電気とガスをまとめたプラン、メリット・デメリットを教えて!

  • 公開日:2020年9月7日
  • 執筆者:Looop編集部

電気とガスの小売販売自由化により、契約する会社を自由に選択できるようになりました。また、自由化によって電気とガスをまとめるプランが各社で展開されています。実際に電気とガスをまとめた場合、セットで契約するメリットとデメリット、契約する際の注意点など、知っておきたいポイントを紹介します。

電気とガスをまとめたプランについて

新型コロナウイルスの影響で在宅時間が増え、普段より光熱費がアップした家庭は多いかもしれません。「光熱費をもう少し安くしたい」「むだ使いはしないように心がけているけれど、もう少し光熱費を抑える方法はないかな?」と思う方も少なくはないでしょう。

そんな悩みを解決するために検討したいのは、電気とガスをまとめるプラン。ここ最近になってまとめるサービスやセット契約を展開する会社が増えており、契約すると安くなる場合があるといいます。なぜそのようなプランが増えているのでしょうか?まずはその背景について解説します。

自由に電気・ガスを選べる時代に

以前は、東京に住めば東京電力、大阪に住めば関西電力……など、地域ごとに電力会社が決まっていました。しかし、2016年4月1日に電気の小売業への参入が全面自由化され、全ての消費者が電力会社や料金メニューを自由に選べるようになりました。

都市ガスも電力同様に地域ごとにガス会社が決まっていましたが、2017年4月1日には都市ガスの小売業への参入も全面自由化に。プロパンガス(LPガス)市場はすでに自由化されており、電気に続いてガスも会社を選べる時代になっています。

2020年3月に資源エネルギー庁が発表した「電力・ガス小売完全自由化の進捗状況について」によると、家庭において電気の小売を行う会社(新電力)のシェアは2018年3月時点では8.4%でしたが、2019年12月の時点で16.4%と徐々に増えてきています。(*1)

電力の自由化が始まって約4年経過しますが、新電力の認知が広まり、「エネルギーを選ぶ」ことが一般的になってきたといえるでしょう。自分たちのライフスタイルにあったサービスを選択して光熱費の削減ができる時代となり、「電気やガスは今までと同じでいい」という考えは、もはや時代遅れなのかもしれません。

電気・ガスの小売自由化に伴って新規参入する企業が増え、価格競争が生まれたことは、消費者にとっては最大のメリットです。また、電気とガスの両方の自由化が実現したことで、電気とガスをひとつの事業者にまとめて払うと安くなる、いわゆる「セット割」が売り出され、さらなる節約が可能になりました。

(*1)出典:経済産業省ウェブサイト「電力・ガス小売全面自由化の進捗状況について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/
denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/023_03_00.pdf

出典:経済産業省ウェブサイト「電力小売全面自由化の進捗状況について」
https://www.meti.go.jp/shingikai/enecho/
denryoku_gas/denryoku_gas/pdf/010_03_01.pdf

多くの企業が参入し、さまざまなプランが登場

では、電気やガスの自由化によって、どのような企業が新たに参入しているのでしょうか。

〇エネルギー産業
大手電力会社やガス会社、石油会社など、もともとエネルギーに関する事業を行っている企業。このような会社は、自社で発電所や供給施設を持ち、電気やガスを販売するケースがほとんどです。

〇通信産業
携帯電話などの通信会社は既存の通信サービスで数千万件の契約者を抱えています。そのため、通信回線と電気料金をセットにした割引プランがあるのが主な特徴です。

〇再生可能エネルギー産業
風力や太陽光発電を行っている会社も電力自由化を受けてエネルギー事業に本格的に参入。環境に優しく省エネ性が高いのが特徴で、太陽光発電がある家庭には高いメリットがあります。電気自動車(EV)との連携を図り、さらに環境に優しくお得に契約できるプランを展開している会社もあります。
例)Looopでんきなど

〇その他の業種
鉄道会社、小売業、住宅メーカー、家電量販店などの業種からも電気・ガス小売業に参入しています。

エネルギー関連産業に限らず、さまざまな業種が参入することで、それぞれの企業が持つサービスや特徴を反映したプランが誕生しました。これにより、消費者のライフスタイルや価値観に合わせた料金プランが選べるようになったのです。

多くの会社の中からプランを選ぶのはなかなか難しいかもしれません。料金の安さだけでなく、「料金体系がシンプルでわかりやすい」「ライフスタイルに合っている」「環境に優しくや省エネ性が高い」といった視点も、プランを選ぶうえでの基準のひとつになるでしょう。

乗り換えても安全性に問題はない

電気やガスの契約先を変えることで、「停電しやすくなるのでは」「倒産した場合はどうなるのだろう」と不安に感じる場合も多いかもしれませんが、電気・ガスの契約先を変えても安全性や品質は変わらないため、生活への影響はありません。

