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リビングにいる間はテレビをつけっぱなしにしているご家庭も多いのではないでしょうか。
テレビの電気代は、液晶とプラズマなどの種類で大きな違いがあり、4KやフルHDなどの画質を表す画面解像度でも異なります。

毎日使うテレビだからこそ、電気代を少しでも安く抑えたいものです。ポイントを押さえて節電すれば電気代をお得にすることができます。

この記事では、テレビの種類や画面解像度などによって電気代がどのように変わるのか、またすぐに始められる節電方法をご紹介します。

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テレビの電気代はいくら?

テレビは液晶やプラズマなどのタイプ、大きさによって電気代が大きく異なります。ここでは、液晶テレビとプラズマテレビのそれぞれの特徴、サイズごとの電気代をご紹介します。

液晶テレビの電気代

液晶テレビは、液晶パネルをバックライトとカラーフィルターで挟んだ構造です。消費電力が少ないことや低価格で購入できるモデルが多くあります。また、比較的小さいサイズから大画面まで、対応サイズが幅広いことも特徴です。

ここでは、資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」の消費電力を参考に、サイズごとの年間の電気代をご紹介します。

<電気代の算出方法>
・「年間消費電力(kWh)×電気料金単価(円/kWh)」で年間の電気代を求める
・電気料金単価は「27円/kWh」として計算

サイズ 年間消費電力(平均値) 年間の電気代
16V型以下 19〜38kWh(29.3kWh) 約791円
18V・19V型 23〜65kWh(34.8kWh) 約940円
20V型 35〜43kWh(39kWh) 約1,053円
22V型 30〜64kWh(44kWh) 約1,188円
24型 30〜65kWh(43.4kWh) 約1,172円
32型 30〜76kWh(56.5kWh) 約1,525円
37〜39型 98〜100kWh(99kWh) 約2,673円
40型 46〜143kWh(82.8kWh) 約2,236円
42・43型 75〜165kWh(106kWh) 約2,862円
49型 96〜175kWh(136.9kWh) 約3,696円
50型 88〜210kWh(134kWh) 約3,618円
55型 99〜245kWh(155kWh) 約4,185円
58型 107〜147kWh(118kWh) 約3,186円
60型 168〜334kWh(251.8kWh) 約6,798円
65型 101〜329kWh(197.2kWh) 約5,324円
70〜75型 174〜346kWh(269kWh) 約7,263円
80型 28〜855kWh(422kWh) 約13,940円

多くのメーカーが参入している人気サイズでは省エネ商品の開発が進み、電気代が低くなる傾向もみられます。

※出典:資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」(2021年2月12日時点)

プラズマテレビの電気代

プラズマテレビは、プラズマパネル一面の無数の小さなセルが光を放つことで映像を映し出します。そのため、色の再現性が高く動きの速い映像も得意ですが、消費電力が大きいことがネックです。

ここでは、年間の電気代をご紹介しますが、2021年現在プラズマテレビを製造するメーカーがほとんどありません。プラズマテレビの資料が残っている、資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」2012年のデータをもとに計算します。

<電気代の算出方法>
・「年間消費電力(kWh) × 電気料金単価(円/kWh)」で年間の電気代を求める
・電気料金単価は「27円/kWh」として計算

サイズ 年間消費電力(平均値) 年間の電気代
42V型以下 120〜195kWh(152kWh) 約4,104円
46V型 151〜202kWh(180kWh) 約4,860円
50V型 148〜249kWh(181kWh) 約4,887円

サイズの大きさに伴い電気代も高くなるのが特徴です。液晶の同サイズと比べても、1,000円以上高いことがわかります。

※出典:資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」(2021年2月12日時点)

液晶テレビとプラズマテレビの違いは?

液晶テレビとプラズマテレビの違いは、色の制御方法です。液晶テレビはバックライトの光を液晶パネルで調整し色を制御しています。一方、プラズマテレビは無数の画素一つひとつをプラズマ発光させて色を制御するため、液晶よりも消費電力が高くなるのです。

テレビの種類 特徴
液晶テレビ ・消費電力が少ない
・比較的小型化しやすい
・幅広いサイズ展開
・価格が安く設定されている
プラズマテレビ ・色の再現性が高い
・動きの速い映像シーンでも反応が良い
・映画などの暗いシーンなどでも色の表現能力が高い
・大きいサイズが多い

液晶テレビは小型化が可能なため、寝室に置くセカンドテレビやパソコン・ゲームのディスプレイ用などに使うのがおすすめです。

一方、プラズマテレビは大きいサイズで美しい映像が特徴のため、リビングのメインテレビに向いています。映画やスポーツ観戦など、動きが多い映像におすすめです。

2021年においてプラズマテレビの製造はほとんど行われていません。また在庫もほぼ無い状態です。そのため、高画質で楽しめるテレビの主流は「4Kテレビ」になりつつあります。

4KテレビとフルHDでも電気代は違う?

