電化製品を購入する際、気になることの代表格といえば「電気代」です。充実した機能を持つ電化製品であっても、消費電力量が著しく高ければ、購入後に後悔する可能性が高いといえるでしょう。今回は小型冷蔵庫の電気代を解説します。
小型冷蔵庫(ミニ冷蔵庫)の電気代
どのサイズをもって「小型冷蔵庫」と定義するかは、製品を紹介するWebサイトごとにまちまちです。今回は「200L以下」を小型冷蔵庫と定義し、容量ごとに異なる電気代を解説します。計算に用いる式は「消費電力量(kWh)×電力量料金単価(円/kWh)」です。なお、電力量料金単価については、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として掲げる「31円/kWh(税込)」を採用しています。
※出典:よくある質問 Q&A|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会
100L以下の小型冷蔵庫の電気代
100L以下の冷蔵庫は、小型冷蔵庫の中でも希少な存在です。冷凍機能のみを備える冷凍庫は選択肢が多いものの、冷蔵機能を備えた冷蔵庫となると、一気に数が少なくなる傾向があるといえます。
AQUAの小型冷蔵庫「AQR-9A」は、省エネ基準達成率136%を実現した90Lの冷蔵庫です。年間の消費電力量は「138kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約4,278円となります。
同じくAQUAの小型冷蔵庫「AQR-FD7P」は、まるでチェストのようなおしゃれな見た目が特徴の72Lの冷蔵庫です。年間の消費電力量は「240kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約7,440円となります。
※出典:AQR-9A | アクア株式会社(AQUA)|生活家電
※出典:AQR-FD7P | アクア株式会社(AQUA)|生活家電
150L以下の小型冷蔵庫の電気代
小型冷蔵庫も容量150L以下となると、やや選択肢が増加します。小さな冷蔵庫を探しているけれど、多くの選択肢からお気に入りの1台を見つけたい場合には、100Lよりも大きな容量を持つ冷蔵庫を選ぶのがおすすめです。
AQUAの小型冷蔵庫「AQR-14A」は、引き出し式の冷凍室を備えた139Lの冷蔵庫です。年間の消費電力量は「288kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約8,928円となります。
一方、三菱電機の小型冷蔵庫「MR-P15M」は、耐熱のフルフラットトップテーブルを備えた146Lの冷蔵庫です。年間の消費電力量は「300kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約9,300円となります。
※出典:AQR-14A | アクア株式会社(AQUA)|生活家電
※出典:三菱電機 冷蔵庫:Pシリーズ MR-P15M トップ
200L以下の小型冷蔵庫の電気代
容量200L以下まで選択肢を広げると、さらに選べる冷蔵庫の種類が多くなります。冷蔵庫選びにこだわりを持つ一人暮らしの方は、200L前後の冷蔵庫を検討すると、理想的な1台に巡り会える可能性が高まるといえるでしょう。
シャープの小型冷蔵庫「SJ-D18P」は、ドアの開閉方向を付け替えられる機能が付いた179Lの冷蔵庫です。年間の消費電力量は「282kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約8,742円となります。
また、パナソニックの小型冷蔵庫「NR-B16C2」は、静音性にこだわって設計された156Lの冷蔵庫です。年間の消費電力量は「271kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約8,401円となります。
※出典:仕様 / 寸法 | SJ-D18P | 冷蔵庫:シャープ
※出典:詳細情報 パーソナル冷蔵庫 NR-B16C2 | 冷蔵庫 | Panasonic
「小型冷蔵庫(ミニ冷蔵庫)は電気代が高い」は本当?
