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卒FITとは?卒FIT後、余った電気はどこに売る?どう使う?

  • 公開日:2020年12月24日
  • 執筆者:Looop編集部

日中の日が差して太陽光発電をしているイメージ日中の日が差して太陽光発電をしているイメージ

ご自宅に太陽光発電設備がある方の中には、「卒FIT」によって売電ができなくなるのではないかと不安に感じる方がいらっしゃるかもしれません。一方で、「FIT」「卒FIT」という言葉の意味がよくわからないという方も少なくはないでしょう。このページでは言葉の意味だけでなく、卒FITを迎えるにあたって何を検討すべきか、対策のポイントがどこなのかを詳しく解説します。

卒FITっていったい何?

2019年以降、「FIT」「卒FIT」という言葉がニュースなどで取り上げられる機会が増えてきています。太陽光発電設備を自宅に設置している方なら、「あのことね」とすぐに理解できるかもしれませんが、制度開始から時間が経ったことでピンと来なくなっている方もいらっしゃるかもしれません。

まずは、FIT、そして卒FITとは何かを簡単に解説していきましょう。

そもそもFITとはどういうもの?

ここでいうFIT(フィット:Feed-in Tariffの略称)とは、「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」のことをいいます。太陽光発電、風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマス発電といった、再生可能エネルギーによる発電の普及を目的とした制度で、2012年に制定されました。

この制度は、再生可能エネルギーによって発電された電気を、地域の電力会社(東京電力や関西電力など)が一定期間、一定の価格で買い取ることを義務付けています。また、「一定の価格」は、火力、原子力などの他のエネルギーによって発電された電気よりも高く設定されています。

これにより、企業が再生可能エネルギーを用いた発電事業に乗り出しやすい環境や、住宅に太陽光発電設備を設置するメリットが生まれ、企業、個人を問わず、日本に再生可能エネルギーによる発電が根付くことを目指したわけです。

ちなみに、地域の電力会社が「他のエネルギーによって発電された電気よりも高く」買い取れるのは、電気利用者から「再生可能エネルギー発電促進賦課金(通称:再エネ賦課金)」を、電気料金の一部として集めているから。つまり電気を利用するすべての人が再生可能エネルギーの普及に一役買っているのです。

FIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の仕組みFIT(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の仕組み

一般のご家庭の太陽光発電におけるFITとは

ここまでは、FITという制度の全体像を説明してきました。続いて、一般のご家庭の太陽光発電においてFITをどのように理解すればよいかを解説していきましょう。といっても難しいものではありません。下記の2つのポイントを覚えておけばOKです。

  • ご自宅の太陽光発電設備で発電した電力のうち、自宅で消費して余った分を買い取ってもらえる
  • FITの適用開始から10年間、一般的な市場価格よりも高い一定価格で買い取ってもらえる

※住宅用太陽光発電設備(10kW未満)の場合

なお、買取価格はFITが適用された年度によって異なり、以下のグラフのようになっています。例えば、ご自宅の太陽光発電設備による発電にFITが適用されたのが2015年度だった場合、1kWhあたり35円で余った電力を買い取ってもらえるということを意味します。

FITにおける太陽光をエネルギーとする電力の買取価格の推移FITにおける太陽光をエネルギーとする電力の買取価格の推移

※出典:経済産業省 資源エネルギー庁Webサイトより作成
※住宅用太陽光発電設備(10kW未満)
※2015〜2019年までは出力制御対応機器(電力の需給バランスを保つために発電量を制御する装置)の設置義務ありの場合の買取価格
※ダブル発電(太陽光発電設備と自家発電設備等を併用した発電方法)ではない場合の買取価格

卒FITってどういうこと?

太陽光発電システムを搭載する家が立ち並ぶ写真太陽光発電システムを搭載する家が立ち並ぶ写真

それでは、一般のご家庭の太陽光発電において、卒FITとはどのようなことを指すのでしょうか。答えは簡単で、10年の買取期間が過ぎてFITの適用が終了してしまうことです。言葉にすると簡単なのですが、非常に大きな問題を抱えています。

それは、FIT期間が終了すると、「一般的な市場価格よりも高い、一定価格での余剰電力の買取」が終わってしまうこと。つまり、太陽光発電の電気を売ることによる収入(売電収入)が激減してしまう可能性が高いのです。

