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羽根なしで風を送れるユニークな設計で、注目を集めるダイソンの扇風機は、機能性だけでなくデザイン性も高く、多くの家庭に取り入れられています。ダイソン扇風機の仕組みや導入のメリット、気になる電気代について、基本的なポイントを押さえておきましょう。

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ダイソンの羽根なし扇風機とは?

ダイソンの羽根なし扇風機は、従来の扇風機とは異なり、羽根が見えない独自の構造を持つ電化製品です。見た目の美しさはもちろん、機能性や安全性にも優れており、多くのご家庭で支持されています。
まずは、ダイソン扇風機の特徴や仕組みについて、詳しく知っておきましょう。

羽根のないデザインが特徴の扇風機

ダイソンの扇風機で最も印象的なのは、羽根が見えないスタイリッシュなデザインです。従来型の扇風機とは異なり、リング状の開口部から風が吹き出す設計となっています。
ただし「羽根なし」とは、羽根がまったく存在しないわけではなく、本体内部に小型の高速回転ファン(羽根車)が内蔵されている構造です。これにより、風に当たる際のムラや不快感が少なくなり、見た目にも洗練された印象を与えます。
また、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して使える点も大きなメリットです。羽根が露出していないため掃除もしやすく、ホコリが溜まる部分が少ないのも特徴です。

ダイソン扇風機の仕組み

ダイソン扇風機は、扇風機の下部にあるモーターで空気を吸い込み、リング状の開口部(ループアンプ)から高速で空気を送り出す仕組みです。送り出された空気が、周囲の空気を巻き込みながら前方に流れることで、滑らかで均一な風を生み出せます。
この技術は「エアマルチプライアー(Air Multiplier)」と呼ばれており、従来の羽根付き扇風機のように風が途切れず、自然に近い優しい風を届けられるのが特徴です。
また、羽根が露出していないことで空気の流れが乱れにくく、風の直進性が高まるため、部屋全体に効率よく風を行き渡らせることが可能です。

ダイソン扇風機はなぜ人気?特徴やメリット

ダイソンの扇風機が支持されている背景には、見た目だけではない機能性や使いやすさ、安全性の高さなどがあります。ダイソン扇風機の利用者から評価を受けているポイントや、導入のメリットを押さえておきましょう。

滑らかでムラのない風を受けられる

上記のように、ダイソン扇風機はエアマルチプライアーにより、吸い込んだ空気をリング状のフレームから高速で押し出します。周囲の空気を巻き込むことで、自然に近い柔らかな風を出せるのが特徴です。
羽根で直接風を切る方式とは違い、断続的な風ではなく、一定でやさしい風が広範囲に届くため、長時間浴びても疲れにくいのがメリットです。
特に、作業中など、強い風を避けたい場面でも心地よく使用でき、冷えすぎを防ぎながら快適な空間を保てます。また、風が均一でムラがないため、体の一部だけが冷えるような不快感も起きにくく、夏場の使用に適しています。

安全でお手入れがしやすい

羽根がない構造は、安全面でのメリットにもつながります。小さな子どもが指を入れてけがをする心配がなく、万が一ぶつかっても本体の外周部が丸みを帯びているため、危険が少ない設計です。
また、羽根がある扇風機のように、細かい部分にほこりがたまることがないため、掃除の手間も大幅に軽減されます。日常的なメンテナンスとしては、リング部分をクロスなどで軽く拭くだけで済むため、手間をかけずに清潔な状態を保てます。

空気清浄や温風など多機能モデルが多い

ダイソン扇風機は、空気清浄機能や温風ヒーター機能を搭載した「Pure Hot+Cool」などの製品が登場しており、1台で複数の役割を果たせます。花粉やPM2.5対策として使えるだけではなく、冬は暖房機として使用できるモデルも少なくありません。
こうした多機能性により、年間を通して使用できる汎用性の高さも大きなメリットです。特に限られたスペースで生活するご家庭では、複数の電化製品を置かずに済む点も、利便性を高めています。
また、温度や空気の質に応じて、自動的に動作を切り替える機能を備えたモデルもあり、快適性と省エネルギー性を両立できます。

リモコンやスマートフォン連携で操作も快適

ダイソン扇風機は、リモコンによる風量や首振りの調整に加え、一部のモデルではスマートフォンアプリと連携することで、外出先からの操作や空気環境をモニタリングできます。
物理的な使いやすさと、スマート家電としての機能性を備えており、生活スタイルに合わせた柔軟な運転が可能です。
例えば、帰宅前に部屋の空気を清浄したり、就寝前に自動で風量を調整したりといった操作も、手元のスマホで完結できます。こうした利便性の高さは、忙しい日常を送る現代人にとっては、大きな魅力といえるでしょう。

ダイソン扇風機の電気代はいくら?

