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セラミックヒーターの購入を検討している方の中には、電気代が気になるという方も多いのではないでしょうか。電気代だけでなく、メリット・デメリットも考慮して導入を決めることが大切です。セラミックヒーターの電気代や特徴について解説します。

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セラミックヒーターの電気代はどのくらい?

熱効率の良いセラミックを内蔵しているセラミックヒーターは、電気によって発熱する暖房器具です。まずは、一般的なセラミックヒーターの電気代を確認しましょう。

一般的なセラミックヒーターの電気代

電化製品の1時間あたりの電気代は、「消費電力(kW)×電力料金単価(円/kWh)」で求められます。2024年9月現在の電力料金単価の目安は31円/kWhです。

消費電力がWで記載されている場合は、「消費電力(W)÷1,000×電力料金単価(円/kWh)」の計算式になります。

アイリスオーヤマのセラミックファンヒーター「PCH-HM12B-W」を例にとり、電気代を計算してみましょう。温風のみの消費電力は、「弱」が625W、「強」が1,250Wです。

625W÷1,000×31円/kWh=19.38円
1,250W÷1,000×31円/kWh=38.75円

なお、セラミックヒーターの消費電力は製品ごとに異なります。消費電力の少ない製品を選べば、基本的には電気代を抑えることが可能です。

※出典: セラミックヒーター 加湿機能付き 人感センサー イオン搭載 PCH-HM12B-W 風量3段階 大風量 H298639│アイリスプラザ│アイリスオーヤマ公式通販サイト

セラミックヒーターとほかの暖房器具の比較

暖房器具にはさまざまな種類があり、特徴や電気代がそれぞれ異なります。主な暖房器具の電気代と特徴を確認し、ご家庭の環境に適したものを選びましょう。

カーボンヒーター

炭素繊維の発熱体が内蔵されているカーボンヒーターは、遠赤外線を放射して暖める暖房器具です。速暖性に優れていることや空気の乾燥を抑えられることを特徴に持ちます。

部屋全体を暖めるのには向きません。狭い場所で使ったり体の一部を温めたりする場合に役立つでしょう。

山善のカーボンヒーター「DC-W092」は、450Wと900Wの2段階で消費電力を切り替えられます。

450W÷1,000×31円/kWh=13.95円
900W÷1,000×31円/kWh=27.9円

セラミックヒーターのほうがカーボンヒーターより電気代がやや高めです。

※出典: 商品情報_カーボンヒーター(900/450W) | 山善の商品情報サイト | YAMAZEN BOOK

オイルヒーター

オイルヒーターは、電気で加熱されたオイルが放熱して部屋を暖める暖房器具です。広範囲を暖めるのに適しており、エアコンと違い温風を出しません。作動音もほとんどしないため、騒音が気になる方にも向いています。

デロンギの「RHJ10F0812-SG」は、消費電力を3段階で調整できるオイルヒーターです。電気代は次のように計算できます。

500W÷1,000×31円/kWh=15.50円
700W÷1,000×31円/kWh=21.70円
1,200W÷1,000×31円/kWh=37.20円

オイルヒーターの電気代は、セラミックヒーターとほとんど同じです。

※出典: オイルヒーター ストーングレー RHJ10F0812-SG | De'Longhi JP

オイルヒーターの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

エアコン

冷房としても使えるエアコンは、部屋全体を暖めるのに適しています。部屋の広さに合わせてさまざまなバリエーションがあるほか、近年は省エネ機能が豊富に搭載された製品も登場しています。

日立の6畳用エアコン「RAS-AJ22N」は、暖房の消費電力が470(160~1,175)Wです。470Wは標準パワーで運転したときの消費電力であり、実際にはさまざまな条件により160~1,175Wの間で変動することを意味しています。標準パワーで運転する場合の電気代は次の通りです。

470W÷1,000×31円/kWh=14.57円

電気代はセラミックヒーターのほうがエアコンより高くなっています。

※出典: ルームエアコン AJシリーズ : 住宅設備用エアコン : 日立グローバルライフソリューションズ株式会社

セラミックヒーターのメリット

暖房器具を選ぶ際に迷う場合は、それぞれの特徴を理解することが大切です。セラミックヒーターのメリットを把握し、暖房器具選びの参考にしましょう。

速暖性に優れている

暖房器具を速暖性の観点から分類すると、すぐに暖かくなるタイプと暖かくなるまで時間がかかるタイプに大きく分けられます。セラミックヒーターはすぐに温かくなるタイプです。

スイッチを入れると間もなく温風が出てくるため、素早く暖を取りたいシーンで役立ちます。朝起きたばかりのときや仕事から帰ってきたばかりのときなど、寒い思いをせずに済むでしょう。

持ち運びしやすい

セラミックヒーターのメリットの1つに、持ち運びしやすいことが挙げられます。軽量かつコンパクトなモデルが多く、電源プラグがある場所ならどこでも手軽に使うことが可能です。

エアコンが設置されていない部屋でも、セラミックヒーターがあれば暖を取れます。持ち運びメインで使うなら、取っ手が付いた1~2kg前後のモデルを選ぶとよいでしょう。脱衣所やトイレで使いたい場合にも便利です。

