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ドラム式洗濯機から洗濯物を取り出している画像 ドラム式洗濯機から洗濯物を取り出している画像

自宅で使う毛布の洗濯、どうしていますか?クリーニングに預けたり、コインランドリーで洗濯したりする方法もありますが、最も手軽なのは自宅の洗濯機で洗うことです。

ほかの洗濯物よりも大きく厚みのある毛布もコツを押さえればきちんと洗うことができます。

この記事では、自宅で毛布を洗濯するメリット、洗う際のコツや注意点、洗濯機で洗う場合の電気代や水道代まで解説します。

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毛布を洗濯機で洗うメリット

毛布を洗濯する主な方法としては、自宅の洗濯機で洗う、コインランドリーを使う、クリーニングに出すという3つがあります。それぞれ違った特徴がある中で、洗濯機で洗うことにはどんなメリットがあるのでしょうか。

節約につながる

毛布を自宅の洗濯機で洗うメリットとしてまず挙げられるのが、家計の節約になる点です。

寒い季節は毎日使う方も多い毛布。一般的に1カ月に1回ほどの頻度での洗濯が好ましいとされています。

大きなサイズの毛布を毎回クリーニングやコインランドリーで洗うと、コストがかかるため、節約を考えている方には特に自宅での洗濯がおすすめです。

毛布の洗濯にかかる電気代や水道代はこの記事で後ほど詳しく解説するので、併せて参考にしてみてください。

こまめに洗える

時間が空いたときや汚れたときに毛布をこまめに洗えるのも、自宅での洗濯の大きなメリットです。

クリーニングに預けると仕上がりまで数日~1週間程度待たなくてはならず、コインランドリーはエリアによっては自宅から遠い場所にあることも。
かさばる毛布を店舗に持っていくのは大変ですし、コインランドリーも洗い終わった毛布を乾燥機へ移し替えるのは手間です。なによりわざわざ外に出て行く時間を確保する必要があり、必要なときにすぐに洗濯したいときなどには向きません。

その点、自宅での洗濯は外出することなく手軽にできて、洗濯中にほかの用事を済ませることもできます。毛布をこまめに洗って清潔に保ちたいという方や、小さな子どもやペットがいるなど毛布が汚れやすいご家庭では、洗濯機で洗うのがおすすめです。

毛布を洗濯機で洗う際のコツ・注意点

選択表示を手で持って確認している写真 選択表示を手で持って確認している写真

続いて毛布を洗濯機で洗う際のコツと注意点について見ていきましょう。

毛布の大きさや素材、汚れ方によって洗う手順や方法が変わるので、これから解説するポイントを押さえて洗濯することが大切です。また、よりきれいに洗うためのコツもご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。

洗濯表示をチェック

毛布を洗濯する前に、まずは縫いつけられているタグに印刷されている洗濯表示をチェックしておきましょう。

洗濯表示の項目は基本的に洗濯・漂白・乾燥・アイロン・クリーニングの5つで、可能・不可能、方法の指定などが図と文字で示されています。温度指定を守らなかったり、漂白不可などの指定に従わなかったりすると、生地を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。

毛布を洗濯機で洗う場合は、主に洗濯、漂白、乾燥の表示をしっかり確認しましょう。
毛布によっては、熱風を当てながら乾かす「タンブル乾燥」を不可としているものもあります。乾燥機を使いたいときは、使用の可・不可を事前にチェックすることが大切です。

洗濯機の容量をチェック

サイズが大きい厚手の毛布を洗う前には、洗濯機の容量をチェックすることも重要です。

大きな毛布を無理に洗ったり、一度にたくさんの毛布を洗濯したりすると、うまく汚れが落ちない、洗濯機の故障につながるなどトラブルのもとになります。

洗濯機の取扱説明書の多くは、洗える衣類の量が具体的に記載されています。指定の容量を超えるようならば、コインランドリーやクリーニングを活用しましょう。

汚れやシミは先に落とす

洗濯機に入れる前に毛布に汚れやシミがないかチェックして、あらかじめ落としておくのもきれいに洗うコツの1つです。

食べ物のカスなど汚れのかたまりは取り除き、汚れの部分に洗剤を直接つけてブラシなどで洗います。血液汚れは水で、油汚れはお湯での予洗いが効果的です。また、吐しゃ物や排せつ物は細菌やウイルスに感染する恐れがあるので、手袋とマスクを付けて、着ている服や手などに汚れが付着しないよう気をつけて洗いましょう。

