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毎日の洗濯に欠かせない洗濯機は、タイプによって電気代に大きな差が生じます。特に、ドラム式は乾燥方式によって電力消費量が変わるため、選び方や使い方を知っておくことが大切です。ドラム式洗濯機の電気代や節約する方法、選び方をご紹介します。

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ドラム式洗濯機の電気代はどのくらい?

ドラム式洗濯機にはヒーター式とヒートポンプ式の2種類があり、電気代がそれぞれ異なります。まずは、ドラム式洗濯機の特徴と種類別の電気代の目安を見ていきましょう。
電気代を求める際に用いる計算式は、「消費電力(kW)×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」です。電気料金単価は、全国家庭電気製品公正取引協議会が示す目安単価31円/kWhを使います。
※出典: よくある質問 Q&A 公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会

ドラム式洗濯機の特徴

ドラム式洗濯機は、衣類を持ち上げて落とすように洗う構造のため、少ない水でもきれいに洗えるのが大きな特徴です。水をたっぷり使う縦型に比べて、衣類同士がこすれにくいため、衣類が傷みにくいというメリットもあります。
また、多くのモデルには乾燥機能がついており、外に干せない雨の日や花粉の季節にとても便利です。
ドラム式洗濯機の乾燥方式には、大きく分けてヒーター式とヒートポンプ式の2種類があります。ヒーター式は高温で一気に乾かすため、短時間で仕上がりますが電気代は高めです。一方、ヒートポンプ式は低温風で衣類をやさしく乾燥させ、省エネ性にも優れています。
このように、ドラム式洗濯機は衣類のケア・節水・乾燥機能の便利さを兼ね備えており、共働き世帯や室内干しを好む家庭から高い支持を得ています。
洗濯乾燥機についてもっと詳しく知りたい方はこちら

ヒーター式ドラム式洗濯機の電気代

ヒーター式ドラム式洗濯機の電気代を計算するために、以下の製品を取り上げました。1回の洗濯にかかる時間は30分、1回の乾燥にかかる時間は2時間としています。

  • 製品名:NA-VG2800L(パナソニック)
  • 消費電力:洗濯時70W、乾燥時1,980W
1回の洗濯にかかる電気代 約1.09円
1回の乾燥にかかる電気代 約122.76円
1回の洗濯~乾燥にかかる電気代 約123.85円
1カ月あたりの電気代(洗濯~乾燥) 約3,715.5円

乾燥にかかる電気代が非常に大きいため、家計のことを考えるなら乾燥は必要なときだけ使うのがおすすめです。
※出典: 詳細情報 ななめドラム洗濯乾燥機 NA-VG2800L | 洗濯機・衣類乾燥機 | Panasonic

ヒートポンプ式ドラム式洗濯機の電気代

ヒーター式と同様に、ヒートポンプ式も実際の製品で電気代を計算しました。洗濯時間は30分、乾燥時間は2時間としています。

  • 製品名:NA-LX129DL(パナソニック)
  • 消費電力:洗濯時68W、乾燥時890W
1回の洗濯にかかる電気代 約1.05円
1回の乾燥にかかる電気代 約55.18円
1回の洗濯~乾燥にかかる電気代 約56.23円
1カ月あたりの電気代(洗濯~乾燥) 約1,686.9円

ヒートポンプ式は省エネ効果が高く、乾燥にかかる電気代をヒーター式の半分以下に抑えられています。節約を意識して選ぶならヒートポンプ式がおすすめです。
※出典: 詳細情報 ななめドラム洗濯乾燥機 NA-LX129DL | 洗濯機・衣類乾燥機 | Panasonic

ドラム式洗濯機の電気代を縦型洗濯機と比較

洗濯機には大きく分けてドラム式と縦型があり、それぞれ洗い方や得意な点が異なります。縦型洗濯機の特徴と電気代を整理し、ドラム式との違いを押さえておきましょう。

縦型洗濯機の特徴

縦型洗濯機は、狭い場所にも収まりやすいスリムな本体サイズが特徴で、一人暮らしや省スペースの家庭に選ばれやすいタイプです。ドラム式に比べて購入コストが安く、コスト重視で選びたい人にとっても魅力的です。
また、洗浄力の面では水をたっぷり使うため、泥汚れや皮脂汚れをしっかり落とせる点が強みといえます。
乾燥機能付きモデルの多くはヒーター式であり、乾燥はスピーディーですが電気代が高くなりやすく、衣類への負担も大きい傾向があります。最近ではヒートポンプ式を採用した機種も登場していますが、まだ数は少なく一般的ではありません。
価格の手ごろさとスペース対応力から、縦型洗濯機は多くの家庭に普及しているスタンダードなタイプだといえます。

