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引越しで冷蔵庫を自分で運ぼうと考えているなら、正しい運び方を理解するのがおすすめです。計画的に実行することで、冷蔵庫と中のものを傷めずに運べるでしょう。冷蔵庫の適切な運び方や運搬手順、搬出時の注意点について解説します。

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冷蔵庫を運ぶ前にしておくべきこと

何も考えずに冷蔵庫を運び出してしまうと、さまざまなトラブルが発生する恐れがあります。まずは冷蔵庫を運ぶ前にしておくべきことを確認しておきましょう。

引越し前日に電源を抜く

冷蔵庫を運ぶ際は、引越し前日に電源を抜いておきましょう。搬出作業の16~24時間前には電源を抜いておくことが、各メーカーで推奨されています。

前もって冷蔵庫の電源を抜く理由は、庫内の霜を完全に溶かすためです。霜が溶け切らないうちに冷蔵庫を運ぶと、輸送中に霜が溶けて水が発生し、他の荷物を濡らしてしまいかねません。冷蔵庫自体が故障するリスクもあります。

古いタイプの冷蔵庫は、搬出作業の16~24時間前に電源を抜いても間に合わない恐れがあるため、より早めに電源を切っておきましょう。

食材や調味料を外に出す

冷蔵庫の電源を抜いてから搬出作業までの間は、冷蔵庫として機能しません。庫内の食材や調味料は外に出し、クーラーボックスや発泡スチロールで一時保管しておきましょう。

冷蔵や冷凍が必要ない物も外に出すのがおすすめです。庫内に入れっ放しにしておくと冷蔵庫が重くなり、運搬しにくくなってしまいます。引越し業者に運搬を依頼する場合は、冷蔵庫の中身が入っていると運搬してもらえないこともあります。

引越しの10日~1週間程度前から、冷蔵庫の食材を使い切れるように計画を立てておけば、スムーズに中身を空にすることが可能です。

冷蔵庫の中身を外に出したら、ついでに冷蔵庫の掃除もしておきましょう。冷蔵庫はなかなか掃除をする機会がないため、引越しで中身が空になった時がチャンスです。

水抜きを行う

冷蔵庫を運ぶ前は、冷蔵庫に溜まった水も抜いておかなければなりません。水抜きを行わずに運び出すと、運搬中に水漏れが発生してしまいます。

水抜きの方法は機種によりさまざまです。一般的には、水受け容器に溜まった水を捨てるだけのタイプや、排水栓から水を外へ逃がすタイプなどがあります。

水抜きを行えば冷蔵庫が軽くなる点もポイントです。大型冷蔵庫は重量がかなり重くなるため、できるだけ軽くするためにも水抜きを行っておきましょう。

冷蔵庫の運び方【自分で運ぶ場合】

冷蔵庫は自分で運ぶことが可能ですが、壁・床や冷蔵庫を傷付けないように注意しなければなりません。自力で運ぶ場合のコツも紹介します。

壁や床に養生をする

冷蔵庫を自分で運び出す場合は、壁や床に養生をしましょう。何もしない状態で冷蔵庫を移動させると、壁や床に傷を付けてしまう恐れがあります。賃貸物件に住んでいるなら特に注意が必要です。

容量150Lの単身向けタイプでも、重量は約30kgあります。1人で持てる重さであっても、形状が持ちにくくなっているため、バランスを崩すと簡単に壁や床を傷付けてしまいます。

運搬ルートの壁や床にクッション材を貼っておけば、建物を保護できるため安心です。一般的な養生資材がない場合は、段ボールで代用できます。とにかく何らかの手段で壁や床を守る意識を持ちましょう。

中身を固定し外側を梱包する

冷蔵庫を運ぶ際は、壁や床の養生だけでなく、冷蔵庫自体も養生で保護しましょう。吸収力のある毛布や梱包材で冷蔵庫を包んでおけば、冷蔵庫と建物の双方が傷つきにくくなります。

冷蔵庫のドアや内部もしっかりと固定することが重要です。毛布や梱包材で養生する前に、ドアや内部をシートやテープで固定しておきましょう。

冷蔵庫の養生が甘い場合は、冷蔵庫が毛布や梱包材から滑り落ちる恐れがあります。冷蔵庫を軽く包むのではなく、滑り落ちないようにしっかりと固定してから運搬を始めましょう。

自分で運ぶ際のコツ

冷蔵庫を玄関まで運ぶときには、毛布を活用するのがおすすめです。床に敷いた毛布に冷蔵庫を乗せ、毛布を滑らせるようにして冷蔵庫を移動させれば、比較的楽に運べます。

玄関からトラックまでの冷蔵庫の移動は、台車を使うと楽です。冷蔵庫を台車に乗せられさえすれば、1人でも玄関からトラックまで運搬できます。

自力での冷蔵庫の搬出で最も困難なのが階段の移動です。1人で階段を運ぶ場合は、冷蔵庫に荷締めベルトを2つ取り付けて担ぐ方法があります。

いずれの方法も1人では危険を伴うため、自力で搬出できないと感じたら無理をせず、引越し業者に依頼しましょう。

冷蔵庫の運び方【自力では無理な場合】

自力で冷蔵庫を運び出せればコストを削減できますが、建物や冷蔵庫を傷付ける恐れがあるほか、ケガ・腰痛などのリスクもあります。自力では無理な場合は業者を利用しましょう。

