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再エネ賦課金の写真 再エネ賦課金の写真

電力の売買が行われるJEPXは、電気料金の形成に大きく関係する市場です。価格変動の仕組みを理解すれば、電気料金が高くなる理由がわかりやすくなります。本記事では、JEPXの基本や取引市場の種類、料金プランとの関係を詳しく解説します。

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JEPXの基礎知識

現在の日本の電力制度は、JEPXを通じた市場取引によって支えられています。まずは、JEPXの仕組みを見ていきましょう。

JEPXとは

JEPX(ジェーイーピーエックス/ジェイペックス)とは、日本で唯一の電力卸売市場として運営されている取引所です。正式名称は「一般社団法人 日本卸電力取引所(Japan Electric Power Exchange)」で、発電事業者と小売電気事業者が電力を取引する場として運営されています。
電力自由化の進展により、日本では大手電力会社による地域独占体制から、発電や小売に多くの事業者が参入できる仕組みへと移行しています。この変化に対応するため、新規参入者を含むすべての事業者が公平に電力を調達できる公的な市場が必要となりました。また、市場を通じた取引により、効率的な供給と価格形成を実現することも求められました。
このような背景から2003年にJEPXが設立され、2005年より本格的に取引がスタートしています。現在ではスポット市場を中心に、日本の電力需給の調整や価格指標の提供において重要な役割を担っています。
※出典: JEPX

JEPXの取引の仕組み

JEPXは、発電事業者が売りに出す電力を小売電気事業者が購入する電力卸売市場です。取引は会員制で、参加できるのは発電・小売など電力関連の事業者に限られます。市場で決まる価格は「市場価格」と呼ばれ、需給バランスによって変動します。
取引は1日を30分ごとの48コマに分け、各コマごとにオークション形式で入札を行うのが基本です。電気は大量に蓄えることが難しいため、短い時間単位で需給を一致させる必要があります。市場には複数の取引市場があり、目的や受け渡し時期に応じて使い分けられています。
JEPXでは取引が成立すると「約定価格」が決まります。約定価格とは、売り手と買い手が提示した価格・数量が一致したときに確定する取引成立価格のことです。この価格が、各30分コマにおける卸電力取引の指標価格として用いられます。
約定価格の算定方式には、入札を集計し交点で価格を決める「ブラインド・シングルプライスオークション方式」と、条件が合致した時点で価格が決まる「ザラ場方式」があり、どちらも売り手と買い手の条件が一致した時点で取引が成立する仕組みです。

JEPXの取引市場の種類

JEPXには、電力の取引目的や受け渡し時期に応じて複数の市場が設けられています。ここでは、主な市場の特徴を整理して紹介します。

スポット市場(一日前市場)

スポット市場は、JEPXの中で最も取引量が多く、電力価格の指標として広く利用されている中心的な市場です。翌日に受け渡す電気を対象とし、1日を30分ごとに48コマに区切り、それぞれの時間帯に必要な電力量を入札します。
価格はブラインド・シングルプライスオークション方式によって決定され、売り手・買い手が提示した価格に関わらず、約定した単一価格で取引される仕組みです。この方式により、市場参加者間の公平性が担保され、透明性の高い価格形成が可能になります。
また、スポット市場は需給変動を最も反映しやすい特徴があり、気温や日射量の変動、需要の急増などの影響を受けて、価格が大きく動くことがあります。小売電気事業者の調達戦略にも直結する、電力市場全体の中核となる市場です。

時間前市場(当日市場)

時間前市場は、スポット市場で決めた翌日の計画だけでは吸収できない需給のズレを調整するための市場です。発電設備の突然の停止や、気温上昇による冷房需要の急増など、当日に発生する予期せぬ変化に対応するために用いられます。
取引はスポット市場と同じく30分単位で行われますが、価格決定方式はザラ場方式が採用されています。売り注文と買い注文が一致した時点で約定し、リアルタイムに近い形で価格が決まるため、直前の需給状況を細かく反映できるのが特徴です。
電力の安定供給には需給調整が欠かせないため、時間前市場は実務的に重要な役割を担っています。

先渡市場

先渡市場は、将来の特定期間に受け渡す電気を事前に購入・販売する市場です。先物取引に近い性質を持ちます。取引量は多くありませんが、リスクヘッジ手段として一定の役割を持つ市場です。
商品は「週間型」「月間型」「年間型」があり、それぞれに「24時間型」「平日昼間型」などの時間帯が設定されています。消費の多い時間帯の価格上昇に備えたい場合など、事業者は必要な期間を選んで電気を確保することが可能です。
価格変動リスクを抑えたい小売事業者にとって有効な手段であり、将来の調達コストを安定させる目的で活用されます。取引方式はザラ場方式で行われ、売り手・買い手の価格が一致した時点で約定します。

ベースロード市場

ベースロード市場は、石炭火力・原子力・一般水力など、低コストで安定的に稼働する「ベースロード電源」を対象に取引する市場です。
従来、これらの電源は大手電力会社が大部分を保有していたため、新電力が調達しにくい状況が続いていました。その結果、新電力が価格面で不利になるケースも多く、競争環境の公平性が課題となっていました。
こうした状況を改善するため、2019年にベースロード市場が創設され、大手電力会社に対し、一定量の供出が求められる制度設計となっています。取引は年4回(7月・9月・11月・1月)実施され、翌年度1年間のベースロード電源を確保することが可能です。
価格はスポット市場と同様にシングルプライスオークション方式で決まり、安定的な電源調達を求める事業者にとって重要な役割を果たしています。

