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再エネ賦課金の写真 再エネ賦課金の写真

電気に関する単位には、ワット・アンペア・ボルトなどがあります。言葉自体は聞いたことがあっても、意味をしっかりと理解していない方も多いのではないでしょうか。ワット・アンペア・ボルトの意味や、消費電力を用いた電気代の計算方法を解説します。

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そもそも電気とは?

電気とはどのような現象を意味するのでしょうか。ワット・アンペア・ボルトを知る前に、まずは電気について理解を深めておきましょう。

自由電子が移動する現象

物質を構成する原子や分子の周りでは、電子が回っています。自由に動ける電子を自由電子といい、自由電子が決まった方向に動いてできる流れが電気です。
電子を含め電気的性質を持つ物質のことを電荷(でんか)と呼びます。厳密には電荷の移動現象が電気であり、電荷を流そうとする力が電圧、一定時間に流れる電荷の量が電流です。
なお、電荷が動かない状態を静電気と呼び、電荷がかたよった状態で電気の流れやすい物質が近づくと放電が生じます。物を触って瞬間的に「バチッ」と感じるのは、静電気によって発生した放電です。

電気に関する単位の意味

電化製品の取扱説明書やカタログには、ワット・アンペア・ボルトといった言葉が記載されています。それぞれの意味を見ていきましょう。

ワット(W)

ワット(W)とは、1秒間あたりの消費電力の単位です。アンペア(A)×ボルト(V)」の計算式で求められ、どれだけの電圧でどれだけの電流を流せたかという仕事量を表します。
ワットが大きいほど電気エネルギーの消費量も多くなります。100Wの電球が60Wの電球に比べ明るいのは、100Wの電球の方がより多くの電気エネルギーを消費しているためです。
電化製品によっては、ワットではなくキロワット(kW)で表示されているケースもあります。1kW=1000Wです。
電化製品の電気代はワットを用いて算出し、ワットが大きくなるほど電気代も高くなります。

ワットアワー(Wh)

1時間で消費される電力量の単位がワットアワー(Wh)です。ワットがどれだけの時間使用されたかを示すものであり、実質的なエネルギー使用量を算出するために用います。
電力量の計算式は「電力(W)×使用時間(h)」です。例えば、消費電力200Wの電化製品を5時間使った場合、電力量は200W×5h=1000Whとなります。
1000Whは1kWhであり、電力会社の電気料金は1kWh単位で決められています。2024年8月現在の電力料金の目安単価は31円/kWhです。
※出典: 公益社団法人 全国家庭電気製品 公正取引協議会

アンペア(A)

アンペア(A)とは、電気が流れる量(電流)の単位です。アンペア数が高いほど、より多くの電気が流れます。
アンペア制を採用している電力会社と契約する際は、アンペア数の選択が必須です。契約アンペア数が高ければ、一度により多くの電化製品を使えます。
主な電化製品のアンペア数の目安は次の通りです。

  • IHクッキングヒーター:14A
  • 電子レンジ:13A
  • ドライヤー:12A
  • 電気ケトル:11A
  • エアコン:6A
  • 洗濯機:3A
  • 冷蔵庫:2A
  • テレビ:2A

契約アンペア数を決める際は、同時利用する可能性がある電化製品のアンペア数を考慮する必要があります。

ボルト(V)

電気を押し出す力(電圧)の単位がボルト(V)です。ボルトが高ければ、より多くの電気が流れます。
日本の一般的なご家庭の電圧は、基本的には100Vです。「アンペア(A)×ボルト(V)=ワット(W)」であるため、100Wの電力では1A相当の電流が使われています。
電化製品によっては200Vの電源が必要となるケースもありますが、100Vと200Vではコンセントやプラグが異なり、誤った電源では使用できないようになっています。

電化製品の電気代の計算方法

ワットをはじめとした電気に関する単位を理解できたら、次に電化製品の電気代の計算方法を覚えておきましょう。通常、電化製品の電気代は消費電力を用いて計算します。

消費電力の種類

電化製品における消費電力とは、電化製品を動かす際に使われる電力のことです。取扱説明書やカタログでは、ワット(W)やキロワット(kW)で表示されています。
消費電力には定格消費電力と年間消費電力の2種類があります。
定格消費電力はJIS規格に基づいた条件で使った場合に消費される電力です。電化製品を最大出力で使用した場合の消費電力が示されます。
電化製品を一定条件下で1年間使用した場合の消費電力が年間消費電力です。冷蔵庫や洗濯機など毎日のように使う電化製品は、消費電力を比較するだけで節約につながる製品を選びやすくなります。