小型冷蔵庫について調べていると「小型冷蔵庫は電気代が高いからやめた方がいい」との主張に出くわすことがあるでしょう。小型冷蔵庫の電気代と一般的なサイズの冷蔵庫の電気代を比較します。小型冷蔵庫の電気代の実像を把握しましょう。
一般的なサイズの冷蔵庫の電気代
売れ筋の冷蔵庫の容量は300~500L前後です。
三菱電機の冷蔵庫「MR-C33M」の容量は330Lです。年間の消費電力量は「342kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約10,602円となります。
また、シャープの冷蔵庫「SJ-XW41P」の容量は408Lです。年間の消費電力量は「251kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約7,781円となります。
さらに、日立の冷蔵庫「R-H49X」の容量は485Lです。年間の消費電力量は「276kWh」なので、年間で消費する電気代の目安は約8,556円となります。
※出典:三菱電機 冷蔵庫:Cシリーズ MR-C33M トップ
※出典:仕様/寸法 | SJ-XW41P | 冷蔵庫:シャープ
※出典:仕様:Hタイプ R-H49X : 冷蔵庫 : 日立の家電品
冷蔵庫の電気代は製品の省エネ性能次第
消費電力から電気代を比較してみると、冷蔵庫の電気代は容量に比例して高まるわけではないことがわかります。だからといって「小型冷蔵庫は一般的なサイズの冷蔵庫よりも電気代がかかる」とも言い切れません。
より正確に表現するのであれば、「冷蔵庫の電気代は製品の省エネ性能によって異なる」と言えるでしょう。たとえ小型冷蔵庫であっても、消費エネルギーに配慮した設計になっていれば、それほど電気代は高くならないといえます。
一人暮らしを始める方が、「電気代が安いから」と300L以上の冷蔵庫を選ぶときには注意が必要です。「部屋に入らない」「生活動線を邪魔する」「圧迫感が出る」などの不具合が生じる可能性があるためです。
⇒冷蔵庫の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
小型冷蔵庫(ミニ冷蔵庫)の選び方
小型冷蔵庫の選び方は、一般的なサイズの冷蔵庫を選ぶときとは少し異なります。一般的な冷蔵庫と同じ感覚で小型冷蔵庫を選んでしまうと、思いも寄らない不具合が発生する可能性があるので、注意が必要です。小型冷蔵庫の選び方を解説します。
ライフスタイルに合った容量
小型冷蔵庫を選ぶときには、自分のライフスタイルに合った容量の製品を選ぶことが大切です。
自炊を頻繁にする場合には、食材をたっぷり保存できる150~200L程度の容量の冷蔵庫がおすすめです。野菜室やチルド室が付いている冷蔵庫を選べば、食材ごとに適した温度での保存が可能になるため、自炊がよりはかどるでしょう。
たまに自炊をする程度の方には、100~150L程度の容量の冷蔵庫が適しています。冷凍室が付いている2ドアタイプの冷蔵庫からお気に入りを選びましょう。
外食が多くほとんど自炊をしない場合には、100L程度の冷蔵庫であっても問題なく生活できます。飲み物やお惣菜を冷やすときくらいにしか冷蔵庫を使わないため、100L程度の冷蔵庫でも事足りるのです。
部屋にしっかり収まるサイズ
小型冷蔵庫を選ぶ際には、本体のサイズを慎重に検討する必要があります。サイズを無視して冷蔵庫を選ぶと、最悪の場合「部屋に入らない」という致命的なミスが起こる可能性が高まってしまいます。
サイズ確認をするときは、冷蔵庫を設置する予定のスペースのサイズ感はもちろんのこと、玄関やマンションの廊下などの搬入経路のサイズ感も把握しておくことが必要です。設置予定の場所に冷蔵庫を設置できたとしても、搬入の途中で引っかかってしまえば、ドアを外したり窓から冷蔵庫を搬入したりする必要が生じてしまいます。
電気代に配慮した省エネ性能
小型冷蔵庫の電気代が気になるのであれば、省エネ性能に注目して製品を選ぶようにしましょう。
省エネ性能に着目して冷蔵庫を選ぶときの指標の1つが「省エネ基準達成率」です。省エネ基準達成率とは、製品ごとに決まっている省エネ性能の目標基準値をどれほど達成しているかを表す指標のことです。省エネ基準達成率100%以上の数値を出している冷蔵庫であれば、省エネ性能が高いといえます。
冷蔵庫によっては、省エネ性能の評価を「星の数」を使って表現している製品もあるので留意しておきましょう。星の数は5個が最大なので、星の数が5に近いほど省エネ性能が高いといえます。
※出典:省エネ型製品情報サイト
ワンルームでも使える静音性
一人暮らしで使う小型冷蔵庫を選ぶのであれば、製品の静音性にも気を配る必要があります。静音性を無視して冷蔵庫を選ぶと、冷蔵庫から発せられる運転音を気にしながら生活しなくてはならなくなる可能性が高いためです。
一人暮らしの場合、ワンルームマンションに住むケースが多く、冷蔵庫が近くにある空間で寝起きすることになります。運転音が大きい冷蔵庫を選んでしまうと、「冷蔵庫の運転音が気になって眠れない」という事態に陥りやすいといえるのです。
静音性に注目して冷蔵庫を選ぶのであれば、静音設計を実現している「インバーター」を搭載した製品を選択しましょう。