卒FIT後に自由契約となったときに、大手電力会社による太陽光発電の買取価格がいくらになるのかを下の表にまとめました。FIT適用時に比べて大幅に安くなっていることがわかります。だからこそ、できるだけ早く卒FIT後の対策を検討しておく必要があるのです。

大手電力会社の余剰電力買取価格の例
電力会社 余剰電力買取価格
北海道電力 8円/kWh
東北電力 9円/kWh
東京電力 8.5円/kWh
北陸電力 8円/kWh
中部電力 8円/kWh
関西電力 8円/kWh
中国電力 7.15円/kWh
四国電力 7円/kWh
九州電力 7円/kWh
沖縄電力 7.7円/kWh

※プランや条件によって買取価格が異なる場合があります。

なお、卒FITのタイミングはFITの適用開始時期に左右されるため、ご家庭によって異なります。お隣がまだ卒FITを迎えないからといって、ご自身もそうとは限らないので注意しましょう。

卒FITのタイミングはご家庭によってまちまち卒FITのタイミングはご家庭によってまちまち

FITは2012年に開始された制度なのですが、実は一般のご家庭の太陽光発電における卒FITは2019年から始まっています。「FIT適用期間は10年なのになぜ?」と思った人も多いかもしれません。

これは、FITに先行する形で2009年11月に始まった、「太陽光発電の余剰電力買取制度」とFITが統合されたからです。太陽光発電の余剰電力買取制度でも固定価格での買取は10年間とされており、最も早い方は2019年11月に卒FITを迎えています。

卒FIT後の余剰電力の扱いは3つの選択肢から選べる

家と乾電池のオブジェが映る写真家と乾電池のオブジェが映る写真

一般のご家庭の太陽光発電における卒FIT対策は、

  • 【1】継続して同じ会社に電気を買い取ってもらう
  • 【2】電気を自宅に貯めて消費する
  • 【3】電気を買い取ってもらう会社を自分で選びなおす

の大きく3種類に分けられます。

どの対策が向いているかを診断できるフローチャートを用意したので、利用してみましょう。以降の解説もこの分類に沿って行っていきます。

あなたはどの対策が向いている?卒FIT診断フローチャートあなたはどの対策が向いている?卒FIT診断フローチャート

【卒FIT対策1】継続して同じ会社に電気を買い取ってもらう

販売員に説明を受ける男女の写真販売員に説明を受ける男女の写真

それでは、それぞれの卒FIT対策について詳しく見ていきましょう。まずは売電契約を継続する方法です。同じ電力会社と契約を交わすので、手間が少ないのが一番のメリット。契約が自動継続になっていることも多いようです。すでに取り引きがあるという一定の安心感もあります。

ただし、前述した通り、買取価格はFIT期間中よりも大幅に安くなってしまいます。家計の観点からはあまり望ましい選択肢とはいえないでしょう。

下記の表は大手電力会社の買取価格をまとめたものです。電力会社によっては複数のプランがあるので、詳細は各電力会社のWebサイト等を確認しましょう。

大手電力会社の余剰電力買取価格の例(再掲)
電力会社 余剰電力買取価格
北海道電力 8円/kWh
東北電力 9円/kWh
東京電力 8.5円/kWh
北陸電力 8円/kWh
中部電力 8円/kWh
関西電力 8円/kWh
中国電力 7.15円/kWh
四国電力 7円/kWh
九州電力 7円/kWh
沖縄電力 7.7円/kWh

※プランや条件によって買取価格が異なる場合があります。

【卒FIT対策2】電気を自宅に貯めて消費する(自家消費)

家の電力システムを表したイメージ家の電力システムを表したイメージ

使い切れなかった電気を家庭用蓄電池や電気自動車(EV)などに貯めて、夜間電力や非常用電源、自動車の駆動力としてご自身で消費する方法です。「自家消費」と呼ばれます。

自宅で発電した電気を無駄なく使いきることで、電気事業者から購入する電気の量を少なくできるため、毎月の電気料金が安くなるというメリットがあります。上手に利用すれば電気料金を0円にすることも夢ではありません。

また、蓄電池に貯めた電気は停電に見舞われても利用できるので、地震や台風などの自然災害に遭ったときの心強い味方となってくれます。

余剰電力の自家消費の仕組み余剰電力の自家消費の仕組み

ただし、家庭用蓄電池や電気自動車などの電気を貯める設備が整っていないと、初期費用で大きなコストと手間がかかるのが難点。

例えば、一般的な家庭用蓄電池を設置するには100万円程度の出費を覚悟しておく必要があります。お住まいの地方自治体によっては、補助金の交付を受けられる場合があるので、家庭用蓄電池の導入を検討する際は確認しておきましょう。