家族でテレビを見ている様子の画像 家族でテレビを見ている様子の画像

現在主流になっている液晶テレビは、「4Kテレビ」と「フルHD」に区分されています。画素数の違いにより分けられ、4KテレビはフルHDに比べ多くの画素数を使用しているテレビです。

そのため、電気代もフルHDに比べ4Kテレビの方が多くかかります。例えば、同じ50V型液晶テレビでも、フルHDで最も安いモデルの年間電気代は約2,830円、4Kで最も高いモデルの年間電気代は約5,670円(※1)です。

同じ液晶テレビでもモデルによっては年間の電気代が最大約2,840円と倍近く違いがあることがわかります。

では、なぜこのような違いがあるのでしょうか。

(※1)出典:資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」(2021年2月12日時点)

4Kテレビの電気代はどうして高い?

先述したように、4KテレビとフルHDテレビの違いは画素の数です。解像度がフルHDよりも高く、電気代も4Kテレビが高くなります。

4Kテレビは、水平(横)3,840px × 垂直(縦)2,160pxで約829万画素、対してフルHDは水平1,920px × 垂直1,080pxで約207万画素です。

画面が大きくなるほど画面上での1画素あたりの面積は大きくなり、映し出される映像にも粗さが出やすくなります。しかし、4Kテレビは画素数がフルHDの4倍なので、大画面でもよりきめ細かな映像が映し出されるのです。

このように、4Kテレビは画素数が多く解像度が高いため、その分電気代も高くなる傾向がありました。しかし、2021年時点では、4Kテレビは主流になりつつあるため、省エネ技術も進み電気代を大きく抑えられるモデルも多数登場しています。

テレビの電気代を節約する方法は?

テレビのリモコンを持っている画像 テレビのリモコンを持っている画像

テレビの電気代を節約するために、使っていない時間帯にかかる待機電力を減らすことも重要です。また、テレビ本体の設定を変更することでも節電効果が期待できます。

ここでは、以下の項目ごとにテレビの電気代を節約する方法をご紹介します。

・テレビを観ないときはこまめに消す
・画面の明るさを調節する
・省エネテレビに買い替える
・省エネモードを利用する
・電気料金プランの見直しで電気代を減らす

テレビを観ないときはこまめに消す

テレビを観ていないのにつけっぱなしにしていることも多いのではないでしょうか。
すぐにできる電気代の節約は、使っていないときはテレビのスイッチをこまめに消すことです。こまめに消す習慣が身につけば節約にもつながります。

また、外出で長時間テレビを使わないときは主電源を切ったり、旅行などで長期間使わないときはコンセントを抜いたりし、テレビの待機電力を削減することも大切です。
経済産業省 資源エネルギー庁によると、待機電力は「家庭の世帯当たり全消費電力の5%以上も占めている(※2)」としています。

近年のテレビには、「オートOFF」や「表示OFF」などの機能も搭載されているため確認してみましょう。しかし、コンセントを抜くと機能が使えなくなる機器もあるので事前に確認が必要です。

(※2)出典:資源エネルギー庁省エネルギー対策課「平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業(待機時消費電力調査)報告書概要」

画面の明るさを調節する

テレビ画面の明るさを調整することでも節約につながります。
テレビは部屋の明るさに応じ自動で画面の明るさを調節する機能がついているモデルがほとんどですが、モデルによってはモードのオン・オフ設定が必要となるため確認しましょう。

また、音量を小さくすることでも若干の節電効果が期待できます。

省エネテレビに買い替える

省エネテレビに買い替えることも節電効果が高い方法です。

テクノロジーの進化に伴い、電化製品でも省エネ技術が進んでいます。そのため、古いテレビよりも新しいテレビの方が電気代を抑える機能が多く、思い切って買い替えを検討するのも良いでしょう。

例えば、2011年における液晶テレビの平均年間消費電力量は227W(※3)です。一方、2021年2月時点では155W(※4)になっており3割近くも消費電力を抑えられています。