洗剤・柔軟剤選びのポイント

毛布の素材によって適切な洗剤・柔軟剤が変わることも押さえておきましょう。
例えば、ウールのようなデリケートな素材なら中性のおしゃれ着用洗剤が適しています。ウール以外の毛布でも、風合いを保ちたいと考えるならばおしゃれ着用洗剤の使用がおすすめです。

また、淡いカラーの毛布なら蛍光剤の入っていない洗剤を、濃いカラーの毛布なら漂白剤が入っていない洗剤を使うことで毛布の色合いを損ねず洗濯できます。蛍光剤には白地のものをより白く見せる働きがあり、漂白剤にはシミや汚れの色素を分解する働きがあります。どちらも気に入っているカラーの毛布を洗う際には注意が必要です。

ふんわりとした肌触りを保ちたいならば柔軟剤も使いましょう。柔らかくふっくらとした仕上がりになるだけでなく、静電気の防止効果も期待できます。

保温目的だけでなく、見た目や肌触りも気に入っている毛布ならば、このように洗剤や柔軟剤の違いを知っておくことが大切です。

毛布コースがあれば利用する

洗濯機に毛布コースが搭載されていればそれを活用しましょう。毛布コースは通常よりも多めの水量でゆるやかに洗う、生地に優しい運転が特徴です。

毛布コースがない場合は、弱水流コースや手洗いコースを選択しましょう。ノーマルコースよりも優しく洗えるので、毛布の手触りや風合いを損なう心配が少なくて済みます。

直接肌に触れている側がきれいになるように洗う

毛布を洗濯機に入れるときのたたみ方や入れる方向によっても、仕上がりに差が出ます。

毛布の直接肌に触れている部分が外側になるようにしてジャバラ状に折り、洗濯槽の大きさに応じてさらに折りたたんで洗濯機に入れるのが基本的な方法です。一番汚れている部分を表にしておくことで、汚れが落ちやすくなります。
また、汚れている部分が洗濯機の底に向くようにして入れることで、さらにきれいな仕上がりが期待できます。

ただし、毛布コースがある洗濯乾燥機は機種によって毛布の入れ方に違いがあるので、その場合は取扱説明書の通りに実践してみてください。

洗濯機で毛布を洗うとお得?電気代と水道代は?

で洗濯機のスタートボタンを押している写真 洗濯機のスタートボタンを押している写真

毛布を洗濯機で洗うとき、気になるのが電気代や水道代です。普段の洗濯物より大きく厚手の毛布を洗うとき、具体的にはどれくらいの光熱費がかかるのでしょうか。また、ご家庭で洗濯することは本当に家計の節約につながるのでしょうか。

ここからは、一般的なご家庭の洗濯機をモデルに、毛布を洗う際の電気代と水道代を試算します。1回あたりの金額の目安がわかっていれば、家計への影響を予想することができます。ご家庭で洗うことを考えている方は参考にしてください。

<計算に用いる洗濯機のモデルスペック(※1)>
洗濯・脱水容量:10kg、乾燥容量:5kg
洗濯時の消費電力:320W、乾燥時は最大で1100W
消費電力量:定格洗濯時60Wh(※2)、定格洗濯乾燥時(20℃)2290Wh(※3)
使用水道量:定格洗濯時110L、定格洗濯乾燥時131L(※4)

以上のスペックをふまえて、毛布の洗濯1回あたりの電気代と水道代を計算します。
※1 出典:洗濯乾燥機 NA-FW100K8 詳細(スペック) | 洗濯機/衣類乾燥機 | Panasonic
※2 定格洗濯時とは、標準的な使い方で1回洗濯した場合を指します。
※3 定格洗濯乾燥時とは、標準的な使い方で1回洗濯と乾燥をした場合を指します。
※4 このモデルは乾燥時に水で排気の除湿を行う「水冷除湿タイプ」のため使用水道量も多くなります。