自動霜取り機能の有無
小型冷蔵庫は選び方を間違えると、「霜取り」というお手入れが必要になるため、注意が必要です。お手入れの手間を解消したいのであれば、「自動霜取り機能」が付いた冷蔵庫を選ぶことが重要です。
霜取りの手間を回避したいのであれば、「ファン式」と呼ばれるタイプの冷蔵庫を選ぶ必要があります。ファン式には自動霜取り機能が搭載されているためです。一方「直冷式」と呼ばれるタイプの冷蔵庫には、自動霜取り機能が付いていません。
現在はファン式の冷蔵庫が主流であるものの、小型冷蔵庫の中には直冷式の冷蔵庫も存在するため、要注意といえるでしょう。
冷蔵庫の電気代を抑える方法
小型冷蔵庫はスペックに気を配れば省エネな製品を購入できますが、購入後も適切な工夫を行うことで、さらに電気代を安く抑えられる可能性が広がります。冷蔵庫の電気代を抑えるテクニックを紹介します。
季節に合わせて温度設定を調整する
冷蔵庫が消費する電気代を抑えたいのであれば、冷蔵庫の設定温度を高めにしましょう。だからといって、四六時中冷蔵庫の設定温度を「弱」にするのはおすすめできません。
室温が高い夏場に冷蔵庫の設定温度を「弱」にしていると、ドアを開閉している間に暖かい空気が庫内に入り込み、庫内の温度が上がってしまうため、保存している食材が傷む可能性が高まってしまいます。
設定温度は夏場は「強」、冬場は「弱」というように、季節に合わせて決めるのがおすすめです。
庫内に食材を詰め込まない
冷蔵庫の電気代を抑えたいのであれば、庫内に詰め込む食材の量は、冷蔵庫容量の7割程度に収めるようにしましょう。
冷蔵庫内にぎっしりと食材を詰め込むと、本来なら庫内全体に行き渡るはずの冷気が食材によってせき止められてしまいます。このような状態になると、庫内全体をくまなく冷やすために無駄な電気を消費するようになります。
詰め込む食材の量を減らせば、冷気の通り道ができて、冷気が庫内全体に行き渡るため、消費する電気を最小限に抑えることが可能です。
ドアを開閉する回数や時間を減らす
冷蔵庫の電気代を抑えたいのであれば、冷蔵庫のドアを開閉する回数や時間を短くしていきましょう。
ドアを開閉する回数や時間が多くなると、それだけ庫内の冷気が外に逃げやすくなってしまいます。冷気が逃げてしまうと、庫内を設定温度まで再び下げるために電気を使うため、電気代が高くなってしまうのです。
ドアの開閉時間を短くするには、庫内を整理整頓しておくことが重要です。どこに何があるのか一目でわかるように整理しておけば、ドアを開けて食材を探す時間が短くなるため、自然とドアの開閉時間も短くなります。
⇒冷蔵庫を開けっ放しにした場合の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら
電気代を抑えたいなら電力会社を乗り換えよう
冷蔵庫で消費する電気代を安くしたいのであれば、消費する電気の単価を安くすることも効果的です。
電気の単価を見直したいときに実行すべきは「電力会社の乗り換え」です。電力量料金が安く設定されている電力会社に乗り換えれば、簡単に電気代そのものを安くできます。
⇒電気の乗り換えについてもっと詳しく知りたい方はこちら
電気の単価が安くなる電力会社を探している方におすすめなのが「Looopでんき」です。市場連動型の料金体系を採用しているLooopでんきであれば、電気を使用するタイミングを工夫すれば、電気代を抑えられる可能性があります。
⇒電気料金がいくらになるかシミュレーションしてみる
小型冷蔵庫(ミニ冷蔵庫)を選ぶならスペックに注目
小型冷蔵庫は、製品の省エネ性能によって消費する電気代の目安が大きく変動する電化製品です。購入後の後悔を回避したいのであれば、小型冷蔵庫のスペックをしっかり確認し、省エネ性能が高く消費電力量が小さい製品を選ぶことが大切です。省エネ性能に優れた小型冷蔵庫を選んで、納得の電気代を実現しましょう。
電化製品の電気料金が気になる方は、家電の買い替えや使い方を工夫するだけでなく、電力会社の変更や電気料金プランの見直しも検討してみませんか。
Looopでんきの「スマートタイムONE」は、電気料金が市場価格に合わせて30分ごとに変動する仕組みのプランです。 電気を多く使う家族世帯でも、料金が安くなる時間帯に合わせて電化製品を使えば、無理なく電気代を節約できます。さらに、契約期間の縛りがなく、解約手数料もかからないため、安心して気軽に利用を始められる点が魅力です。
また、専用アプリを使えば、30分ごとの電気使用状況が確認でき、月末の電気代も予測可能です。リアルタイムで使用量を把握できるため、電気代が思ったより高くなるといった心配も減り、家計に合わせた電気の使い方を管理できます。
実際にLooopでんきを利用しているお客さまの声をご紹介します。
「知り合いの勧めがあり、半信半疑で加入しましたが、大手とは異なる細やかさがあり満足しています。また料金も満足しています。」
「いつも毎日の電気予報を見ながら、炊飯器の使用や掃除機、洗濯機を動かしています。そのおかげで、随分節約できています。」
まずは、Looopでんきの「スマートタイムONE」で、今の生活に合った電気代の見直しをしてみませんか。