引越し業者に運搬を依頼する

冷蔵庫を自分では運べないと感じたら、引越し業者に運搬を依頼するのがおすすめです。冷蔵庫の内部やドアをテープで固定しておけば、後の養生は業者が全部してくれます。

大半の引越し業者では、家具・家電のみの引越しプランを利用することが可能です。ただし、家具・家電のみの運搬は需要がそれほどないため、ネット検索でも限られた業者しか見つからないでしょう。

ネット検索では家具・家電のみの引越しプランが見つからない場合も、利用したい業者があるなら冷蔵庫のみの運搬を相談すれば、対応してくれる可能性が高くなります。

相見積もりで料金を比較しよう

冷蔵庫の運搬で引越し業者を利用する場合は、複数の業者から相見積もりを取りましょう。3~5社から見積もりを出してもらい、比較検討するのがおすすめです。

業者が提示した見積もりを見れば、費用の内訳がわかります。何にいくらかかっているのかを把握できるため、総額を比較する場合に比べ、より高精度な費用の検討が可能です。

業者によっては相見積もりをとるだけで安くしてくれることもあります。割引の余地を残して見積もりを提示する業者も多いため、できるだけ相見積もりで料金を比較しましょう。

冷蔵庫を運ぶ際の注意点

冷蔵庫を自力で運び出す場合、横向きで運ぶのはNGです。また、重い冷蔵庫は無理に1人で作業しようとせず、誰かに手伝ってもらいましょう。

横向きで運ばない

冷蔵庫は立てた状態で運ぶのが基本です。横向きにするとコンプレッサー内のオイルが冷却システムに流れ込み、冷蔵庫の故障を引き起こしてしまう恐れがあります。

どうしても寝かせなければ冷蔵庫を運搬できない場合は、新居に設置した後30分~1時間後に電源を入れましょう。移動時にできるだけ振動を与えないようにすることもポイントです。

冷蔵庫をトラックの荷台に載せた後も、運搬中に横向きにならないよう、立てたままロープでしっかりと固定する必要があります。

自分で運ぶ場合は誰かに手伝ってもらう

冷蔵庫を素人が1人で運ぶのは非常に危険です。大きいタイプや重いタイプの冷蔵庫を1人で運ぶと、前が見えなくなったりバランスを崩したりして、転倒する恐れがあります。

階段を1人で持って運ぶ場合も、誰かに手伝ってもらいましょう。冷蔵庫を支えてもらうだけでも、1人で持つより軽く感じるようになります。

容量が400L以上の大型冷蔵庫は、慣れていなければ1人でトラックまで運ぶのは困難です。建物にエレベーターがある場合も、冷蔵庫がエレベーターに入らなければ階段を利用しなければならないため、複数人で運びましょう。

古い冷蔵庫を処分するときのポイント

引越しを機に古い冷蔵庫を処分する場合は、リサイクルに出す必要があります。新しい冷蔵庫の選び方もチェックしておきましょう。

冷蔵庫は家電リサイクル法の対象

冷蔵庫・エアコン・テレビ・洗濯機の4品目は、特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)に基づき適切な方法で処分する必要があります。

家電リサイクル法の対象となる4品目の処分時には、リサイクル料金を支払わなければなりません。リサイクル料金はメーカーや機種により異なります。

指定引取場所へ自分で持ち込む以外の方法では、収集運搬料金も負担する必要があります。収集運搬料金とは、回収場所から指定引取場所まで運ぶ際に発生する料金です。

※出典:特定家庭用機器再商品化法 | e-Gov法令検索

※出典:2022年4月版 リサイクル料金 一覧表 | 家電リサイクル券センター

冷蔵庫のリサイクル方法

冷蔵庫の主なリサイクル窓口は、自治体の委託業者・家電量販店・指定引取場所・不用品回収業者の4つです。指定引取場所のみ、自分で家電リサイクル券を準備する必要があります。

自治体の委託業者は自宅前まで回収に来てもらえますが、冷蔵庫の搬出は自分で行わなければなりません。運び出す作業も業者にお願いしたい場合は、不用品回収業者を利用しましょう。

家電量販店でリサイクルしてもらう場合は、自分で持ち込む必要があります。ただし、買い替えた冷蔵庫を自宅まで配送してもらうケースでは、配送業者に引き取ってもらえることもあります。

買い替えるなら省エネ性能を確認

引越しを機に冷蔵庫を買い替えるなら、省エネ性能をチェックしましょう。近年は家電の省エネ化が進んでいるため、冷蔵庫を省エネ性能で選べば電気代を抑えやすくなります。

電化製品の省エネ性能は、省エネ法に基づくトップランナー制度により向上が図られています。トップランナー制度は、省エネ性能の目標基準を満たすことを各メーカーに求める制度です。

トップランナー基準をクリアしている電化製品には、グリーンの省エネ性マークが表示されています。新しい冷蔵庫を選ぶ際は、省エネ性マークも意識してみるのがおすすめです。

※出典:省エネ性能カタログ2020年版 P6 | 経済産業省資源エネルギー庁

省エネ法についてもっと詳しく知りたい方はこちら

引越しのタイミングで電力会社も見直そう

引越しで冷蔵庫を運び出す場合は、運び方のポイントを押さえておく必要があります。建物や冷蔵庫に傷を付けないためにも、適切な運び方を理解しましょう。

お引越しのタイミングは、電気会社の変更やプラン見直しの絶好のチャンスです。お引越し後の部屋の広さや人数に合ったプランを選び、電気料金の節約につなげましょう。

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