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5人家族は、どうしても食費の負担が大きくなる傾向にあります。家計全体で、食費が非常に大きな割合を占めているご家庭は多いので、節約のポイントを押さえることが大切です。一般的な食費の水準とともに、無駄な出費を抑える方法を理解しておきましょう。

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5人家族の食費はどれぐらい?

5人家族の世帯において、出費の大きな割合を占めるのが食費です。まずは、5人家族の1カ月の食費の平均や、その内訳を見ていきましょう。

5人家族の1カ月の食費の平均

5人家族の1カ月の食費の平均は、90,000~110,000円程度です。家計調査(家計収支編)によれば、2023年の5人家族の食費の平均は101,806円で、ほかの期間の調査でも90,000~110,000円程度という結果が出ています。
ご家庭の環境やライフスタイルにもよりますが、毎月100,000円は、食費の負担が発生すると考えて差し支えないでしょう。これから結婚したり、子どもが産まれたりして5人家族になる方は、目安として押さえておきましょう。
※出典: 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2023年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

食費の内訳は?

5人家族の食費の内訳も確認しておきましょう。上記の家計調査(家計収支編)によると、5人家族の食費の平均額101,806円の内訳は、次の通りです。

内訳 金額
穀類 8,754円
魚介類 5,739円
肉類 12,060円
乳卵類 5,189円
野菜・海藻 9,142円
果物 2,501円
油脂・調味料 4,724円
菓子類 10,570円
調理食品 14,341円
飲料 6,141円
酒類 3,689円
外食 18,956円

肉類や菓子類・調理食品などの購入費が大きな比率を占めており、外食に多く出費する世帯も少なくありません。

食費の負担は年々増加傾向

ここ数年は食費の負担増を感じるご家庭が増えており、その背景には食料品の値上げがあります。特に2023年から2024年にかけて、さまざまな食品の価格が上がっており、多くの世帯の家計を圧迫しています。
帝国データバンクの調査によれば、2023年は累計で32,396品目もの食料品の値上げがされており、2024年も5月までに3,891品目の価格が上がっている状況です。主な原因としては、人件費の値上げや円安、電気代の値上がりなどが挙げられます。
食料品の値上げにより、今後も家計の食費負担はますます増える可能性があるので、より家計管理を徹底することが大事です。
※出典: 定期調査:「食品主要195社」価格改定動向調査 - 2023年動向・24年見通し|帝国データバンク

5人家族の食費の目安

食費は家賃や保険料のように毎月出ていくお金が決まっているわけではありません。5人家族の家計の予算を決めるとき、食費の金額はどのように決めれば良いのでしょうか?
その方法として、エンゲル係数を基準にした食費のバランスや目安を決める水準について解説します。

5人家族のエンゲル係数の適正値は?

5人家族の1カ月あたりのエンゲル係数の平均値は25~27%程度であり、一般的な適正は15~20%程度といわれています。家計調査(家計収支編)では、2022年のエンゲル係数は27.1%・2023年は29.8%であり、一般的な目安よりも高い値です。
ただし、エンゲル係数は食文化の変化や、ライフスタイルの外部化などの要因から、家計の豊かさを必ずしも反映していないともいわれています。一般的な水準を参考にしつつ、食費に回すべき金額はどの程度か考えてみましょう。

理想的な収入と食費のバランス

エンゲル係数の適性を15~20%として、適正な収入と食費のバランスを考えてみましょう。世帯収入(手取り)が月400,000円ならば、以下のように60,000~80,000円が適正な食費の目安といえます。世帯収入が月500,000円ならば、75,000~100,000円程度が目安です。

世帯収入(手取り) 15%を食費にした場合 20%を食費にした場合
300,000円 45,000円 60,000円
400,000円 60,000円 80,000円
500,000円 75,000円 100,000円
600,000円 90,000円 120,000円

当然ながら手取り収入が大きければ、食費に充てられる金額が大きくなります。しかし一方で、収入が増えるほど、収入全体における食費の割合は低くなる傾向にあります。収入の15~20%はあくまでも目安であり、ご家庭の状況に応じて出費をコントロールすることが大事です。

毎月の食費の水準を決めるには?