ここでは、ダイソン扇風機にかかる電気代の目安を見ていきましょう。代表的なモデルの消費電力をベースとして、エアコンや一般的な扇風機との電気代を比較してみましょう。

代表的なモデルの電気代の目安

ダイソン扇風機について、最も代表的なモデルである「Dyson Purifier Hot+Cool」を基に、それぞれのモードの電気代を確認してみましょう。
同製品は空気清浄モードの場合に6~40W、温風モードで1400Wの電力を消費します。以下の計算式に当てはめて、各モードの電気代を計算してみます。
電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)
電力単価を、全国家庭電気製品構成取引協議会が定める31円/kWhとすると、空気清浄モードおよび温風モードにかかる電気代は、それぞれ以下の通りです。
【空気清浄モード】
・6W(最小):電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電力単価(円/kWh)=0.006kW × 1h × 31円/kWh = 0.186円
・40W(最大):電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電力単価(円/kWh)=0.04kW × 1h × 31円/kWh = 1.24円
【温風モード】
電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電力単価(円/kWh)=1.4kW × 1h × 31円/kWh = 43.4円
よって空気清浄モードでは、最小設定で運転した場合は1時間あたり約0.19円、最大設定で運転した場合は約1.24円の電気代がかかります。一方、温風モードは1時間あたり、約43.4円の電気代がかかる計算になります。
※出典: Dyson Purifier Hot+Cool ホット+クール 空気清浄機 ホワイト/シルバー (HP07 WS) | ダイソン公式

エアコンの電気代との比較

次に、ダイソン扇風機とエアコンの電気代を比較してみましょう。ここでは、エアコンの代表例として、日立のルームエアコン「RAS-AJ22R(W)」をベースに、電気代を計算してみます。
同製品の消費電力は、暖房時が470Wで冷房時が635Wであるため、電力単価を31円/kWhとすると、1時間あたりの電気代は次の通りです。
【暖房時】
電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電力単価(円/kWh)
=0.47kW × 1h × 31円/kWh = 14.57円
【冷房時】
電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電力単価(円/kWh)
=0.635kW × 1h × 31円/kWh = 19.685円
したがって、暖房時は1時間あたり約14.6円、冷房時は約19.7円の電気代がかかります。ダイソン扇風機の温風モードと比べると、電気代を抑えて室温のコントロールが可能です。部屋全体の温度を調整するならば、エアコンを活用しましょう。
※出典: ルームエアコン AJシリーズ : 住宅設備用エアコン : 日立グローバルライフソリューションズ株式会社

扇風機との電気代の比較

続いて、扇風機の代表例として、SHARPの「PJ-S3DS-W」の電気代と比較してみましょう。同製品の消費電力は21Wであるため、同じ条件で電気代を計算すると、次のようになります。
0.021kW × 1h × 31円/kWh = 0.651円
よって、1時間あたり約0.65円の電気代で済みます。このように一般的な扇風機と比較すると、ダイソン扇風機は電気代がかかるものの、機能面や快適性・安全性を加味すれば、扇風機としても十分選択に値するでしょう。
扇風機の電気代やエアコンとの使い分けなどに関して、詳しくは以下の記事でも解説しています。こちらも参考にしてください。
扇風機の電気代について、もっと詳しく知りたい方はこちら
※出典: PJ-S3DS | サーキュレーター・扇風機:シャープ

ダイソン扇風機にかかる電気代を抑えるには?

ダイソン扇風機は、高性能かつ多機能で便利な反面、使い方によっては電気代がかさむこともあります。以下のポイントを意識して、電気代の節約を図りましょう。

ほかの暖房器具との併用を考える

ダイソン扇風機の温風モードを長く使用すると、電気代が高くなるので注意が必要です。部屋全体が暖まるまでは、エアコンやほかの暖房器具を使用するとよいでしょう。
部屋がある程度暖まってから、ダイソンの温風モードを補助的に使うことで、フル稼働の時間を短縮できるため、電気代の節約につながります。
また、夏場は扇風機の風で体感温度を下げることで、エアコンの設定温度を高めに設定でき、消費電力をカットできるのでおすすめです。

稼働時間や使用する部屋を工夫する

電化製品の使用時間を見直すことは、電気代の節約につながる基本的な取り組みです。ダイソン扇風機の場合、外出中など長時間連続運転する場面では、本当に必要な時間だけ稼働するように、タイマー機能を活用するのが有効です。
ダイソン扇風機の多くには自動オフ設定があり、うまく活用すれば無駄な電力の消費を防げます。
また、広い部屋で強い風量で使用するよりも、適切な広さの部屋で効率よく風を循環させた方が、少ない電力で快適さを維持できます。部屋ごとに使用目的を明確にした上で、効果的に使用することで、電気代の無駄を減らしましょう。

断熱対策を徹底する

電気代を抑える上で、建物そのものの断熱性を高めるのも効果的です。冬場に温風機能を使う場合、窓やドアの隙間から冷気が侵入すると暖房効率が下がり、長時間の稼働が必要になります。
窓に断熱シートを貼ったり、カーテンを厚手のものに変えたりして、室温の低下を防ぐとよいでしょう。
また、床からの冷気を遮るために、ラグやマットを敷くのも効果的です。こういった小さな対策を積み重ねることで、設定温度を下げても快適に過ごせるようになります。

電気料金プランや電力会社の乗り換えも考えよう

ダイソン扇風機は羽根のない設計により、安全かつ滑らかな風を送れるのが特徴で、さまざまな便利機能を使えるのも魅力です。
一般的なエアコンや扇風機より、電気代がかかるケースもありますが、稼働時間の調整やほかの器具との併用、断熱対策でランニングコストは十分削減できます。

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