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ホットカーペットの購入を検討中の方は、電気代がどのくらいになるのか気になるかもしれません。電気代だけでなく暖房器具としての特徴も把握し、より快適に過ごせるように使いましょう。ホットカーペットの電気代やメリット・デメリット、節約方法をご紹介します。

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ホットカーペットの電気代はどのくらい?

ホットカーペットは電気代を抑えて使える暖房器具です。実際の製品を例に取り、ホットカーペットの電気代を計算します。

電化製品の1時間あたりの電気代は「消費電力(kW)×料金単価(円/kWh)」で算出できます。

電力料金の目安単価は全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/kWh(税込)で計算します。また、1日あたりの使用時間は8時間、1カ月は30日と仮定します。

※出典: よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会

ホットカーペットの1カ月あたりの電気代

アイリスオーヤマの「ホットカーペット ベーシック」は、使用スペースに合わせてサイズを選べるホットカーペットです。1日8時間使用した場合の1カ月(30日)あたりの電気代を畳数別にご紹介します。

<消費電力>

品番 中設定 強設定
1畳(IHC-10-H) 約97W 約134.7W
1.5畳(IHC-15-H) 約121.9W 約222.9W
2畳(IHC-20-H) 約215W 約324W
3畳(IHC-30-H) 約244W 約424W

※Wを1,000で割ってkWに変換して計算します

<中設定の場合の電気代>

品番 1時間あたり 1日あたり 1カ月あたり
1畳(IHC-10-H) 約3.01円 約24.08円 約722.4円
1.5畳(IHC-15-H) 約3.78円 約30.24円 約907.2円
2畳(IHC-20-H) 約6.67円 約53.36円 約1,600.8円
3畳(IHC-30-H) 約7.56円 約60.48円 約1,814.4円

<強設定の場合の電気代>

品番 1時間あたり 1日あたり 1カ月あたり
1畳(IHC-10-H) 約4.18円 約33.44円 約1,003.2円
1.5畳(IHC-15-H) 約6.91円 約55.28円 約1,658.4円
2畳(IHC-20-H) 約10.04円 約80.32円 約2,409.6円
3畳(IHC-30-H) 約13.14円 約105.12円 約3,153.6円

サイズが大きいほど、また設定温度が高いほど、電気代も高くなります。

※出典: ホットカーペット ベーシック|ホットカーペット|足元用暖房器具|季節家電|電化製品|商品情報|アイリスオーヤマ

ホットカーペット以外の暖房器具の電気代

ホットカーペットは、他の暖房器具と比較して電気代が比較的安いことが特徴です。ただし、部屋全体を暖めるのではなく、床面を局所的に暖めるため、使用シーンや目的に応じた使い分けが重要です。
以下の表では、ホットカーペットを基準にした主要な暖房器具の1カ月あたりの電気代をまとめました。これにより、それぞれの暖房器具のランニングコストを一目で比較できます。

ホットカーペットを基準とした暖房器具の電気代比較表

暖房器具の種類 消費電力 1カ月あたりの電気代
ホットカーペット 97~424W 約722~3,153円
エアコン 470W 約3,497円
オイルヒーター 500~1,200W 約3,720~8,928円
こたつ 100~200W 約600~1,200円
電気毛布 60W 約446円

この表を見ると、ホットカーペットや電気毛布のような局所的な暖房器具は電気代が抑えられる一方、エアコンやオイルヒーターなどの部屋全体を暖める暖房器具はランニングコストが高くなる傾向があります。用途に応じて適切な暖房器具を選ぶことで、効率的に暖房コストを抑えることができます。

次に、それぞれの暖房器具の詳細について詳しく解説していきます。

エアコンの電気代

エアコンは部屋全体を暖めるのに向く暖房器具です。体を足元から温めるホットカーペットとは、そもそもの使用用途が異なります。

モデル名:MSZ-GV2223-W(三菱電機)
※6畳用
消費電力(暖房):470W(0.47kW)

  • 1時間あたりの電気代:0.47kW×31円/kWh=約14.57円/h
  • 1日あたりの電気代:14.57円/h×8h=約116.56円/日
  • 1カ月あたりの電気代:116.56円/日×30日=約3,496.8円