〇電気
電力の供給システムは、発電部門・送配電部門・小売部門に分類され、自由化されたのは小売部門になります。送配電部門は安定供給のため、自由化後もこれまでと同じように各地域の電力送電会社から電気が送られてくるのです。送電の仕組みはどの事業者と契約しても変わらないため、電気の品質や停電の可能性は変わりません。また、万が一小売事業者が倒産しても電気が止まることもありません。

〇ガス
電気と同様、ガスの品質も変わりはありません。ガスに関わるトラブルについては、導管を管理している地域の都市ガス会社が対応します。

このような理由から、電気、ガスともに契約先の会社を乗り換えても安心して利用することができるのです。

電気とガスをまとめると、どのくらい安くなるの?

電気とガスをまとめて契約した場合、どのくらい安くなるかは人それぞれです。一般的には、ガスよりも電気の使用量が多いご家庭の場合はお得になります。電気・ガスの使用量が多いファミリーの世帯には、まとめて契約したほうが安くなるプランがそろっています。

たとえばLooopでんきの場合、一般的な3人家族(※)の個別に契約した場合と比べると、月に615円・年間で7,380円お得になります。

(※)電気40A、270 kWh/月、都市ガス使用量が32㎥/月の場合。

一方、電気をあまり使用していなかったり、単身で在宅時間が少なかったりした場合、まとめて契約しないほうが安くなることもあります。現在の料金をチェックしながら、各事業者のホームページから料金シミュレーションをしてみましょう。

電気・ガスをセットで契約するメリット

では、電気・ガスをまとめて契約すると具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。

電気・ガスをセットで契約するメリット
メリット1. 支払い先を一本化できる
メリット2. セット割引が適用できる場合がある
メリット3. 解約金・違約金がかからず契約できる場合がある

支払い先を一本化できる

まず、電気とガスの支払い先が一本化できるため、家計管理がシンプルになります。引っ越し等で契約内容を変更するときも連絡先がひとつで済むので手間が省けるのもメリットです。

セット割引が適用できる場合がある

基本料金や従量料金がセットによって値引きされるだけでなく、通信、電気自動車、ガソリンなど、それぞれの事業者の強みをセットにしたサービスを組み合わせることで、よりお得になる場合もあります。

しかし前述の通り、必ずしもトータルでお得になるとは限りませんので、シミュレーションを必ず行いましょう。

解約金・違約金がかからず契約できる場合がある

まとめて安くなったとしても、乗り換えて契約する際に、「解約金や違約金が発生するのでは?」と思う方もいるのではないでしょうか。

しかし、基本的には解約金や違約金は発生しません。そのため、気軽に乗り換えることができることもメリットのひとつです。ただし、途中解約した場合に違約金を設定している事業者も一部あるので、契約前に確認しておきましょう。

Looopでんき+ガス(※)のプランの場合、電気の従量料金は単体で契約するよりも2%割引されます。また、ガス料金はどれだけ使っても基本料金・従量料金が一定に。解約金などもかかりません。

(※)サービス提供エリアは、東京ガス株式会社の「東京地区等」に位置づけられる区域(日立市を除く)に限る。

また事業者によっても、セット割の金額は異なります。たとえば東京ガスのガス・電気のセット割と比較すると、「Looopでんき+ガス」は3人家族の場合で4,810円お得になります(※)。

(※)電気40A、270 kWh/月、都市ガス使用量が32㎥/月の場合

さまざまなプランと比較しながら検討するようにしましょう。

詳しくはこちら

電気・ガスをセットで契約するデメリット

電気・ガスをまとめて契約する際、条件によってはデメリットがある場合やそもそも契約が難しい場合もあります。

電気・ガスをセットで契約するデメリット
デメリット1. 契約の手続きが面倒と感じる場合がある
デメリット2. 必ずしもセット契約が安くなるとは限らない
デメリット3. プロパンガス(LPガス)使用の場合にセット契約できないことも

契約の手続きが面倒と感じる場合がある

電気・ガスをまとめて契約する場合、これまで契約していた電気・ガスの契約を解約して、新たな手続きが必要になる場合もあります。そのため、契約の手続きが面倒だと感じることがあるかもしれません。

