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段ボールの上に軍手と電卓と紙テープが乗っている写真 段ボールの上に軍手と電卓と紙テープが乗っている写真

家の住み替えや進学・就職など人生のさまざまなタイミングで発生するのが引越し。あまり頻繁に行うものでもありませんから、引越しの手配をするとき、費用感がわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実のところ、引越し料金は時期によって変動します。引越しには明確な繁忙期があり、依頼が集中する時期には相場が高くなるのです。

この記事では引越しの繁忙期が何月に訪れるのか、反対に依頼が少ない時期はいつなのかを解説。繁忙期の引越しが避けられない場合、少しでも安く済ませるコツや、繁忙期の引越しの注意点などもご紹介します。

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引越しの繁忙期はいつ?

引っ越し業者が荷物を運んでいる写真 引っ越し業者が荷物を運んでいる写真

まずは、引越し業者に依頼が殺到する繁忙期と、依頼件数が落ち着く繁忙期について、国土交通省が発表した実際のデータをもとに詳しく解説しましょう。

3月~4月が繁忙期

引越し業者の繁忙期は、年度の変わり目である3月~4月です。この時期は、進学や就職・転職に伴い新しい住居で新生活を始める方が多く、それに伴い引越しの需要が最も高くなります。
特に、3月後半から4月頭にかけては依頼が集中する最繁忙期。
国土交通省の調査(※1)によると、繁忙期の引越し件数は依頼の少ない月と比べて2倍以上に跳ね上がっています。


これを受けて、国土交通省(※2)や全日本トラック協会(※3)ではスムーズに引越しが行われるよう、繁忙期をなるべく避けての引越しを呼び掛けています。
※1 出典:国土交通省ウェブサイト|令和元年度における大手引越事業者6者の引越件数
※2 出典:国土交通省ウェブサイト|引越時期の分散に向けたお願い
※3 出典:公益社団法人全日本トラック協会|令和3年 引越繁忙期 ~分散引越にご協力をお願いします~

5月~2月が通常期

引越し件数が最も多い3月、4月に対し、依頼件数が落ち着く5月~2月は通常期と呼ばれます。最繁忙期の3月の引越し件数が30万件であるのに対し、通常期は平均15万件前後と約半数に落ち着いています。
11月から1月にかけて少なくなり、中でも需要が落ち込むのが1月。冬の時期、特に年始の引越し件数が少ない傾向があります。
※出典:国土交通省ウェブサイト|令和元年度における大手引越事業者6者の引越件数

繁忙期に引越すにはどんな注意点がある?

前項では、引越しは「繁忙期」とそれ以外の「通常期」とで件数に大きな差があることをお伝えしました。できれば繁忙期の引越しは避けたいものですが、3月~4月の引越しが避けられないという方も決して少なくありません。
ここからは、繁忙期の引越しで押さえておきたい注意点について解説します。

引越し料金が上がってしまう

繁忙期の引越し業界は、供給より需要が高まる、いわゆる売り手市場ですので、引越し料金が高くなります。詳しいデータを見てみましょう。

通常期の引越し見積もり額の平均は平日が88,938円、土日・祝日が89,423円であるのに対し、繁忙期は平日が125,154円、土日・祝日が125,604円と40,000円近く跳ね上がっています。

繁忙期の引越しを予定している方は、通常期ではなく繁忙期の料金を参考に予算を組みたてておく必要があります。

引越し料金 平均見積もり額
平日 土日・祝日
通常期 88,938円 89,423円
繁忙期 125,154円 125,604円

※出典:引っ越し見積もり比較サイト SUUMO |引越し見積もり料金が一番安くなる時期を徹底調査。月別料金データと引越し代を安くするコツ|2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータより算出されたデータを参照

予約が取りにくくなる場合も

繁忙期の引越しは、予約が取りにくくなるというデメリットもあります。繁忙期には引越し業者に依頼が集中するため人手が足りず、希望の日時の引越しが叶わない場合もあるので注意が必要です。

繁忙期の引越しが避けられない場合はなるべく早く申し込んでおくのがおすすめ。遅くとも1カ月前までには予約を済ませておきましょう。

可能であれば繁忙期を避けるのがおすすめ

3月、4月の繁忙期は引越し料金が高くつき、また予約が取りづらいというデメリットもあります。一方で、通常期なら価格が安く、希望の日時も通りやすいため、可能ならば繁忙期を避けての引越しがおすすめです。

また、繁忙期の中でも、最も依頼が集中する3月下旬~4月上旬の予約は避け、3月上旬か4月中旬以降の日取りを押さえれば見積もり額が比較的安く、引越しの日取りも押さえやすい傾向にあります。繁忙期に引越しをしなくてはならない方もこの点は押さえておきましょう。

繁忙期の引越しを安くするには?