2021年では、4Kテレビも含まれた数字であるため、省エネ技術がどれだけ進んでいるかがわかります。そのため、10年くらい前のテレビを使っているなら、サイズを大きくしたとしても買い替えるほうが結果的に電気代の節約になるのです。

(※3)出典:資源エネルギー庁省エネルギー対策課「省エネ性能カタログ2011年夏版」
(※4)出典:資源エネルギー庁「省エネ型製品情報サイト」(2021年2月12日時点)

省エネモードを利用する

テレビに省エネモードがあるなら、複数の節電効果が見込めるのでぜひ利用しましょう。

先述したように、部屋の明るさで画面の明るさも自動調整してくれる機能やリモコンの無操作が一定時間経過すると自動で電源が切れる機能、テレビの前から人が一定時間いなくなると自動で電源が切れる人感センサー機能など、テレビにはさまざまな節電機能があります。

それぞれモードのオン・オフ設定が必要なモデルもあるので確認してみましょう。

電気料金プランの見直しで電気代を減らす

テレビの電気代を節約することも大切ですが、家全体の電気代を節約するなら思い切って電力会社の乗り替えや電気料金プランの見直しを検討することも重要です。

各電力会社では、さまざまな電気料金プランが多数用意されており、以下のように時間帯やライフスタイルによって電気料金が安くなるプランもあります。

夜の時間帯に電気料金が安くなるプラン
電気+ガスのセット割プラン
季節によって料金単価が安くなるプラン

様々な電気料金プランが用意されているため、ご自身のライフスタイルにあったものを選ぶことが重要です。

ユーザーから認められた信頼と実績

経済産業省が発表する「電力需要実績」(※1)では独立系新電力会社(※2)の中で第1位を獲得しており、2021年2月には低圧の契約件数が30万件を突破いたしました。

※1 出典:「電力調査統計」|経済産業省資源エネルギー庁
※2 独立系とは大手ガス・通信関連会社・電力会社等の子会社ではないことを指します。

基本料基金0円、お得な料金プラン

Looopでんきの「おうちプラン」は、基本料金と解約金がずっと0円となり、電気を使った分しかかかりません。例えば、東京電力(従量電灯B 50A 550kWh/月)を利用している4人家族の場合、Looopでんきに乗り換えると年間約4,600円もお得になります。

乗り替えても変わらない品質

Looopでんきは独立系の電力会社(大手ガス・通信関連・電力会社の子会社ではない)ですが、乗り替えても今までどおり安定して電気が利用できます。東京電力など地域の電力会社の送電網を使って電気を届けるため、供給が不安定になることはありません。

環境に優しい再生可能エネルギーを普及推進

Looopでんきは、エネルギー豊かな社会を実現したいとの想いから、太陽光発電や風力発電など化石燃料を使わない再生可能エネルギーの普及に取り組んでいます。

まとめ

毎月の電気代のうち、毎日使うテレビの電気代が多くの割合を占めています。そのため、電気代を節約するためには待機電源の削減や省エネ機能の活用などの対策を行う必要があります。

また、液晶やプラズマなどテレビのタイプに関わらず、古いテレビを使い続けることも電気代が高くなる原因です。

現在では省エネ技術が進み、大画面サイズのテレビでも10年前に比べたら電気代を大幅に抑えられます。主流になりつつある4Kテレビも例外ではありません。毎日使うテレビだからこそ、買い替えることで結果的に年間の電気代が安くなるのです。

電化製品の電気料金が気になる方は、家電の買い替えや使い方を工夫するだけでなく、電力会社の変更や電気料金プランの見直しも検討してみませんか。

Looopでんきでは、基本料金・燃料費調整額・解約手数料0円の「スマートタイムONE」を提供しています。

このプランは基本料金が0円のため、ご自宅で使用する電気の量が多い方や、現在のプランで基本料金が高い方に最適です。 また、解約手数料が0円で契約期間の縛りもないため、お試しで数か月間、Looopでんきをご利用いただき、現在の電力会社と比較することも可能です。

Looopでんきをご利用いただいているお客さまの声を紹介します。

(30代 / 女性 / 3人暮らし)
基本料金がかからないので、大きいアンペアで契約していてもお得感がある。 でんき予報などアプリが充実していて、自分の使い方で料金を安くすることも出来る。

(40代 / 男性 / 1人暮らし)
明らかに他社より安くなるし、色々なイベントもあり楽しい。基本料金が無いのも魅力です。

まずは、電気料金プランを見直して、今の生活のままで電気代が安くなるのか試してみてはいかがでしょうか。

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