電気の即日開通ができる電力会社を紹介！電気代が安い電力会社はどこ？

引越しはやることが多いため、ついつい電気の手続きを忘れて引越し当日を迎えてしまうケースがあります。そんなときにあるとうれしいのが、電気の即日開通に対応している電力会社です。しかし、そもそも電気の即日開通は可能なのでしょうか？即日開通の可能性について解説します。

電気の即日開通に対応しているかどうかは、電力会社によって大きく異なります。すべての電力会社が、申し込んだその日に電気を通してくれるわけではありません。
実際に「即日開通可能」と明記している電力会社は少数派といえるでしょう。そのため、申し込み当日から電気を開通してくれる電力会社から電気料金プランを選ぼうとすると、どうしても選べるプランが限定されてしまいます。
本当に自分のライフスタイルに合ったプランを選びたいのであれば、引越しのその日に手続きを行うのではなく、時間に余裕を持って契約することを前提に、さまざまな電力会社のプランからベストなものを選ぶのが理想的です。即日開通を引き受けてくれる電力会社は「万が一のときの選択肢」ととらえると良いでしょう。

自宅の電力メーターが「スマートメーター」であった場合には、即日開通対応の電力会社を選んでいたとしても、申し込み当日の開通は難しいかもしれません。スマートメーターとは、通信機能を備えている電力メーターのことです。電力使用量をデジタルで表示します。
スマートメーターが設置されているご家庭では、電力会社が遠隔操作で電気の開通作業を行います。未契約のまま契約者側でメーターを操作し、電気を開通させることはできないため、引越し前日までに電力会社との電気契約を済ませていないと、引越し当日に電気を開通させることはできません。
ただし、スマートメーターが設置されているご家庭であっても、電力会社次第では即日開通できる場合があります。即日開通を望む場合には、電力会社に問い合わせましょう。

電気の即日開通を受け付けていて、電気料金が安い電力会社を3社紹介します。引越し当日まで電気契約を忘れてしまった場合には、紹介する3社を利用するのがおすすめです。

Looopでんきは電気の即日開通を受け付けています。当日15時までの申し込みで即日開通が可能です。
Looopでんきのメリットは電気代の安さにあります。月388kWhの電気を使う4人家族が、東京電力の「スタンダードS」からLooopでんきの「スマートタイムONE」に乗り換えると、年間で約14,000円お得になると試算されています。
また、契約や解約に関して縛りがないのもLooopでんきのメリットです。新電力が初めての方でも気軽に契約できるでしょう。
なお、Looopでんきで電気を申し込み当日に開通できるのは引越し時のみです。現在の住所で行う電力会社の切り替えについては、即日開通には対応していない点に注意しましょう。
⇒お急ぎの方はこちら（Looopでんきのお申し込み）

おてがるでんきも電気の即日開通に対応している電力会社です。当日21時30分までの申し込みで即日開通が可能です。
おてがるでんきのメリットは基本料金が無料なところにあります。電気を使用した分だけ電気代を支払うシステムになっているので、電力使用量が少ない方ほどお得を感じられるでしょう。
また、おてがるでんきでは、電力量料金が30分ごとに変わる「市場連動型」の料金体系を採用しています。電力量料金が安い時間帯にまとめて電気を使えば、電気代の節約が実現できるでしょう。

即日開通を希望するのであれば、プライムでんきも選択肢の1つになります。プライムでんきでは、「JFプラン」「Jプラン」「オール電化プラン」の3つのプランを展開中で、「JFプラン」では当日19時までの申し込みで即日開通が可能です。
プライムでんきのJFプランのメリットは基本料金がゼロ円な点です。東京電力の従量電灯B（契約アンペア数：40A）からの乗り換えの場合、年間で約14,000円お得になると試算されています。
電力量料金が一律なのもJFプランの特徴です。電気をどれだけ使っても電力量料金が変わらないので、電気をたくさん使う方ほどお得を実感しやすいといえるでしょう。

電気の即日開通を希望する際、引越し当日にやるべきことを解説します。基本的な流れを頭に入れておきましょう。

電気を即日開通するには、まずこれまで契約していた電力会社に連絡し、旧居に供給されている電気を止める必要があります。旧居の電気を止める手続きを行わないと、旧居と新居の両方で電気代が請求される可能性があるためです。
旧居の電気を止める手続きは、契約している電力会社のWebサイトやアプリを使って行うのが一般的でしょう。
電気の即日開通を望む場合、旧居の電気停止手続きも引越し当日に行うことになります。当日の手続きの場合、Webを介した手続きだと時間のロスが発生する可能性があるので、電話窓口に連絡して手続きを行う方が確実です。