縦型洗濯機の電気代

以下の製品を例にとり、縦型洗濯機(乾燥機能付き)の電気代の目安を計算します。洗濯時間は30分、乾燥時間は2時間です。

  • 製品名:AW-12VP4(T)(東芝)
  • 消費電力:洗濯時570W、乾燥時1,250W
1回の洗濯にかかる電気代 約8.84円
1回の乾燥にかかる電気代 約77.5円
1回の洗濯~乾燥にかかる電気代 約86.34円
1カ月あたりの電気代(洗濯~乾燥) 約2,590.2円

縦型洗濯機はドラム式洗濯機に比べ洗濯時の消費電力が大きく、洗濯にかかる電気代に大きな差が出ます。
※出典: 寸法・仕様 | AW-12VP4 | 洗濯機・洗濯乾燥機 | 東芝ライフスタイル株式会社 | 東芝ライフスタイル株式会社
「縦型」と「ドラム式」の違いについてもっと詳しく知りたい方はこちら

ドラム式洗濯機の電気代を節約するコツ

ドラム式洗濯機の電気代は節約が可能です。毎日のちょっとした工夫で、無駄を減らして家計への負担を軽減できます。ここからは、簡単に取り入れられる節約のヒントをご紹介します。

洗濯の回数をできるだけ減らす

洗濯機による洗濯では1回ごとに電気を使うため、回数を減らすことでその分の電気代を抑えられます。特に、ドラム式洗濯機は乾燥まで利用すると消費電力量が大きくなることから、毎日少量ずつ洗うよりもある程度まとめて洗った方が効率的です。
ただし、洗濯物を大量に詰め込むことは避けましょう。洗濯槽に衣類をぎゅうぎゅうに入れると水流や風がうまく行き渡らず、汚れ落ちが悪くなったり、乾燥に時間がかかって余計に電気を消費したりすることがあります。
目安としては、洗濯槽の7~8割程度に収まるくらいが理想です。洗濯の回数を減らしつつ、入れる量を適切に調整することが、電気代を抑えながら清潔さも保つコツといえるでしょう。

晴れた日は自然乾燥で乾かす

ドラム式洗濯機の乾燥機能はとても便利ですが、毎日使うと家計への負担が増えてしまいます。天気の良い日は乾燥機能に頼らず、自然乾燥を活用するのが節約の基本です。ベランダや室内でも、風通しの良い場所に干せば十分に乾かせます。
前述のヒーター式ドラム式洗濯機「NA-VG2800L」の場合、1回の洗濯にかかる電気代は約1.09円、1回の乾燥にかかる電気代は約122.76円です。洗濯機にかかる電気代のほとんどを乾燥で占めているため、乾燥を省略する日が多くなるほど電気代の節約につながります。
また、仕上げだけ乾燥機能を使う方法も効果的です。外干しである程度乾かしてから短時間だけ乾燥をかければ、しわが伸びてふんわり仕上がるうえ、電気代を半分以下に抑えられるケースもあります。自然乾燥と乾燥機能を上手に組み合わせることで、電気代の節約と仕上がりの快適さを両立させられるでしょう。

フィルターを小まめに掃除する

ドラム式洗濯機の乾燥機能を効率よく使うためには、フィルターの掃除が欠かせません。フィルターにほこりや糸くずがたまると風の通り道がふさがれてしまい、乾燥に余計な時間と電気を使うことになります。乾燥機能はもともと消費電力が大きいため、フィルターが詰まっていると電気代がさらに高くなりがちです。
また、ゴミ詰まりは乾燥効率を落とすだけでなく、内部に熱がこもりやすくなり、故障や火災の原因になるリスクもあります。そのため、フィルターは洗濯のたび、または数回に一度の頻度で小まめに掃除することが推奨されています。
最近の機種には掃除しやすい構造やお手入れを知らせるランプも備わっていますが、日常的に意識することが大切です。定期的なフィルター掃除は、電気代の節約と安全性の両面で効果的な習慣といえるでしょう。

古い洗濯機は買い替える

長年使っている洗濯機はまだ動いていても、電気代の面では新しい機種に劣ることがあります。近年の洗濯機はモーターや乾燥方式の改良によって省エネ性能が大きく向上しており、同じ回数使っても電気代を安く抑えられるようになっています。
省エネ性に優れたヒートポンプ式を選べば、従来のヒーター式よりも大幅に電力消費量を削減することが可能です。さらに、新しいモデルには自動投入や効率的な乾燥運転など、省エネを意識した機能も多く搭載されています。
一方、古い洗濯機を使い続けると、消費電力が大きいだけでなく、部品の劣化で故障リスクも高まります。買い替えは初期費用がかかりますが、毎月の電気代や水道代を節約できれば数年で元が取れることもあるでしょう。節約と快適さの両方を考えるなら、省エネ性に優れた新しい洗濯機への買い替えを検討するのがおすすめです。

