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再エネ賦課金の写真 再エネ賦課金の写真

オール電化住宅に住んでいると、電気代の高さに頭を抱えることもあるでしょう。「もしかして使いすぎているのでは?」と不安を覚えることもあるでしょう。今回はオール電化の2人暮らし世帯の電気代の平均値を解説します。

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オール電化住宅に住む2人暮らしの平均的な電気代

オール電化住宅に住んでいる2人暮らし世帯が毎月支出する電気代の平均値を紹介します。世の中の「普通」を知って、自分が支払っている電気代が高いのか安いのかを判断できるようになりましょう。

平均的な電気代は約13,000円

関西電力の調べによると、世帯人数別のオール電化住宅の電気代の平均値は以下の通りです。

  • 一人暮らし:10,777円
  • 2人暮らし:13,406円
  • 3人暮らし:14,835円
  • 4人暮らし以上:16,533円

一方、総務省統計局が実施している「家計調査」によると、一般的な住宅の電気代の平均値(2021年)は以下のようになっています。

  • 一人暮らし:5,482円
  • 2人暮らし:9,183円
  • 3人暮らし:10,655円
  • 4人暮らし:11,376円

以上のことから、オール電化住宅のご家庭の電気代は、一般的な住宅に住むご家庭よりも4,000~5,000円高いといえそうです。
なお、一般的な住宅に住む2人暮らし世帯の場合には、ガス代やその他の光熱費もかかってきます。家計調査によると、それぞれの平均支出額は以下の通りです。

  • ガス代:4,330円
  • その他の光熱:1,311円

以上のことから、2人暮らしの光熱費の合計は14,824円となります。オール電化の電気代と比較すると、一般的な住宅の方が1,400円ほど光熱費が余分にかかっているといえそうです。
※出典: オール電化世帯人数別の電気代平均額|オール電化|関西電力 個人のお客さま
※出典: 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 1 (実数,構成比,増減率,寄与度) 単身世帯・勤労者世帯・勤労者世帯以外の世帯・無職世帯 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
※出典: 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 世帯人員別 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者世帯(うち世帯主が60歳未満)・無職世帯 年次 2021年 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

電気代は冬の時期に高くなりやすい

電気代は寒い季節になると高くなりやすい傾向があります。家計調査によると、四半期ごとの電気代(2024年)は以下のようになっています。なお、下記の数値はオール電化住宅に特化したデータではありません。

  • 1~3月:13,265円
  • 4~6月:11,125円
  • 7~9月:11,984円
  • 10~12月:11,657円

冬場に電気代が高くなるのは、暖房器具の使用頻度が増えたり、給湯器の設定温度が高くなったりするためといわれています。冬場の電気代を安く抑えたいのであれば、暖房器具や給湯器の使い方を見直す必要があるといえるでしょう。
※出典: 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 6-1 (実数,増減率,寄与度) 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者以外の世帯・無職世帯 四半期 2024年1~3月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
※出典: 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 6-1 (実数,増減率,寄与度) 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者以外の世帯・無職世帯 四半期 2024年4~6月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
※出典: 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 6-1 (実数,増減率,寄与度) 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者以外の世帯・無職世帯 四半期 2024年7~9月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口
※出典: 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 6-1 (実数,増減率,寄与度) 二人以上の世帯・勤労者世帯・勤労者以外の世帯・無職世帯 四半期 2024年10~12月期 | ファイル | 統計データを探す | 政府統計の総合窓口

2人暮らしの電気代が高くなる原因

世帯人数別の電気代を比べると、一人暮らしから2人暮らしになるときに大きく電気代が跳ね上がることがうかがえます。2人暮らしの電気代が高くなりがちな理由を解説します。理由を知れば、今の電気代に納得できるようになるかもしれません。