資料とペンを持った引っ越しの作業者と女性が会話をしている写真 資料とペンを持った引っ越しの作業者と女性が会話をしている写真

繁忙期の引越しには少なからずデメリットや注意点がありますが、進学や就職の都合で繁忙期の引越しが避けられないケースも少なくありません。繁忙期の引越しでも、少しでも費用を安く済ませる方法はあるのでしょうか。
ここからは、引越し料金を安くするためのコツについて解説します。

引越し費用の見積もりを比較する

引越し業者を選ぶ際は、複数の会社から見積もりを取り料金を比較してみましょう。同じ条件でも会社によって提示する見積り金額は異なるので、引越しの費用を安く済ませたい場合は重要な手順です。

いくつかの見積もりを比較検討することを「相見積もり」と呼びます。引越しに限らずサービス利用の際にはよく取られる方法です。相見積もりのメリットとしては、価格が1番安い業者を選べるだけでなく、他社の見積もりを提示することで、利用したい業者との価格交渉が有利になる点が挙げられます。

相見積もりの際は、見積もりの明細をしっかり確認するのもポイントです。
基本的に、引越し料金は「基本運賃」「実費」「付帯サービス・オプションサービス」から構成されています。
「基本運賃」はトラックの大きさや作業時間、荷物の移動距離に応じて基準が定められた料金のこと。「実費」は作業員の人件費や使った梱包資材、有料道路の利用料などで、「付帯サービス・オプションサービス」は「大物家具・電化製品の荷造り、荷解き」「搬入・搬出」「荷物の運搬」以外の作業に発生する料金のことです。
見積もり項目の中で不要だと思った部分は頼まないなどといった工夫も大事になります。

また、各社サービスやオプションも異なるため、自分に合ったプランを選びやすいのもポイント。相見積もりを賢く活用して、最適な引越し業者を選びましょう。

相見積もりを取る際には、引越しのスケジュールや荷物の内容をきちんと確定しておくことが大切です。詳細が決まっていないまま見積もりを取っても、後々荷物の追加などがあった場合に価格が変わってしまう可能性があります。
また、複数の業者に見積もりに来てもらうときは、業者同士がバッティングしないよう注意しましょう。業者を待たせてしまったり、最悪の場合には見積もりを断られてしまったりするリスクもあります。

平日を選ぶ、月末・月初を避ける

引越し料金を安く抑えるためには、引越し業者に依頼が舞い込みやすい土日や月末・月初を避けるのも大切です。土日や祝日に合わせて引越す方が多いため、予約が取りづらく価格もやや高めに設定されている傾向にあります。

また、賃貸の契約日などの関係で、月末や月初にも引越しが集中しやすいため、月末や月初も極力避けましょう。
業者のスケジュールに余裕がある日ならば日時の希望が通りやすく、値段の交渉にも応じてもらいやすいというメリットもあります。

引越し業者の多くは、月々の引越しの価格や安くなりやすい曜日などをカレンダーで公開しています。より詳しく比較検討したいという方は、各社のWebサイトを参考にしましょう。

作業日・作業時間帯に融通をきかせる

スケジュールが許す限り、作業日や作業時間帯に融通をきかせるのも1つの手です。引越しの時間帯で1番人気なのは午前中。そのため、一般的に午前中を指定するとどうしても価格は上がってしまいます。

例えば、「フリープラン」「フリー便」など、業者に任せて日時を設定するプランを選択すれば、同じ時期でも引越し費用がより安く済みます。同じ日に近隣の依頼を済ませることができれば業者にとって都合が良いため、日時を「お任せ」にしたほうが割引の適用や値引き交渉がしやすいです。