しかし、Looopでんきに加入されているお客様が、電気に加えガスもご契約される場合は、お客様から現在契約中のガス会社へのご連絡は不要です。

経済産業省では、契約するときに注意すべきポイントをサイトに記載しており、以下を確認すれば基本的にはOKです。

契約前にチェックしたいポイント

  • いつから電気・ガスを供給するのか?
  • 契約期間はいつからいつまでか?
  • 契約期間満了後の契約更新手続きはどのようになるのか?
  • 契約期間内に解約する場合の制約はあるのか?解約手数料などは発生しないのか?
  • 毎月の電気・ガス料金はいくらか?どうやって算定するのか?
  • 通常の手続きに加えて必要な工事などがある場合、消費者が負担する費用はいくらか?
  • 電気・ガス料金の割引がある場合には、それはいくらか?割引の対象期間はいつまでか? (*2)


(*2)出典:経済産業省ウェブサイト「電力及びガスの小売全面自由化について」
https://www.emsc.meti.go.jp/info/liberalization/
caravan/pdf/20170310001.pdf
から抜粋

例えば新たに電力の契約を結ぶ際、電力会社は消費者に対して電気やガス料金などについて、書面およびオンライン上で説明することが義務付けられています。契約締結後も、契約内容について記載した書面を消費者に交付しなければなりません。

そのため、契約の際には必ず書面等を受け取るようにしましょう。Looopでんきの場合、契約内容についてはマイページ上でも確認できます。

必ずしもセット契約が安くなるとは限らない

家族構成やライフスタイルによっては、電気とガスをセットで契約しても安くならないケースもあります。自分の家庭の場合はどのくらい安くなるかを必ずシミュレーションして確認しましょう。

ただし、電気・ガス代以外にもメリットがあるプランを展開している事業者もあります。

たとえば、電気・ガスをセットで利用すると、料金の割引やポイントを還元するプランを提供する事業者、電気・ガスと合わせてテレビやインターネット回線の料金が割引になるプランを提供する事業者などがあります。

電気・ガス代が安くならなくても、そのほかの面でメリットを得られれば節約効果があるといえるでしょう。家計全体を見て、プランを検討することが重要です。

プロパンガス(LPガス)使用の場合にセット契約できないことも

2017年に経済産業省がまとめた「電気及びガスの小売全面自由化について」によると、都市ガスの普及率は2014年度末で46%となっています。多いように思えますが、東京や大阪が80%超と大都市の割合が大きく、地方では10%前後の地域が多いのも現実です。

このように地方では都市ガスの整備が整っていないため、プロパンガス(LPガス)の利用者が多くなります。

しかし、プロパンガス(LPガス)の場合、新電力会社が供給体制を新たに作ることは難しく、小売事業へ新たに参入しにくいため、都市ガスと比較するとセットで契約できるサービスが少ないのが現状です。今後、電力会社と提携してセット契約が展開されれば割引が期待できますが、そうでない場合は個別でもお得になるプランを検討する必要があります。

光熱費を安くするには電気・ガスをまとめるのがおすすめ

電気・ガスをまとめるセット割は、いわゆる「固定費の見直し」にあたります。これまで通りの電気とガスの使い方でも、契約内容を1回見直すだけで毎月の光熱費を減らせる可能性があるのでおすすめです。セット割で一般的に年数千円から1万円程度の節約効果が期待できるといわれています(※)。

(※)Looop調べ(https://looop-denki.com/low-v/plus_gas/

プランを検討する際に疑問点や不安がある場合は、各事業者のコールセンターなどに問い合わせてから契約することをおすすめします。

電気やガスの契約先を選べる全面自由化によって、電気とガスをまとめて支払えるさまざまなサービスやプランが生まれました。従来の大手電力・ガス会社で支払うよりも料金が安くなると注目されがちですが、メリットはそればかりではありません。

せっかく契約先を変えて電気とガスをまとめたいのなら、節約効果だけを期待するのではなく、何らかの形で社会貢献ができる電気やガスを選ぶのもひとつの手。たとえば、自然エネルギーを活用し、環境を守る活動に貢献している事業者で契約すれば、自分の払った光熱費の一部が環境を守るために使われます。そのような点も考慮してみると、より満足のいくプランが選べるはずです。

現在の電気とガスをまとめて契約するのであれば、どんなプランだったら満足できるかどうか、いま一度見直してみてはいかがでしょうか。

まとめ

全国47都道府県で展開している(※1)「Looopでんき(ループでんき)」。 基本料金0円の「おうちプラン」をはじめ、「Looopでんき+ガス」(※2)で電気とガスをまとめると電気の従量料金が2%割引されます。
さらに、太陽光発電や蓄電池とのセット割引や、電気自動車の所有者向けの割引などニーズに合わせたプランも登場しています。

まずはライフスタイルや好みにあった内容を探してみてくださいね。

Looopでんきの料金プランはこちら

(※1)7/1より沖縄でのサービス提供開始。ただし離島を除く
(※2)サービス提供エリアは、東京ガス株式会社の「東京地区等」に位置づけられる区域(日立市を除く)に限る。

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