一人暮らしよりも部屋数が増えるから

2人暮らしになると、一人暮らしをしているときよりも多くの部屋数が必要になるため、電気代が高くなるといわれています。2人暮らしになって部屋数が多くなると、各々の部屋でエアコンや照明を使用することになるため、余分な電気代がかかってしまうのです。
部屋の広さが変わることも電気代に影響を与える要素の1つといわれています。部屋の広さによって消費電力が大きく変わる電化製品の代表例がエアコンです。エアコンは、畳数が大きくなるほど消費電力が多くなるため、部屋が広くなると電気代も高くなりがちです。

2人の生活サイクルが違う場合があるから

生活スタイルが違う2人が一緒に暮らしている場合、電気代が高くなりやすいといわれています。
例えば、1人が在宅勤務中心の働き方をし、もう1人が夜勤中心の働き方をしている場合には、2人がまったく異なる時間帯に電気を使用することになるため、どうしても電気代が高くなってしまいます。
ここまで極端な例でなくても、2人の生活スタイルに違いがあると、「一緒に同じ電化製品を使う」というシーンがぐっと少なくなるでしょう。結果的に電化製品の稼働時間が長くなり、電気代が高くなりやすいのです。

オール電化住宅の電気代が高くなる原因

オール電化住宅の平均的な電気代よりも高い電気代を支払っている場合、身近なところに電気代が高くなる原因が潜んでいるかもしれません。オール電化の電気代が高くなる理由を解説します。

電力量料金が高い時間帯に電気を使っているから

オール電化住宅向けの電気料金プランを契約している場合、昼間にたくさんの電気を使用すると、トータルでの電気代が高くなる可能性があります。
オール電化住宅向けの電気料金プランは、エコキュートでお湯を沸かす夜間の電力量料金単価が安く設定されているものが一般的です。このようなプランの多くは、夜間の電力量料金単価が割安に設定されている代わりに、昼間の電力量料金単価は高めに設定されています。
在宅勤務中心の働き方になったり、家族が長期休暇に入ったりすると、昼間に消費する電気の量が増えるため、オール電化住宅では電気代が高くなることがあるのです。

設置されている機器が古いから

旧式の設備が備え付けられている場合、無意識のうちにたくさんの電気を消費してしまい、電気代が上がってしまうことがあります。
給湯器を例にとれば、現在は空気中の熱を活用してお湯を沸かすエコキュートが主流となっています。しかし、一昔前までは電熱ヒーターを加熱して水を温める電気温水器が広く普及していました。電気温水器よりもエコキュートの方が省エネ性能が高いため、電気温水器が設置されている住宅に住んでいると、想像以上に電気代がかかってしまう可能性があるのです。
初期のオール電化住宅では、冬場の電力使用量が3,000~5,000kWhもあったといわれています。これに対し、比較的新しいオール電化住宅では、冬場の電力使用量は1,000kWh程度まで抑えられています。
※出典: ひと月の電気代が10万円超え!?オール電化住宅の電気代を考える|エネこれ|資源エネルギー庁

オール電化の電気代を節約する方法

オール電化の電気代は工夫次第で節約可能です。オール電化の電気代を圧縮する方法を解説します。中には今すぐ実践できる工夫もあるので、電気代を節約したいのであれば積極的に試してみましょう。

電気料金プランを見直す

オール電化住宅に住んでいる方におすすめなのが、夜間の電気料金が安く設定されているオール電化住宅向けのプランに乗り換えることです。オール電化住宅向けのプランに変更すれば、電気の使い方を改めることなく電気代の削減が狙えます。
しかし、オール電化住宅向けのプランは、昼間の電力量料金単価が高く設定されているものが一般的です。昼間の在宅時間が長い家族がいる場合、昼間の電力使用量が多くなり、むしろ電気代が高くなってしまう可能性があります。つまり、すべてのオール電化家庭にオール電化住宅向けのプランが合っているとは言えないのです。
家族全員の生活スタイルを鑑みて、オール電化住宅向けのプランに縛られずに、より電気代が安くなる料金プランを探すことが大切です。