毎月の食費の水準を決める方法としては、上記のように手取り収入を基準とするのが一般的です。ただし、家族構成やご家庭特有の事情なども、きちんと考慮しなければいけません。
例えば、子どもが3人いる世帯と、子ども1人と両親と同居している世帯とでは、食費の水準は変わってくるでしょう。子どもが多くいる場合、成長に伴って食事量が増える傾向があるため、食費も増える可能性があります。
また、夫婦が共働きで忙しい世帯の場合、外食が増えるケースもあるので、自炊に比べてどうしても出費が大きくなるでしょう。ご家庭の生活スタイルに合わせて、毎月の食費の水準を決める必要があります。

5人家族の食費を節約するには?

それでは、5人家族の食費を節約する方法を紹介します。以下のように、基本的な家計管理を徹底するとともに、料理を作り置きしたり、うまく買い物をしたりすることで、毎月の出費を減らしていきましょう。

家計簿をつけて食費を細かく管理する

食費に限らず、毎月の出費を抑えるには、家計簿を細かくつけて管理するのが基本です。家計簿をつけることで、どこにお金を使っているか正確に把握できるようになり、無駄な支出を見つけやすくなります。
予算内で必要なものを必要なだけ購入できるようになり、余計なものを買わずに済むため、残りのお金をほかの重要な支出や貯蓄・投資などに回せるようになるでしょう。特に衝動買いをしてしまいがちな方は、家計簿をつけることで、家計管理の習慣を身に付けることが大切です。
近年は多くのスマホアプリで、家計簿をつけられるので、積極的に活用しましょう。簡単に支出を記録・管理できます。客観的なデータに基づいて家計の改善点を把握できるので、食費以外のお金の使い方も工夫しやすくなるでしょう。
なお、家計簿の項目分けの基本については、以下の記事で詳しく解説しています。こちらを参考にしてみましょう。
家計簿の項目についてもっと詳しく知りたい方はこちら

計画的に買い物をする

スーパーなどで食材を購入する際には、あらかじめ何を買うか決めておき、きちんと購入計画を立てることが重要です。食費に回すべき予算を明らかにして、安く買い物ができる店舗やタイミングなども考慮しながら、うまく買い物をする習慣をつけましょう。
必要な食材のみ購入し、無駄な買い物をしないのが節約の基本です。事前に買い物リストを作成し、リストにある食材だけを購入するようにすれば、無駄な出費を抑えられます。店舗のセールや特売なども、うまく活用しましょう。

作り置きや冷凍保存を活用する

作り置きや冷凍保存などにより食材の無駄を減らし、計画的に食材を使い切ることも、食費の節約につながります。外食は自炊に比べて割高のケースがほとんどであるため、できるだけ自炊するのに加えて、購入した食材を使い切るように努めましょう。
作り置きや冷凍保存をうまく活用することで、食費の節約につながるだけでなく、調理時間の短縮も可能です。毎日の自炊の負担を減らせるのに加えて、食事の栄養バランスも考えやすくなります。

ポイントをうまく利用する

食品を購入するスーパーでは、バーコード決済やクレジット決済をすることで、ポイントが溜まる店舗もあります。ポイントを使って買い物をすれば、毎月の食材の購入費を抑えられるでしょう。
現金決済から電子決済に切り替えることで、ポイントが溜まりやすくなるので、うまく利用してお得に買い物をするのがおすすめです。
クーポンを活用するのもよいでしょう。電子決済を徹底すれば、多くの現金を持ち歩く必要がなくなり、ATMから現金を引き出す際の手数料の負担も軽減できます。

5人家族の家計管理のポイント

5人家族の家計管理のポイントも押さえておきましょう。まずは、無駄な出費をしていないか確認し、固定費の削減を考えることが大事です。

無駄な出費の原因を突き止める

自分でも気づかないうちに、無駄な出費をしてしまっている方は多くいます。まずは収入と支出を厳密に管理し、浪費しないように注意しましょう。本来は不要なものを購入してしまったり、使用しないサービスを課金し続けていたりする方も、決して少なくありません。
特に、近年はさまざまなサブスクリプションサービスがあり、ほとんど使用しないにもかかわらず、課金し続けているケースが目立ちます。サービスに加入したこと自体を忘れている方もいるので、定期的に見直して、本当に必要なサービスのみ利用するようにしましょう。