ただし、2件目・3件目以降は疲れから作業員の集中力や作業効率が落ちやすいというデメリットもあります。また、新居への到着があまり遅くなってしまうと、ガスの開栓作業など新居で初日にやるべきタスクがこなせなくなってしまうことも。遠距離の引越しなどには適さない方法なので注意しましょう。

大安を避ける

大安など、古くから縁起が良いとされている日は現在でも引越し日として選ばれやすいため引越しの需要が上がり、価格もやや高い傾向にあります。
新しいスタートを切る日として大安はふさわしい日ですが、縁起よりも費用を重視したい、大安でなくとも気にならないという方は、あえて避けても良いでしょう。

どうしても縁起の良い日を選びたいのなら、大安以外の吉日を選ぶのもおすすめです。
例えば、物事を始める最適な日とされる「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」や何をするのも良い日になるとされる「天赦日(てんしゃび)」といった日も引越しに向いています。ほかにも天恩日(てんおんび)や大明日(だいみょうにち)、月徳日(つきとくにち)など、縁起の良い日はたくさんあるので、これらの中で見積もりが比較的安い日取りを決めるのも1つの方法です。

荷物を減らす

引越し料金を下げたいなら荷物を減らすのもおすすめです。
前述の通り、引越し料金のうち「基本運賃」や「実費」は荷物の量によっても価格が左右されます。また、バイクや車、絵画、ピアノなど特殊な輸送方法が必要な荷物にはオプション料金が発生することも。

運べる荷物は自分で運んだり、不要なものは引越し前になるべく処分したりして、引越しをする上でどうしても必要な作業のみを業者に依頼することでこれらの料金をカットすることが可能になります。

引越しは生活を見直すチャンス

ここまでご紹介したように、引越しにかかる費用を安くするためには、引越しの時期や曜日、時間帯など日時の工夫や見積もりの方法、荷物を減らすなどさまざまな方法があります。
引越しのときにこれらの工夫を実践したら、新生活でも節約にチャレンジしてみましょう。引越しは毎月の固定費を見直し、生活を見直す良いチャンスになります。

引越しは断捨離・買い替えのチャンス

引越しは、普段手をつけない収納の奥や倉庫の中などに眠っている不用品を整理し処分するチャンスです。新生活に必要がないものならば、これを機に思い切って処分してしまいましょう。

不用品の処分方法は自治体への回収依頼や、回収業者の利用などいくつかありますが、まだ使えそうな状態ならばリサイクルショップやフリマアプリ、ネットオークションなどで買い取ってもらうのがおすすめ。
また、引越し業者の中にも家具や電化製品などの引き取りや買い取りを行うオプションサービスがついているところもあります。

さらに、古い電化製品を買い替えれば、新居での電気料金の節約も期待できます。電化製品の省エネ技術は日々進歩しており、例えば冷蔵庫は10年前より49%(※)も電気を節約できることがわかっています。

引越しを機に持ち物を整理して、すっきりとした気持ちで新生活を始めてみてはいかがでしょうか。
※出典:経済産業省「省エネ家電を選びましょう!」

電気・ガス・インターネットなど固定費見直しもおすすめ

引越しを機に電気やガス、インターネットプロバイダーなどの固定費を見直すのもおすすめです。
引越しの際に必須の手続きとなるのがライフラインの使用停止・使用開始手続きやインターネットの住所変更、プロバイダーの解約・契約などです。引越しに伴い住環境や世帯人数、ライフスタイルなどが変わる場合は、同じ契約先でも料金プランの変更が必要になります。

また、生活が旧居とさほど変わらないという場合でも、固定費を見直して契約先を変えてみたり、自分のライフスタイルに合ったものに変更したりすることで固定費の節約につながることも。

持ち物だけでなく、こうした要素も見直すことで生活を一新できます。

引越しを機に電力会社も見直してみよう

固定費の見直しの一環としておすすめなのが電気料金プランや電力会社の見直しです。今まで何となく大手電力会社を選んでいたという方も、引越しを機に契約先を見直してみるのがおすすめです。

お引越しのタイミングは、電気会社の変更やプラン見直しの絶好のチャンスです。お引越し後の部屋の広さや人数に合ったプランを選び、電気料金の節約につなげましょう。

Looopでんきの「スマートタイムONE」は、時間帯によって単価が変動するプランです。アプリと連動し、新生活でもゲーム感覚で楽しみながら「ピークシフト」を取り入れられます。

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