エアコンより3畳のホットカーペットの方が電気代は安いことがわかります。

※出典: MSZ-GV2223-W|三菱電機WIN2K

エアコン暖房の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

オイルヒーターの電気代

オイルヒーターもエアコンと同様、広い空間を暖められる暖房器具です。エアコンのように温風を出すわけではないため、空気が乾燥したりホコリが舞って空気が汚れたりするのを防げます。

モデル名:RHJ10F0812-SG(デロンギ)
※8~10畳用
消費電力:500W、700W、1,200W

500W(0.5kW)の場合:

  • 1時間あたりの電気代:0.5kW×31円/kWh=約15.5円/h
  • 1日あたりの電気代:15.5円/h×8h=約124円/日
  • 1カ月あたりの電気代:124円/日×30日=約3,720円

700W(0.7kW)の場合:

  • 1時間あたりの電気代:0.7kW×31円/kWh=約21.7円/h
  • 1日あたりの電気代:21.7円/h×8h=約173.6円/日
  • 1カ月あたりの電気代:173.6円/日×30日=約5,208円

1,200W(1.2kW)の場合:

  • 1時間あたりの電気代:1.2kW×31円/kWh=約37.2円/h
  • 1日あたりの電気代:37.2円/h×8h=約297.6円/日
  • 1カ月あたりの電気代:297.6円/日×30日=約8,928円

消費電力500Wでオイルヒーターを使う場合より、3畳のホットカーペットのほうが電気代を抑えられます。

※出典: オイルヒーター ストーングレー RHJ10F0812-SG | De'Longhi JP

オイルヒーターの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

こたつの電気代

局所的な暖房器具として使う点では、ホットカーペットとこたつは同じです。こたつの下にホットカーペットを敷けば、こたつの設定温度を下げられるでしょう。

モデル名:EYC-105752(山善)
弱の場合

  • 1時間あたりの電気代:約2.5円(弱)
  • 1日あたりの電気代(弱):2.5円/h×8h=約20円/日
  • 1カ月あたりの電気代(弱):20円/日×30日=約600円

強の場合

  • 1時間あたりの電気代:約5円(強)
  • 1日あたりの電気代(強):5円/h×8h=約40円/日
  • 1カ月あたりの電気代(強):40円/日×30日=約1,200円

こたつの電気代は1~1.5畳のホットカーペットと同程度です。
※出典: 商品情報_カジュアルテーブルこたつ | 山善の商品情報サイト | YAMAZEN BOOK
こたつの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

電気毛布の電気代

電気毛布は、就寝時の掛け毛布・敷き毛布や日中のひざ掛けなど、さまざまな用途で使える暖房器具です。床に敷いて使うホットカーペットとは、暖房器具としての使い方が異なります。
モデル名:電気掛敷毛布(130×188cm) YMK-201
消費電力:60W(0.06kW)

  • 1時間あたりの電気代:0.06kW×31円/kWh=約1.86円/h
  • 1日あたりの電気代:1.86円/h×8h=約14.88円/日
  • 1カ月あたりの電気代:14.88円/日×30日=約446.4円

電気毛布はホットカーペットより電気代を抑えて使用できます。
※出典: 商品情報_電気掛敷毛布(130×188cm) | 山善の商品情報サイト | YAMAZEN BOOK
電気毛布の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

ホットカーペットのメリット

さまざまな暖房器具がある中、ホットカーペットを使うことにはどのようなメリットがあるのでしょうか。見落としやすいポイントを確認しておきましょう。

部屋の広さに合わせてサイズを選べる

ホットカーペットは広さやニーズに応じて大きさを決められます。サイズが大きいほど電気代も高くなるため、最も効率の良いサイズで使用できることがメリットです。

豊富なデザインの中から部屋に合ったものを選べば、インテリアとしても使えます。また、持ち運びしやすいものなら異なる場所で使い回せるため、複数枚用意する必要がありません。

手入れが簡単

ほかの暖房器具と比べ手入れが楽なことも、ホットカーペットのメリットです。電熱線が入っているため洗濯はできないものが大半ですが、基本的には掃除機で汚れを吸い取ったり濡れた雑巾で拭いたりすれば、掃除は完了します。
ダニが発生するリスクはあるものの、スイッチを押すだけでダニ対策ができる製品もあります。ホットカーペットのダニ対策は、カーペット内のダニを高温で退治する仕組みです。