電気料金プランや電力会社を見直す

ドラム式洗濯機の電気代を抑える方法として、電気料金プランや電力会社を見直すのも効果的です。電力自由化により、現在は家庭が契約する電力会社を自由に選べるようになっており、料金単価が安い会社に切り替えるだけで毎月の電気代を減らせる可能性があります。
また、プランによっては電気を多く使う時間帯が安く設定されているものもあり、洗濯や乾燥をその時間に合わせればさらに節約が可能です。例えば、夜間に安いプランを選び、洗濯乾燥機を就寝前に運転すれば効率的にコストを下げられます。
切り替えの手続きはインターネットで簡単にでき、工事も不要なケースがほとんどです。毎月の固定費を減らしたい方は、一度電気料金プランや電力会社の比較を検討してみるとよいでしょう。
電力の自由化に関するメリット・デメリットについて詳しく知りたい方はこちら
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洗濯機を選ぶ際に見るべきポイント

洗濯機は一度買うと長く使う電化製品なので、選ぶときにポイントを押さえておくことが大切です。容量や水道代、省エネ性能などをチェックすれば、毎日の使いやすさと家計の負担を両立できます。洗濯機の購入前に確認しておきたいポイントを見ていきましょう。

容量が世帯人数やライフスタイルに合っているか

洗濯機を選ぶ際にまず大切なのは、容量が家族の人数や暮らし方に合っているかどうかです。目安として、1日1人分の洗濯物は約1.5kgといわれています。1人暮らしなら5kg前後、2人暮らしなら7kg前後、4人家族であれば8~10kg以上があると安心です。
共働き世帯などで週末にまとめ洗いをする場合は、人数に対して少し大きめの容量を選んだ方が効率的でしょう。また、シーツや毛布など大きな洗濯物を頻繁に洗う家庭では、大容量タイプがあると便利です。少人数で小まめに洗濯するライフスタイルなら、容量が小さめでも十分です。
容量が小さすぎると回数が増えて電気代や水道代が高くなり、逆に大きすぎると無駄な電力を消費してしまいます。自分の生活パターンに合った容量を選ぶことが、快適さとコスト削減の両立を実現するポイントです。

水道代の節約につながるか

洗濯機の選び方では、水道代も重要なチェックポイントです。一般的に、ドラム式洗濯機は少ない水で衣類をたたき洗いする方式のため、縦型に比べて節水効果が高いといわれています。
例えば1回の洗濯で使う水量は、縦型が100L前後かかるのに対し、ドラム式は60L前後で済むこともあります。この差は月単位・年単位で見ると大きく、家計の負担軽減につながるでしょう。
ただし、製品によって実際の使用水量は異なるため、購入前に仕様を確認しておくことが大切です。特に乾燥機能をよく使う場合は、電気代と合わせてトータルのランニングコストを考えると安心です。
水道代を抑えたいなら節水性能の高いドラム式がおすすめですが、自分の洗濯スタイルに合わせて1回あたりの水量を比較して選ぶことが、賢い買い物のポイントといえるでしょう。

省エネ機能が搭載されているか

最近の機種には、洗濯物の量や水の汚れ具合を自動で判断し、最適な水量や運転時間に調整してくれる機能が搭載されています。これにより、余分な電気や水を使わず効率的に洗濯でき、毎日のランニングコストを抑えることが可能です。
また、使用していないときに消費電力をゼロにする「待機時消費電力ゼロ機能」も、省エネ効果が期待できる工夫のひとつです。
メーカー独自の省エネ機能も進化しています。例えば、パナソニックの「AIエコナビ」では、センサーで洗濯物の量や水温を感知し、自動で節電・節水を行います。
このような機能を備えたモデルを選べば、快適さを損なわずに光熱費の削減が可能です。長く使う電化製品だからこそ、省エネ性能はしっかり確認しておきましょう。

ドラム式洗濯機は電気代を節約しながら賢く使おう

ドラム式洗濯機は節水や衣類へのやさしさが魅力ですが、乾燥機能を多用すると電気代が高くなりがちです。縦型との違いや方式ごとの特徴を理解し、自然乾燥やフィルター掃除、電力プランの見直しなどを実践すれば、無理なく光熱費を抑えられます。
自分の生活スタイルに合った容量や省エネ機能を備えた機種を選ぶことが、節約への近道です。

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