消費電力を用いた電気代の計算方法

電化製品の電気代は、次の計算式で導き出せます。
消費電力(kW)×時間(h)×電力料金単価(円/kWh)
※2024年8月現在の電気料金目安単価は31円/kWh
消費電力がWで表示されている場合は、電気料金単価の単位に合わせてkWに換算しなければなりません。
なお、年間消費電力は使用時間も想定して決められているため、単位はkWhです。「年間消費電力(kWh)×電気料金単価(円/kWh)」の計算式で、1年間の電気代の目安を計算できます。

ワットやアンペアを考慮した節約方法

電気代を節約したい場合は、電力会社との契約や電化製品の使い方を見直すことが大切です。ワットやアンペアを考慮した電気代の節約方法をご紹介します。

契約アンペア数を下げる

アンペア制を採用している電力会社では、契約アンペア数が上がると電気料金の基本料金も高くなる仕組みとなっています。
したがって、現在の契約アンペア数を下げれば基本料金も下がり、電気代の節約につなげることが可能です。電化製品の同時使用量や世帯人数を考慮し、契約アンペア数を下げられないか確認してみましょう。
なお、Looopでんきであれば基本料金0円のため、アンペア数に連動した固定費を気にする必要がありません。
契約アンペア数についてもっと詳しく知りたい方はこちら

使わない電化製品のプラグは抜く

待機時消費電力の削減は電気の節約の基本です。使わない電化製品のプラグは抜く習慣をつけ、待機時消費電力の削減に努めましょう。
資源エネルギー庁の資料によると、ガス温水器・テレビ・冷暖房兼用エアコン・電話機・BD・HDD・DVDレコーダーなどが、待機時消費電力が多い電化製品となっています。
ただし、近年は待機時消費電力を抑えた電化製品も増えており、例えばテレビに関しては待機時消費電力0.1W以下の機種もあります。
※出典: 平成24年度エネルギー使用合理化促進基盤整備事業 (待機時消費電力調査)報告書概要

消費電力の小さい電化製品に買い替える

新しい電化製品の中には省エネ性能がアップしているものが多いため、古い電化製品は消費電力の小さい機種に買い替えるのもおすすめです。
使用期間10年を目安に買い替えを検討するとよいでしょう。古い電化製品が故障した場合も、修理より買い替えたほうが長期的な節約につながりやすくなります。

消費電力が大きい電化製品はタイマー機能で電気代の安い時間帯に使用する

LooopでんきのスマートタイムONEは、基本料金0円で30分毎に変動する料金単価に基づくプランです。
洗濯乾燥機や食洗機など、タイマー機能で利用時間をコントロールできる電化製品は、電気料金の安い時間帯に利用することで電気代の節約につながります。
消費電力が大きい電化製品の使用時間帯を柔軟に変えられるご家庭なら、LooopでんきのスマートタイムONEを検討してみましょう。

ワット・アンペア・ボルトの意味を知ろう

電気に関する単位の意味を知れば、電化製品の電気代についてより深く理解できます。ワットやアンペアを考慮した節約方法も、できる範囲で実践しましょう。

光熱費の節約を考える方は、Looopでんきの「スマートタイムONE」を検討してみてはいかがでしょうか。電気の使い方を工夫すれば、電気料金を抑えられる可能性があります。

電気料金は毎月発生する生活コストであり、家計を圧迫していると感じる方は今すぐにでも見直したい支出の1つです。

Looopでんきで電気料金の見直しに成功しているお客様の声を紹介します。

(20代 / 女性 / 1人暮らし)
以前契約していたところよりも安く、どのくらい使用してどのくらいの料金だったのかも分かり、前月以降の料金もあって比較が出来て非常にありがたいです。

(40代 / 女性 / 2人暮らし)
学生の一人暮らしには最適。長期休みは実家で過ごすなど不在も多いので、基本料金がなく、使った分だけ払えばいいので、大手電力会社よりお得。

早速、Looopでんきの「スマートタイムONE」をチェックしてみましょう。料金単価が市場価格に連動するため、電気料金が安い時間帯に合わせて電化製品を利用すれば、毎月の光熱費を抑えることも可能なプランです。