通常のカーペットとしても使える

ホットカーペットは電源を入れなくても通常のカーペットとして活用できます。室内にラグやカーペットを敷きたいと考えているなら、ホットカーペットの導入を検討するのもよいでしょう。

冬以外の時期も通常のカーペットとして使えば、敷きっぱなしにしておけるため収納で悩む必要もありません。吸湿性が高い製品を選べば、暑い時期はベタつき防止にもなります。

ホットカーペットのデメリット

暖房器具選びでは、メリットだけでなくデメリットも理解した上で比較することが大切です。ホットカーペットのデメリットにはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

部屋全体を暖めるのには不向き

ホットカーペットは床に敷いて足元から体を温める暖房器具です。部屋全体を暖めるのには向きません。

上手に使いこなさなければ電気代が上がる恐れがあります。エアコンやオイルヒーターのような暖房効果は期待できない点に注意しましょう。

暖房効果に対するコストが高い

電気代の割に暖房効果が低いことも、ホットカーペットのデメリットです。こたつのように空間を暖められるわけではなく、電気毛布のように体に巻きつけて使うこともできません。

ホットカーペットのみで十分な暖を取ろうとすると、使用時間が長くなって電気代が上がる恐れがあります。基本的にはカーペットと接している部分しか温められないことを理解しましょう。

低温やけどになる恐れがある

ホットカーペットが体の一部分に長時間触れていると、低温やけどになる恐れがあります。以下に挙げるポイントを押さえ、低温やけどを防ぎましょう。

  • 設定温度を上げすぎない
  • 体の同じ部分がカーペットに長時間当たり続けないようにする
  • タオルケットやマットを敷いて使う

ホットカーペットの電気代の節約術

ホットカーペットの電気代は工夫次第で節約が可能です。より経済的に使うための方法をまとめました。

ほかの暖房器具と一緒に使う

ホットカーペットはエアコンやオイルヒーターと併用するのがおすすめです。暖かい空気は上にたまりやすい性質があり、エアコンやオイルヒーターだけでは足元が温まりにくくなります。

しかし、ホットカーペットを併用すれば足元も温かくなるため、エアコンやオイルヒーターの設定温度を下げられるでしょう。

設定温度を下げる

ホットカーペットは設定温度を上げるほど電気代も高くなります。設定温度を「中」以下にすれば節約しやすいでしょう。

最初は設定温度を「強」にし、体が温まったら「中」以下に下げるのがおすすめです。設定温度を下げることで、低温やけどのリスクも減らせます。

保温効果が高いカバーやラグを使う

ホットカーペットを床に直接敷いて使うと、床から熱が逃げやすくなります。保温効果が高いカバーやラグを使えば熱を閉じ込めやすいため、設定温度を下げても温まりやすいでしょう。

また、床の上に断熱シートを敷いてからホットカーペットを敷くと、床を通した熱移動を抑えられます。

省エネ機能が備わった製品を選ぶ

ホットカーペットの暖房面積切り替え機能は、温めたい部分を切り替えられる省エネ機能です。2畳以上の広さの製品を選ぶなら、切り替え機能が備わっているか確かめましょう。

自動で電源がオフになる機能や温度を自動調整してくれる機能、消し忘れを防げるタイマー機能なども、電気代の節約につながります。

古いホットカーペットを買い替える

古いホットカーペットは経年劣化により暖房効率が悪化している場合があります。そのまま使い続けると無駄な電気代が発生するため、新しい製品に買い替えるのがおすすめです。

古いモデルと最新モデルとで消費電力はそれほど変わりませんが、最新モデルのほうが省エネ機能が多い傾向があります。

ホットカーペットの使い方を工夫して電気代を節約

ホットカーペットは電気代を抑えて使える暖房器具です。エアコンやオイルヒーターより電気代が安く、一般的にはこたつと同程度の電気代で使用できます。

ただし、ほかの暖房器具とは使い方が異なるため、特徴に合わせて上手に使い分けることが大切です。節約方法も実践し、快適さを保ちながら経済的に使いましょう。

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