固定費の削減を考える

食費以外の固定費の削減を検討することも大切です。毎月一定の出費がある固定費を削減すれば、家計に余裕ができるので、貯蓄や投資に回せるようになるでしょう。家賃や保険料、公共料金の支払いなどは、毎月発生する代表的な固定費です。
さらに、通信費や上記のサブスクリプションサービスも、利用し続ける限り、毎月同じ費用負担が発生します。数カ月に一度は家計全体の固定費を見直し、利用しないサービスの解約や乗り換え、プランの変更などを検討しましょう。

節約効果の高い固定費の例

節約効果の高い固定費としては、光熱費や通信費・保険料が挙げられます。電気やガス・水道の使い方を改善することで、毎月の光熱費の負担を抑えられるのに加えて、インターネット通信費や保険料なども、加入するサービスを見直せば固定費の削減につながるでしょう。
通信費に関しては、スマートフォンを格安SIMに乗り換えたり、スマートフォンとインターネットのセット割プランを利用したりすれば、月に3,000~5,000円程度の節約になる可能性があります。
さらに、無駄な保険を解約すれば、それだけで10,000円以上の節約になるケースも、珍しくありません。家族の状況に適している保険か、補償の内容は適正かなど、一度見直してみるとよいでしょう。

毎月の電気代の削減も考えよう

食費の節約に加えて、家計の負担を抑えるには、毎月の電気代の削減も考えてみましょう。光熱費の中でも、電気代はとりわけ毎月の負担が大きいため、家計全体に与える節約の効果が大きい傾向にあります。

5人家族の電気代の負担を減らすには?

上記の家計調査(家計収支編)よると、2023年における5人家族の1カ月の電気代の平均は14,373円です。電気代はここ数年、毎年負担が増えている傾向にあり、2021年あたりから2,000円程度、高くなっています。光熱費の負担を減らすには、電気代の節約に注力することが重要です。
毎月の電気代を抑えるには、電化製品の使い方を工夫しましょう。家族全員がなるべく同じ部屋で過ごし、各部屋の電気を使いすぎないようにしたり、電気代の安い時間に集中して使用したりなど、細かい工夫の積み重ねが大切です。
光熱費を抑えるための電化製品の使い方に関しては、以下の記事でも詳しく解説しています。こちらも参考にしてください。
電化製品の使い方についてもっと詳しく知りたい方はこちら

電力会社を乗り換えるメリットは?

電力会社を乗り換えることで、毎月の電気代の負担を減らすのも有効です。特に、新電力(大手電力会社以外の電力会社)に乗り換えれば、電気をより安く使えるプランを利用できる可能性があります。
さらに、毎月ポイントが溜まったり、ガソリン代が割引になったりする特典も少なくありません。電気とガスをセットで契約することで、どちらも安く利用できるプランもあるので、この機会に利用してみましょう。電力会社を乗り換えるメリットについては、以下の記事で詳しく解説しています。
電力会社の乗り換えについてもっと詳しく知りたい方はこちら

ライフスタイルに合わせて食費を節約しよう

5人家族の食費は統計上、月に100,000円程度は必要になります。これから5人家族で生活をするならば、大まかな目安として覚えておくとよいでしょう。
毎月の食費を抑えるには、家計簿をつけて食費を詳細に管理したり、計画的に買い物をしたりするのが基本です。作り置きや冷凍保存などをうまく活用すれば、食費の節約とともに、毎日の家事負担も軽減できるでしょう。
また、家計の負担を軽減するには、光熱費をはじめとした固定費の削減も検討する必要があります。

光熱費の節約を考える方は、Looopでんきの「スマートタイムONE」を検討してみてはいかがでしょうか。電気の使い方を工夫すれば、電気料金を抑えられる可能性があります。

電気料金は毎月発生する生活コストであり、家計を圧迫していると感じる方は今すぐにでも見直したい支出の1つです。

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(40代 / 女性 / 2人暮らし)
学生の一人暮らしには最適。長期休みは実家で過ごすなど不在も多いので、基本料金がなく、使った分だけ払えばいいので、大手電力会社よりお得。

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