り組むなら、まずは固定費を見直しましょう。確実に発生する費用を減らせば、無理な節約をせずに済みます。

通信費

節約効果が高いといわれているのが、インターネット代やスマホ代などの通信費です。

内閣府の「令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、青少年(小学生・中学生・高校生)のインターネット利用率は98.5%で、うちスマホを利用している人の割合は、小学生が43.8%、中学生が78.9%、高校生が97.9%です。(※)

家族全員がスマホを持つ場合、格安キャリアに乗り換えたり、家族割サービスを利用したりして通信費を削減しましょう。通信容量無制限プランではなく、月々の通信容量に見合った料金プランを選択することも重要です。

そのほか、以下のような方法で通信費が節約できます。

  • インターネットとスマホをセット契約する(セット割の適用)
  • 電話をするときは、無料の通信アプリを使う
  • 各キャリアが提供するフリーWi-Fiを利用する

※出典:令和4年度 青少年のインターネット利用環境実態調査(PDF版)|第1章 青少年調査の結果|内閣府

車の維持費

子どものいるご家庭では、塾や部活の送り迎えなどで車の維持費がかさみます。自動車保険・ガソリン代・駐車場代などを見直し、家計の負担を減らしましょう。

  • 自動車保険は早期割引のあるネット契約にする
  • 料金が安い月極駐車場を利用する
  • ガソリン代が安いガソリンスタンドで給油をする
  • 普通車から軽自動車に乗り換え、車検費用や自動車重量税を節約する
  • 車の燃費を向上させる

任意加入の自動車保険は、保障を手厚くすればするほど保険料が上がります。一方で、必要以上に削りすぎると、万が一のときの自己負担額が大きくなるため、必要なものとそうでないものをしっかりと見定めなければなりません。

また、車の燃費が悪いとガソリン代がかさみます。エンジンオイルを小まめに交換したり、エコドライブを心掛けたりして燃費を向上させましょう。

エコドライブについてもっと詳しく知りたい方はこちら

保険料

保険は人生の中で2番目に高い買い物といわれています。月々の保険料は数千円から数万円ですが、10年、15年と掛け金を支払い続けると、相当な額になります。

生命保険に加入している方は、ライフステージごとに保険内容を見直しましょう。今までは普通に支払えていた保険料も、子どもの進学やマイホームの購入がきっかけで支払いが難しくなる可能性があります。

保険料を見直すときは、「特約の重複がないか」「保障が手厚すぎないか」を重点的にチェックしましょう。

時代のニーズを反映した新たな保険商品が続々とリリースされているため、加入から時間が経っているときは、商品自体を見直すのもおすすめです。

光熱費

光熱費は、家族の人数に比例します。無駄遣いに注意すると同時に、今のプランや供給会社がわが家に合っているかどうかをチェックしましょう。

電力小売全面自由化以降は、新電力の市場参入によって、利用者が電力会社を自由に選べるようになりました。選んだ電力会社やプランによって月々の負担が変わるため、複数社をじっくり比較してみることをおすすめします。

ガスには、プロパンガスと都市ガスの2種類があります。それぞれにメリット・デメリットがありますが、料金の安さでいえば、都市ガスに軍配が上がります。必要に応じて切り替えを検討しましょう。

都市ガスとプロパンガスの比較についてもっと詳しく知りたい方はこちら

新電力が提供するプランの中には、電気とガスをセットで契約すると料金が安くなるものもあります。東京電力エリアで都市ガスを使っている方には、Looopでんきの「スマートタイムONE(電灯)+Looopガス」のプランがおすすめです。

スマートタイムONE」は、時間帯により電気料金の単価が変動する市場連動型プランです。電気料金が安い時間帯に電気を使う生活にシフトすれば、電気代の節約につながります。「スマートタイムONE(電灯)+Looopガス」をセットでご契約いただくことでガス割が適用されスマートタイムONE(電灯)の固定従量料金単価から1キロワットアワーあたり1円が割り引かれます。(※東京電力エリア限定)

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5人家族の電気代を減らすには?

電気代は、水道・光熱費の項目の中で最も高額です。5人家族の電気代を無理なく減らすには、どのような工夫をすればよいのでしょうか?

