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ゲーミングPCの購入を検討している方の中には、電気代が気になる方もいるのではないでしょうか。一般PCに比べ電気代がかかりやすいため、節約しながらのプレイを心掛けることが重要です。ゲーミングPCの電気代の目安や節約のコツについて解説します。

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ゲーミングPCとは?

ゲーミングPCは、ゲームを快適にプレイするために性能を高めたPCのことです。高性能なCPUやGPUを搭載し、より美しい映像や高速な処理を実現しています。
性能が高い分、消費電力も高いため、長時間プレイすると電気代がかさむ点に注意が必要です。使用時間の短縮や電力効率の良いパーツ選びが電気代削減のポイントになります。

ゲーミングPCの電気代はどのくらい?

ゲーミングPCを性能で3つに分け、それぞれの電気代を実際の製品で計算します。PCの電気代は、電源ユニットの電源容量を用いて、以下の式で計算することが可能です。

電源容量(kW)×使用時間(h)×電力量料金単価(円/kWh)

電源容量がWで記載されている場合は、1,000で割ってkWに換算する必要があります。
料金単価の目安は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定める31円/kWh(税込)です。また、ゲームのプレイ時間は1日4時間と仮定します。
※出典: よくある質問 Q&A カタログなどに載っている電力料金の目安単価とは何ですか?|公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会

エントリークラスのゲーミングPCの電気代

エントリークラスのゲーミングPCは、PCゲーム初心者や軽めのゲームに適しているタイプです。性能が最小限に抑えられている半面、本体価格は手頃になっています。
ミドルレンジのCPUとGPUを搭載しており、消費電力も低めです。eスポーツや軽量なゲームタイトルなら快適に遊べるでしょう。

モデル名:G-Tune DG-A5G1B
電源容量:550W

1時間あたりの電気代:0.55kW×31円/kWh=約17.05円/h
1日あたりの電気代:17.05円/h×4h=約68.2円/日
1カ月あたりの電気代:68.2円/日×30日=約2,046円/月

※出典: G-Tune DG-A5G1B [ Windows 11 ]│デスクトップパソコンの通販ショップ マウスコンピューター【公式】

ミドルクラスのゲーミングPCの電気代

ミドルクラスのゲーミングPCは、幅広いゲームを中~高設定で快適にプレイできるタイプです。より多くのタイトルをストレスなく楽しみたい方に向いています。
GeForce RTX 3060やCore i7などを搭載し、性能と価格のバランスが取れている点も特徴です。ただし、消費電力が比較的高く、エントリークラスに比べると電気代がやや高くなります。

モデル名:G-Tune HM-A
電源容量:700W

1時間あたりの電気代:0.7kW×31円/kWh=約21.7円/h
1日あたりの電気代:21.7円/h×4h=約86.8円/日
1カ月あたりの電気代:86.8円/日×30日=約2,604円/月

※出典: G-Tune HM-A [ Windows 11 ] 初心者にもオススメ GeForce RTX 3060 搭載 │デスクトップパソコンの通販ショップ マウスコンピューター【公式】

ハイエンドクラスのゲーミングPCの電気代

高負荷なAAAタイトルや4K解像度でのプレイを求めるなら、ハイエンドクラスのゲーミングPCがおすすめです。本体価格が高い分、満足度の高いプレイを実現できます。
最新のハイエンドGPUや大容量RAMを搭載し、ゲーミングPCとしての性能を最大限に上げている一方で、消費電力や電気代もかなり高めです。

モデル名:G-Tune FZ-I9G90
電源容量:1,200W

1時間あたりの電気代:1.2kW×31円/kWh=約37.2円/h
1日あたりの電気代:37.2円/h×4h=約148.8円/日
1カ月あたりの電気代:148.8円/日×30日=約4,464円/月

※出典: G-Tune FZ-I9G90 [ Windows 11 ]│パソコン(PC)通販のマウスコンピューター【公式】

ゲーミングPCの電気代を一般PCと比較

ゲーミングPCと一般PCは、電気代にどれくらいの差があるのでしょうか。ゲーミングPCの電気代が一般PCより高い理由も併せてご紹介します。

一般PCの電気代

一般PCの電気代の目安を見るために、以下の製品をピックアップして計算しました。

モデル名:Inspiron スモールデスクトップ
電源容量:180W

1時間あたりの電気代:0.18kW×31円/kWh=約5.58円/h
1日あたりの電気代:5.58円/h×4h=約22.32円/日
1カ月あたりの電気代:22.32円/日×30日=約669.6円/月