電気代の計算方法

それでは、電気代から実際に試算してみましょう。
電化製品の電気代の算出方法は以下の通りです。

消費電力量(Wh)÷1,000×1kWhあたりの電力量料金(円/kWh)=電気代

この計算式に、定格洗濯時の消費電力量が約60Whの製品のスペックを当てはめて計算していきます。

まず、計算式の単位はkWhなので、消費電力量は60Wh÷1,000=0.06kWhに換算。電気代の目安単価は27円/kWh(※1)とします。
計算結果は以下の通りです。

0.06(kWh)×27(円)=1.62(円)

毛布の洗濯1回あたりの電気代は1.62円となりました。
乾燥まで終わらせる場合の金額も計算してみましょう。この場合、消費電力量を2290Wh÷1,000=2.29kWhに変換します。

2.29(kWh)×27(円)=61.83(円)

毛布の洗濯乾燥1回につき、電気代が61.83円となることがわかりました。 ※1 新電力料金目安単価:27円/kWhで算出。 (平成26年4月公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会 新電力料金目安単価より)

水道代の計算方法

次に、水道代も計算してみましょう。電化製品にかかる水道代の計算式は以下の通りです。

標準使用水量(L)×1Lあたりの水道単価(円)

先ほどの電気代の計算でも参考にした洗濯機のスペックを使い、水道代を算出します。また、1Lあたりの単価は0.24円(※1)として計算します。

110(L)×0.24(円)=26.4(円)

毛布の洗濯1回あたりの水道代は約26円でした。
乾燥まで含めたときの料金はどうでしょうか。

131(L)×0.24(円)=31.44(円)

毛布の洗濯乾燥にかかる水道代は約31円となります。 ※1 1Lあたりの単価は0.24円として算出(東京都水道局より)
※水冷除湿タイプの乾燥機能では、水道使用量は洗濯のみを使った場合より高くなります。

毛布の洗濯1回あたりの電気代・水道代は?

毛布の洗濯1回あたりの電気代と水道代の合計も出してみましょう。

洗濯のみの場合
1.62(円)+26.4(円)=28.02(円)

洗濯乾燥の場合
61.83(円)+31.44(円)=93.27(円)

洗濯のみの場合、1回あたり30円以下とかなり安く毛布を洗えることがわかりました。また、乾燥を含めても100円以下なので、月1回の頻度ならばかなりお手頃と言えます。

毛布を洗濯するときの電気・水道代
電気代 水道代 合計
洗濯のみ 1.62円 26.4円 28.02円
洗濯乾燥 61.83円 31.44円 93.27円

毛布は洗濯機で洗うのは節約にも効果的?

洗濯1回あたりの電気代と水道代を確認したところで、次はクリーニングやコインランドリーの利用料金とも比較してみましょう。

クリーニング、コインランドリーとの比較

クリーニング店で毛布のクリーニングを頼むと、平均して1,000円~1,500円ほど料金がかかります。また、コインランドリーはクリーニングよりは安価ですが、400円~900円ほど。ご家庭での洗濯のコストを下回ることはほぼありません。

自宅で洗濯する際に必要なのは、先ほど計算した電気代、水道代と洗剤、柔軟剤のみ。洗剤の代金を差し引いても、自宅での洗濯が最もお得と言えるでしょう。

コスト比較表
自宅の洗濯機 93.27円
コインランドリー 1,000円~1,500円
クリーニング 400円~900円

さらに節約するには?

毛布を洗うコストをカットすることも立派な節約術ですが、より大幅な電気代の節約を考えるなら料金プランや電力会社の見直しも方法の1つです。

2016年の電力小売全面自由化後から、さまざまな電力会社で、ライフスタイルに沿った料金プランが提案されるようになりました。ご家庭の規模や生活リズムに合ったプランに見直すことで、電気代の節約につながることも期待できます。

また、大きなアンペアで大手電力会社と契約している場合、新電力と呼ばれる電気事業者に切り替えるだけで電気代が下がるケースも少なくありません。

まとめ

この記事では、毛布の洗濯方法や電気代などコストの計算と比較を行いました。

1番コストが低いのは自宅の洗濯機を使う方法です。1回あたり100円以下で洗えるので、毛布をこまめに洗いたい方や家計の節約を考える方はご紹介したポイントを押さえて洗濯機を使ってみてください。

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