家族だんらんの機会を増やす

5人全員がそれぞれの部屋で過ごすと、電力使用量が増えます。家にいるときはだんらんの機会を増やし、エアコンや照明の稼働を少なくしましょう。エアコンを5台稼働させるのと、1台稼働させるのとでは、1カ月の電気代が大きく異なります。

全員が早寝早起きを習慣化すれば、夜にかかる電気代が節約できます。家にいる時間が長いほど電気代がかさむため、休みの日はみんなでアウトドアや旅行を楽しむのもよいでしょう。

電気代の節約術についてもっと詳しく知りたい方はこちら

太陽光発電の導入で買電量を減らす

家族の人数が多いと、節電だけで電気代を減らすのは難しいといえます。子どもが中学校や高校に上がると、受験勉強のために夜遅くまで電気を使用する機会が増えるでしょう。

電気の使用が多いご家庭におすすめなのが、「太陽光発電システム」の導入です。太陽が出ている間しか発電ができませんが、発電した電気を溜める「蓄電池」があれば、夜間でも電気が使えるようになり、買電量を大幅に減らせます。

大手電力会社の従量電灯プランは、電力使用量が多いほど電力量料金単価が上がる「三段階料金」を採用しています。太陽光発電の導入で買電量が減れば、安い単価が適用となるため、負担はさらに軽減されるでしょう。

電力会社の乗り換えを検討する

電気の使用者は電力会社を自由に選べます。「電気代が高い」「節約の効果が実感できない」と感じたら、乗り換えを検討しましょう。無理な節電をしたり、ライフスタイルを大きく変えたりしなくても、電気代が安くなる可能性があります。

料金プランは電力会社によってさまざまです。昼の電力使用量が多いご家庭では日中の電気代が安くなるプラン、夜の電力使用量が多いご家庭では夜間の電気代が安くなるプランを選びましょう。

電気料金の「基本料金」は、契約するアンペア容量に比例して高くなります。基本料金が0円のプランを選べば、電気代が安く抑えられる可能性があります。

「電気代だけでなく、ガス代も安く抑えたい」という方は、電気とガスのセット契約ができるプランを選ぶのがおすすめです。

東京電力エリアで都市ガスを使っている方は、Looopでんきの「スマートタイムONE(電灯)+Looopガス」をチェックしましょう。

スマートタイムONEは、電気料金の単価が市場価格に合わせ時間帯で変動する市場連動型プランです。単価が安い時間帯に集中して電気を使うようにすれば、電気代が安くなります。ガス割の1円は、スマートタイムONE(電灯)の固定従量料金単価から割り引かれます。

電気とガスの業者を一緒に切り替えたい場合は、電力会社とガス会社を別々に契約するより、Looopでんきのセット割プランを利用したほうがお得です。

「Looopでんき+ガス」をチェック

生活スタイルに合った無理のない節約を

食費や交際費などの変動費を節約しようとすると、我慢が多い生活になってしまいます。育ち盛りの子どもがいるご家庭は食費が多く削れないため、通信費や保険料などの固定費からテコ入れしましょう。

固定費の中でも、節約効果が高いのが「電気代」です。電力会社や料金プランを見直すだけで、年間で数万円のお金が浮く可能性があります。目標となる支出割合を決めた上で、無理のない節約を工夫しましょう。

光熱費の節約を考える方は、Looopでんきの「スマートタイムONE」を検討してみてはいかがでしょうか。電気の使い方を工夫すれば、電気料金を抑えられる可能性があります。

電気料金は毎月発生する生活コストであり、家計を圧迫していると感じる方は今すぐにでも見直したい支出の1つです。

Looopでんきで電気料金の見直しに成功しているお客様の声を紹介します。

(20代 / 女性 / 1人暮らし)
以前契約していたところよりも安く、どのくらい使用してどのくらいの料金だったのかも分かり、前月以降の料金もあって比較が出来て非常にありがたいです。

(40代 / 女性 / 2人暮らし)
学生の一人暮らしには最適。長期休みは実家で過ごすなど不在も多いので、基本料金がなく、使った分だけ払えばいいので、大手電力会社よりお得。

早速、Looopでんきの「スマートタイムONE」をチェックしてみましょう。料金単価が市場価格に連動するため、電気料金が安い時間帯に合わせて電化製品を利用すれば、毎月の光熱費を抑えることも可能なプランです。