エントリークラスのゲーミングPCでも、一般PCの約3倍の電気代がかかることがわかります。
※出典: 最新のインテル プロセッサー搭載のDell Inspironスモール デスクトップ | Dell 日本
一般PCの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

ゲーミングPCの電気代が一般PCより高い理由

ゲーミングPCと一般PCの最も大きな違いは、CPUとグラフィックボードの消費電力です。一般PCではCPUやマザーボードに内蔵されたGPUでグラフィックを処理しますが、ゲーミングPCでは独立したGPUを搭載したグラフィックボードで処理します。
通常、一般PCにはグラフィックボードが搭載されていません。CPUやマザーボードに標準搭載されているGPUで、十分にグラフィックを処理できるためです。
ゲーミングPCではCPUとグラフィックボードの消費電力が大きくなるため、一般PCより電気代が高くなります。また、一般PCに比べ処理にかかる負荷が大きいことも、ゲーミングPCの電気代が上がる理由の1つです。
なお、ゲーミングPCをゲーム以外で使用する場合、一般PCとの間に消費電力の大きな差はありません。

ゲーミングPCの電気代をPS5と比較

PCで遊べるゲームタイトルの中には、PS5でプレイできるものも数多くあります。そのため、ゲーミングPCとPS5のどちらを選ぶべきなのかが議論になりがちです。それぞれの電気代を比較した上で、ゲーミングPCとPS5の選び方を解説します。

PS5の電気代

PS5には2つのタイプがあります。ディスクドライブ搭載型の通常モデルと、ディスクドライブ非搭載型のデジタル・エディションです。ディスクドライブの有無以外に大きな違いはありません。
PS5のタイプ別の電気代は次の通りです。

PS5(通常モデル)
消費電力:約350W

1時間あたりの電気代:0.35kW×31円/kWh=約10.85円/h
1日あたりの電気代:10.85円/h×4h=約43.4円/日
1カ月あたりの電気代:43.4円/日×30日=約1,302円/月

PS5(デジタル・エディション)
消費電力:約340W

1時間あたりの電気代:0.34kW×31円/kWh=約10.54円/h
1日あたりの電気代:10.54円/h×4h=約42.16円/日
1カ月あたりの電気代:42.16円/日×30日=約1,264.8円/月

ディスクドライブがない分、デジタル・エディションのほうが消費電力は少し低いものの、電気代はほぼ同じと考えてよいでしょう。また、ゲーミングPCと電気代を比較した場合、PS5のほうが電気代を抑えられます。
※出典: PS5 セーフティーガイド | SONY
※出典: PS5 Digital Edition セーフティーガイド | SONY

ゲーミングPCとPS5はどっちを買うべき?

ゲーミングPCとPS5で迷う方のために、選び方のポイントをまとめました。

ゲーミングPCの特徴 お金をかければ性能を上げられる
マウスやキーボードでプレイしやすい
好みに合わせて環境を構築できる
MODを導入できる
ゲーム以外の用途でも使える
PS5の特徴 導入コストや電気代を節約できる
手間をかけずにゲームプレイを楽しめる
ロード時間の短縮を見込める

それぞれに独占タイトルがあるため、どうしても遊びたいゲームがあるなら片方に絞りやすいでしょう。ソフト自体の数はゲーミングPCのほうが圧倒的に豊富です。
なお、寿命に関してはいずれも約5~9年といわれており、ほぼ同じと考えてよいでしょう。修理にかかる費用にも大きな差はありません。

ゲーミングPCの電気代を節約するコツ

ゲーミングPCは一般PCより消費電力が大きいため、電気代を抑えたいならさまざまな工夫が必要です。ゲーミングPCの電気代を節約するコツを見ていきましょう。

使用しないときはシャットダウンする

ゲーミングPCでは、シャットダウンしない限り最低限の電力を消費します。ハイエンドクラスになると消費電力が大きいため、つけっぱなしにしていると電気代も高額になる恐れがあるのです。
起動状態を維持する目的がないのであれば、長時間使用しないときは面倒でも毎回シャットダウンしましょう。

スリープとシャットダウンを使い分ける

少しの時間離席するだけなら、スリープ状態にするのがおすすめです。ゲーミングPCでは起動時に大きな電力を消費するため、頻繁にシャットダウンすると余計な電気代がかかってしまいます。
スリープなら電力の消費を最小限に抑えられる上、復帰時も少ない電力で再開することが可能です。スリープとシャットダウンは90分を目安に使い分けるとよいでしょう。