旧居の電気を止める手続きを済ませた後は、申し込み当日から電気を使える会社を探し出し、迅速に申し込みましょう。
即日開通を引き受けている会社であっても、指定する時間内に申し込みを行わないと、申し込んだその日から電気は使えないので、注意が必要です。
申し込む際には、電話申し込みとWeb申し込みを賢く使い分けましょう。制限時間が迫っている場合は電話申し込みを、時間に余裕がある場合はWeb申し込みを選ぶのがおすすめです。
なおLooopでんきでは、当日15時までにWebで手続きを完了させれば、申し込んだその日に利用開始可能です。Looopでんきでは、引越しに伴って電気手続きを行う場合に限って即日開通に対応しています。現住所で電力会社の切り替えを行うケースでは、申し込んだその日に利用開始はできません。

電気の利用開始手続きの際に求められる情報は以下の通りです。

• 契約者名（名義人）
• 連絡先（電話番号・メールアドレス）
• 新居の住所
• 契約する電気料金プラン名
• 契約アンペア数
• 電気料金の支払い方法（クレジットカード払いや口座振替など）
• 新居の供給地点特定番号
• 新居の電力メーター番号（必要な場合）

新居の住所から電気の使用地点を特定できない場合、新居に設置されている電力メーターの番号（電力メーターの正面に記載された「No.」から始まる番号）が必要になるケースがあります。

電気の利用開始手続きが完了したら、電力会社からの開通完了の連絡を待ちましょう。開通完了の連絡は電話やメールなどで行われます。
開通完了の連絡を受け取ったら、電化製品を実際に使用してみて、電気が通っているかをチェックします。電化製品が使えなかった場合には、電力会社側での開通処理が済んでいない可能性があるため、改めて問い合わせをしましょう。
従来型のアナログメーターが設置されているご家庭の場合、電気を使えるようにするにはアンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカーの3つを操作し、ブレーカーを上げる必要があります。

多くの方にとって「電気の即日開通」は初めての経験のはずです。そのためわからないこともきっと多いでしょう。即日開通に関する素朴な疑問にお答えします。

即日開通を引き受けている電力会社であっても、何時までの申し込みでその日に電気を利用できるようになるかは、会社ごとに違ってきます。即日開通を望む場合には、会社ごとに設定されている対応可能時間をしっかり確認することが大切です。なおLooopでんきの場合には、当日の15時までに申し込みを済ませれば、当日から電気を利用可能です。
受付終了時間ぎりぎりの時間に電気の利用開始手続きをしようとすると、電話が混み合ってつながりにくくなる可能性があります。申し込んだその日の利用開始を望む場合には、できるだけ早く電力会社に連絡し、迅速に手続きを終わらせてしまいましょう。

土曜日・日曜日・祝日に即日開通できるかどうかも、電力会社によって異なります。土日や祝日でも電話による利用開始手続きを引き受けている会社であれば、平日以外でも申し込み当日から電気を利用可能です。
しかし中には、元々土日や祝日には手続き自体を受け付けていない会社もあります。休日に引越しを実施している場合には、電力会社に問い合わせ、即日開通の可不可を確かめる必要があるでしょう。
たとえ土日や祝日に利用開始手続きができる会社であっても、土日や祝日は引越しが集中するため、窓口も混み合います。可能であれば、引越し前の平日に手続きを完了させておくと安心です。

新築への引越しで、乗り換え先の電力会社に「新電力」を選択した場合、電気の即日開通は難しいと考えられます。新築の住宅には、電気契約の際に必要な「供給地点特定番号」が振り分けられていない可能性があるからです。
供給地点特定番号とは、電気を利用している場所を特定するために必要な22桁の番号のことです。電力会社を乗り換えるときや停電のときなどに求められます。
電力小売自由化以前から電力の小売を行っていた大手の電力会社であれば、供給地点特定番号がなくても契約が可能です。新築への引越しで、申し込んだその日の利用開始を望む場合には、大手の電力会社に問い合わせ、即日開通ができるか確認してみましょう。

電気の即日開通は一部の電力会社で受け付けています。しかし、そもそも即日開通を引き受けてくれる会社は少ないため、どうしても選べるプランが限られてしまいます。自分に合ったプランを自由に選びたいのであれば、電気の利用開始手続きは余裕を持って行うのがベストです。引越し前に余裕を持って準備を整え、自分に合った電力会社を選べるようにしましょう。
⇒電気契約の進め方についてもっと詳しく知りたい方はこちら
⇒電気開通までの手続きについてもっと詳しく知りたい方はこちら