また、蓄電池の購入が初めての方にとって、ご自宅に最適なモデルを選ぶためには、ある程度の情報収集が必要になります。導入を決断するまでには多少時間がかかるかもしれません。そのほか、設置スペースの有無や購入後のメンテナンス費用も念頭に置いておかなければなりません。設置環境に条件があるケースもあるので、詳細についてはメーカーに問い合わせるのが確実です。

自家消費の主なメリット・デメリット
メリット デメリット
・電気料金が安くなる
・停電時に非常用電源として使える
・国や自治体の補助金交付などがある
・家庭用蓄電池や電気自動車の購入に高い初期費用がかかる
・設置スペースが必要になる
・家庭用蓄電池のメンテナンスが必要

なお、蓄電池の導入にかかる初期費用は年々低価格化しているほか、屋内にも設置できるような小型・カスタマイズ可能な蓄電池も登場しています。まずはどんなモデルがあるのかをチェックしてみてもいいでしょう。

Looopの家庭用蓄電池「Looopでんち」をチェック
Looopの小型・屋内設置対応蓄電池「エネブロック」をチェック

蓄電池を選ぶポイントは?

家庭用蓄電池を購入する際、ご自宅の発電状況に適していないモデルを選んでしまうと、「こんなはずではなかった」ということになりかねません。下記のようなポイントを中心に慎重に選択しましょう。

  • 容量(蓄電池に蓄えておける電気の量)
  • 定格出力(蓄電した電気を一度に出力できる量)
  • 使用可能サイクル(充電・放電をできる回数、電池の寿命)
  • サイズ(設置スペースがあるか)
  • 保証やメーカーのサポート

【卒FIT対策3】電気を買い取ってもらう会社を自分で選びなおす

FIT期間中とは別の電気事業者を探し、電気を買い取ってもらう方法です。切り替えの手続きは必要になりますが、新電力と呼ばれる電気事業者の中には、大手電力会社に比べて格段に高い価格で余剰電力を買い取ってくれる会社もあります。契約条件によっては倍以上の買取価格になるケースもあります。

「初期費用が不要であること」「余剰電力を買い取ってもらうという意味ではFIT期間中と変わりがないこと」を考えると、誰もが実践しやすく、お得な卒FIT対策といえるでしょう。

買取事業者の切り替えは、基本的には5つのステップで完了します。新電力と呼ばれる電気事業者であれば、すべての手続きをオンラインで済ませられるのが一般的です。

買取事業者を切り替えるときの一般的な手順買取事業者を切り替えるときの一般的な手順

余剰買取・全量買取ってなに?

卒FIT対策を検討していると、「余剰買取」「全量買取」という言葉を見かけることがあります。余剰買取とは、ご自宅の太陽光発電システムで発電された電気のうち、ご自宅で消費しきれなかった電気を買い取ってもらうことです。ほとんどのご家庭はこの余剰買取になると考えてよいでしょう。

全量買取とは、発電した電気をすべて買い取ってもらうという意味です。主に総出力が10kW以上のソーラーパネルに適用されます。なお、一般的な家庭用のソーラーパネルは4〜5kW程度です。10kW以上を発電できるソーラーパネルの多くは企業や集合住宅に設置されています。

卒FIT対策は早めの検討と準備が大切

パソコンに向かって光る電球を持っている人物の写真パソコンに向かって光る電球を持っている人物の写真

卒FIT対策は、ご自宅に太陽光発電システムを導入しているほとんどの方に必要になるものです。「継続して同じ会社に電気を買い取ってもらう」「電気を自宅に貯めて消費する」「電気を買い取ってもらう会社を自分で選びなおす」、どの対策を選ぶにせよ、早めの検討と準備が大切です。

この機会に、ご自宅に合った卒FIT対策について考え始めてみてはいかがでしょうか。

Looopでんきでは、現在FITをご利用中の方やFITの買取期間が満了した方、さらにはこれからサービス変更を検討される方など、それぞれのお客様に合わせたおトクな売電買取サービスをご用意しております。

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※このページ記載されている金額はすべて、2020年12月24日現在の税込表記のものです。

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