非化石価値取引市場

非化石価値取引市場では、太陽光・水力・地熱・バイオマスなど、CO₂を排出しない発電方法によって生まれる「環境価値」を証書として売買します。非化石証書を購入することで、企業は使用する電力が実質的にCO₂排出ゼロであると示すことができ、脱炭素経営を進めるうえで重要な手段となっています。
非化石価値は電気そのものと切り離して取引されるため、どの電気会社を利用していても、証書を購入すれば環境価値を付与することが可能です。2018年に市場がスタートし、制度改正を経て、現在は、一定の条件のもとで電力ユーザー自身が直接購入できる仕組みが整っています。

JEPXスポット市場と電気料金プランの関係

電力会社の電気料金プランには、固定型と市場連動型があります。JEPXスポット市場とそれぞれの関係を見ていきましょう。

固定型は市場価格変動の影響を受けにくい

固定型プランは、基本料金や電力量料金単価が契約期間中にある程度固定されているプランです。電力自由化以前から採用されている最も一般的な料金体系であり、現在でも多くの電力会社が採用しています。
固定型プランはJEPXスポット市場の価格変動をほとんど受けず、市場価格が急騰した場合でも従量単価は変動しないため、電気料金の見通しを立てやすい点がメリットです。
ただし、燃料価格の変動を反映する「燃料費調整額」は毎月変わることから、市場価格が安定していても化石燃料価格が高騰すると電気料金が上がる可能性があります。

市場連動型は市場価格に応じて電気料金が変動する

市場連動型プランは、JEPXスポット市場における30分ごとの取引価格を電力量料金単価に反映する料金体系です。市場価格が低い時期には電力量料金も下がるため、電気の使い方次第では従来の固定型プランより電力コストを抑えられるメリットがあります。
一方で、気温の急変や発電燃料の不足、需給逼迫などで市場価格が高騰すると、連動して電気料金が上がる可能性があり、支出の予測が難しくなる点がデメリットです。
価格が低い時間帯を上手に選べば、無理なく電気代を抑えられるのが市場連動型の魅力です。生活スタイルに合わせて電気を使えるご家庭なら、メリットを実感しやすいでしょう。
市場連動型についてもっと詳しく知りたい方はこちら

市場連動型プランならLooopでんき

JEPXスポット市場の取引価格が電気料金に反映される市場連動型プランに興味があるなら、Looopでんきの「スマートタイムONE」をチェックしてみましょう。ここからは、スマートタイムONEの特徴や電気代節約のポイントをご紹介します。

スマートタイムONEの特徴とメリット

Looopでんきの「スマートタイムONE」は、30分ごとに変動する電力量料金単価を活用し、電気代を無理なく節約できる市場連動型プランです。電気を使う時間帯を少し工夫するだけで、固定型プランよりも電気代が安くなる可能性があります。
また、スマートタイムONEは解約金0円・契約期間の縛りなしで利用でき、自分に合わないと感じたときは自由に切り替えられます。市場連動型が初めての家庭でも安心して試せる点がメリットです。
Looopでんきは再生可能エネルギーの普及を目指して事業を展開しており、電気の使い方次第で再エネが余りやすい時間帯の電気を活用できます。日常の中で環境貢献につながる選択ができる点も、スマートタイムONEを選ぶ魅力の一つです。
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スマートタイムONEで電気代を節約するコツ

料金単価が下がる時間帯へ電気の使用を移す「ピークシフト」を意識すると、節約効果が高まります。洗濯機・乾燥機・食洗器など、電力消費の大きい電化製品を安い時間帯にまとめて使用するだけで、無理なく電気代を抑えられるのが特徴です。
このような工夫を日常に取り入れることで、市場連動型プランのメリットを最大限に生かせるでしょう。
また、Looopでんきが提供する独自アプリを活用すれば、ピークシフトや節電が必要なタイミングをひと目で把握できるため、どの時間帯を意識して電気を使えばよいのかを判断しやすくなるでしょう。

JEPXの仕組みや取引市場の種類を理解しよう

JEPXは、発電事業者と小売電気事業者が電力を売買する場として価格形成に大きく関係する、日本唯一の卸電力市場です。スポット市場や時間前市場など複数の市場があり、需給バランスで価格が変動します。
JEPXの仕組みや取引市場の種類を理解すれば、電気料金が変動する理由もわかりやすくなります。電気代の節約を図りたい方は、JEPXの市場価格と連動する市場連動型プランもチェックしてみましょう。

光熱費を抑えたいと考えている方は、Looopでんきの「スマートタイムONE」を検討してみませんか。このプランは、電気料金が30分ごとに市場価格に合わせて変動する仕組みを採用しており、電気をたくさん使うご家庭でも、料金が安い時間帯を上手に活用すれば無理なく電気代を節約できます。

電気料金は毎月発生する固定的な支出であり、家計に大きな影響を与えるため、管理と最適化が重要です。「スマートタイムONE」は、契約期間に縛りがなく、解約手数料もかかりません。家族の生活スタイルに合わせて、柔軟に利用できる点が特長です。

また、専用アプリを使えば、電気の使い方を効率的に管理できます。電気の使用量や料金を30分ごとに確認でき、月末の電気代を予測して家計の計画を立てやすくなります。お子さまのいるご家庭でも、無駄遣いを防ぎながら安心して電気を使える仕組みが整っています。

実際にLooopでんきを利用しているお客様の声をご紹介します。

「以前契約していたところよりも安く、どのくらい使用してどのくらいの料金だったのかも分かり、前月以降の料金もあって比較が出来て非常にありがたいです。」

「アプリを見ながら家族と使う時間のシフトを楽しんでいます。金曜日は単価をみて土日の予定を立てます。結果に繋がるのがゲーム感覚で楽しい!」

Looopでんきの「スマートタイムONE」は、家族みんなで安心して利用できるシンプルでお得なプランです。まずは今の生活に合った電気代の見直しをしてみませんか。

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