安全性が高い

火を使わないセラミックヒーターは、やけどや火災のリスクを抑えられます。ガスや灯油によるCO(一酸化炭素)中毒のリスクもないため、安全性が高い暖房器具だといえるでしょう。

万が一本体を倒してしまっても、転倒時に電源が切れる機能が搭載されていれば安心です。子どもがいるご家庭なら、チャイルドロックが搭載されたモデルがおすすめです。

ただし、誤った使い方をするとけがや事故につながる恐れがあります。安全性が高いからといって雑に扱わず、正しい使い方で暖を取りましょう。

定期的な換気が不要

灯油やガスを使うタイプの暖房器具は、COやCO₂(二酸化炭素)が部屋中に充満するリスクがあります。COによる中毒やCO₂による息苦しさにつながる恐れがあり、小まめな換気が不可欠です。

一方、灯油やガスを使わないセラミックヒーターは、定期的な換気が不要です。冬は換気を行うたびに室内が寒くなるため、換気によるストレスを抱えずに済むことはメリットだといえるでしょう。

セラミックヒーターのデメリット

各暖房器具にはメリットとデメリットがあるため、両方を理解して比較することが重要です。セラミックヒーターの注意点やリスクを見ていきましょう。

広い部屋には適していない

セラミックヒーターはエアコンと同じように温風を出しますが、暖められる範囲はエアコンほど広くありません。一般的には狭い範囲を暖める目的で使う暖房器具です。

広い部屋でも使える大風量のパワフルモデルもありますが、電力を大量に消費するため電気代が高くなってしまいます。

部屋全体を暖めるのに適した暖房器具を探しているなら、エアコン・オイルヒーター・ガスファンヒーター・石油ファンヒーターが候補になるでしょう。

空気が乾燥しやすい

温風を出すタイプの暖房器具を使うと、どうしても空気が乾燥しやすくなります。室内の空気が乾燥すると肌トラブルや体調不良につながりかねないため、セラミックヒーターの使用中に空気の乾燥を抑えたい場合は、湿気を一定にキープする対策が不可欠です。

加湿器を併用すれば空気が乾燥するのを防げますが、加湿器がない場合は加湿機能が搭載されたセラミックヒーターを選ぶとよいでしょう。

作動音が比較的大きい

近年のセラミックヒーターは、ほとんどがファン付きのセラミックファンヒーターです。温風を出す際にファンが動くため、ファンの作動音をうるさく感じてしまう恐れがあります。

子ども部屋や寝室など、音を立てたくない場所で使いたい場合は、静音機能が搭載されたモデルがおすすめです。

なお、静音性を重視して暖房器具を選ぶなら、オイルヒーターやカーボンヒーターなどファンを使わないタイプもチェックしましょう。

セラミックヒーターの電気代を節約するコツ

セラミックヒーターの特徴を考慮して使い方を工夫すれば、電気代を節約しやすくなります。できるだけ電気代を抑えるコツをチェックしましょう。

狭い部屋で使う

セラミックヒーターは狭い場所で使うのに向いた暖房器具です。速暖性にも優れているため、トイレ・脱衣所・キッチンで短時間使用する暖房器具として活用するとよいでしょう。

仕事中に足元が寒くなる場合は、デスクの下に置けるコンパクトタイプのセラミックヒーターがおすすめです。暖房が効きにくい職場でも、足元から温まるため快適に仕事に取り組めます。

セラミックヒーターの電気代はエアコンより高くなりやすいことから、エアコンの代わりに使うのはおすすめできません。持ち運びしやすいメリットを生かし、暖を取りたい場所で手軽に使用しましょう。

ほかの暖房器具と併用する

セラミックヒーターをほかの暖房器具と一緒に使えば、より効率的に室内を暖められます。特に相性の良い暖房器具はエアコンです。

エアコンと併用する場合は、エアコンで部屋全体が温まるまで使うのがおすすめです。すぐに暖められないエアコンのデメリットを、セラミックヒーターで補えます。

セラミックヒーターを単独で使おうとすると、どうしても電気代が高くなってしまいます。電気代を抑えられるホットカーペットやこたつと併用するのもよいでしょう。

節約を意識した設定で使う

セラミックヒーターにはさまざまな便利機能が搭載されています。代表的な機能は次の通りです。

  • 省エネモード:室温に合わせて設定温度を自動調整する
  • 人感センサー:人がいるときには電源をオンに、人がいないときには電源をオフにする

上記の機能を活用すれば、無駄な電力の消費を抑えられるため、電気代の節約につながります。省エネモードが搭載されていない場合は、普段の設定温度を低めにするのがおすすめです。

セラミックヒーターの電気代は節約可能

セラミックヒーターは電気によって発熱する暖房器具です。エアコンのように広い空間を暖めるのには向かないため、狭い場所で使いましょう。

速暖性の高さや持ち運びのしやすさを生かし、トイレや脱衣所などで短時間温まりたいケースにも適しています。決して電気代が安い暖房器具ではないため、特徴を理解し使い方を工夫することが大切です。

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