本体内部に熱をこもらせない

ゲーミングPCにはパーツを冷やすためのファンが搭載されています。稼働中に本体内部の熱が大きくなると、PCのパフォーマンスが低下しかねないためです。
内部の熱を下げるためにファンの回転数が上がると、ファンを動かすための消費電力が大きくなって電気代も高くなります。内部にホコリが溜まらないようにしたり、空気の通り道を確保したりするなど、本体に熱がこもらないような工夫が必要です。

電源ユニットの変換効率を確認する

ゲーミングPCの電気代を節約したいなら、電源ユニットの種類にも注目しましょう。認証基準「80PLUS認証」を満たした電源ユニットなら、電気の変換効率が高いため電気代を抑えられます。
80PLUS認証には6段階の指標があり、等級が高くなるほど変換効率も上がります。ただし、最も低い等級でも80%以上の変換効率が保障されているため、とりあえず80PLUS認証を選んでおけば一定の節約効果を期待できるでしょう。

ディスプレイの輝度を下げる

デスクトップ型のゲーミングPCでゲームをプレイするためには、ディスプレイの用意が必要です。PCの使用中はディスプレイにも電気代がかかっています。
ディスプレイの輝度(明るさ)を下げれば、ディスプレイで消費する電力を抑えることが可能です。快適にプレイできるぎりぎりのラインまで輝度を下げてみましょう。

発光ギミックを消す

多くのゲーミングPCには、演出強化のための発光ギミックが搭載されています。ゲーミングPCならではの特徴ともいえますが、あくまでも演出の要素でしかありません。
発光ギミックのLEDが電力を消費するため、節電を図るなら発光ギミックを消しましょう。

ヘッドホンやイヤホンを使う

ゲーミングPCでは、スピーカーから音を出すよりヘッドホンやイヤホンから音を出したほうが、消費電力を抑えられます。
スピーカーなら臨場感を楽しめる一方、ヘッドホンやイヤホンを使えばゲームへの没入感を高められるでしょう。遊び方にこだわりがない場合、節約を求めるならヘッドホンやイヤホンでプレイするのがおすすめです。

ゲーミングPCを選ぶ際に考慮すべきポイント

初めてゲーミングPCを購入する場合、何を基準に選べばよいのか迷いがちです。ゲーミングPCを比較する際に考慮すべきポイントを解説します。

デスクトップ型とノート型

ゲーミングPCにはデスクトップ型とノート型の2タイプがあります。それぞれの特徴をまとめました。

デスクトップ型の特徴 ハイスペックを極められる
排熱効率が高く長時間のプレイに向く
同等のスペックならノート型より安い
ノート型の特徴 場所を取らない
外出先でもPCゲームを楽しめる
購入後すぐに使える

ノート型は割高でハイエンドクラスが少なく、動作も重くなりやすいため、基本的にはデスクトップ型がおすすめです。

プレイしたいゲームの推奨スペック

PCゲームはプレイ環境が人それぞれ異なるため、各タイトルには推奨スペックが示されています。推奨スペック以上なければ快適にプレイできないため、製品を選ぶ際はプレイしたいゲームの推奨スペックを確認することも大切です。
初心者の方におすすめのスペックの目安を紹介します。

  • CPU:Core i5以上
  • メモリ:16GB以上
  • SSD:1TB以上
  • グラフィックボード:GeForce RTX 3060
  • リフレッシュレート:144Hz以上

特に遊びたいゲームがない場合は、上記のスペックを参考に製品を選ぶとよいでしょう。

ディスプレイやマウスなどの周辺機器

PCゲームはマウスとキーボードを使ってプレイするのが基本です。いずれも操作性に大きな影響を与えるため、マウスとキーボードはゲーミング用の製品をそろえましょう。
ディスプレイもゲーミング用を選ぶのがおすすめです。一般的なディスプレイより表示遅延が少ないほか、映像をより滑らかに表現できます。
ゲーミングマウスパッド・ゲーミングチェア・ゲーミングデスクもあると、ゲームプレイの快適性の向上につながるため、段階的に環境を構築していきましょう。

電気代を節約しながら快適なゲームプレイを

ゲーミングPCは一般PCより性能が高いため、その分電気代も高くなります。ゲーミングPCの中でも電気代が安いエントリークラスでも、一般PCより約3倍の電気代がかかります。
プレイが長時間になるほど消費電力も上がっていくため、さまざまな節約術を実践しながら、電気代を抑えてゲームを楽しみましょう。

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