電力会社を変更する

オール電化住宅向けのプランに納得できない場合には、自身のライフスタイルに寄り添ってくれる電力会社を探しましょう。世の中には多彩な電気料金プランを展開する電力会社がたくさんあるため、電力会社を乗り換えることでオール電化の電気代を圧縮できる可能性があります。
電力会社を乗り換える際は、現在よりも電気代が安くなるかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。自身の電力使用量やライフスタイルを顧みることで、自分にぴったりの電力会社が見えてくるはずです。
電力会社を選ぶときには、その会社がサービスを展開している地域(=供給エリア)も併せてチェックしましょう。自宅が供給エリア外にある場合、その電力会社とは契約できないため注意が必要です。
電気を切り替えるメリット・デメリットについて詳しく知りたい方はこちら
新電力と大手電力の違いについて詳しく知りたい方はこちら

契約アンペア数を見直す

オール電化住宅向けの料金プランでは、契約アンペア数に応じて基本料金が設定されている場合が多いため、契約アンペア数を下げることで、基本料金を抑えることが可能です。
アンペアとは電気の量を表す単位のことです。契約アンペア数が大きくなると、その分一度に使える電化製品の数が多くなります。
オール電化住宅に住む方の契約アンペア数の目安は60Aです。2人暮らしの場合には、60A以下の契約アンペア数でも事足りることがあります。60Aよりも大きなアンペア数で契約している場合には、アンペア数を下げる余地が残っていると考えて問題ないでしょう。
なお、契約アンペア数を下げるときは、日常的に使用する電化製品のアンペア数を合計し、本当に必要なアンペア数を計算することが大切です。また、契約アンペア数は頻繁に変更できないため、よく考えてから契約アンペア数を決めることも重要です。
オール電化のアンペア数について詳しく知りたい方はこちら

できるだけ夜に電気を使うように工夫する

夜間の電気料金が安くなるオール電化住宅向けの料金プランを契約している場合には、電気を使用する時間帯を昼間から夜間にずらすことで、電気代を安くする効果が期待できます。
電気を使う時間帯を夜間にずらすときに活用したいのが、電化製品に搭載されているタイマー機能や予約機能です。これらの機能を使えば、生活スタイルを変えずに電気を使う時間を調節できます。
タイマー機能を積極的に活用したい電化製品には、「洗濯機」「乾燥機」「食洗機」「炊飯器」などがあります。洗濯機や乾燥機は運転音があるため、あまりにも深い時間に稼働時間を設定しないようにしましょう。

エコキュートは省エネモードを選択する

エコキュートが設置されているご家庭であれば、エコキュートに搭載されている「省エネモード」を積極的に選択すると、お湯を沸かすために消費する電気代を節約できます。
省エネモードとは、これまでの使用状況をもとに、無駄のない量のお湯を自動で沸かす機能です。エコキュートの省エネモードは、メーカーによって名称が異なります。一例は以下の通りです。

  • 三菱電機:おまかせ
  • ダイキン:おまかせ
  • コロナ:おまかせ省エネ
  • パナソニック:おまかせ節約

自宅のエコキュートに省エネモードが搭載されているか分からない場合や、モードの名称が分からない場合には、取扱説明書を確認しましょう。

電気代を抑えるために実践したい電化製品の使い方

電化製品の使い方を見直して節電を実現すれば、オール電化の電気代をさらに削減可能です。電化製品の中でも特に消費電力が大きい「エアコン」「冷蔵庫」「照明」の賢い使い方を解説します。

エアコン

ご家庭で使用する電化製品の中でも、エアコンは特にたくさんの電気を消費する製品です。そのため、エアコンの使い方を見直すと大きな節電効果が狙えます。
エアコンの電気代を節約したい場合には、まず温度設定を控えめにすることが大切です。夏は28℃、冬は20℃を目安にすれば、簡単に節電を実現できます。
経済産業省資源エネルギー庁が公開している省エネポータルサイトによると、外の気温が31℃のときにエアコンの設定温度を27℃から28℃に上げると、年間で約940円の節約につながるとしています。
風量を「自動」に設定するのも節電に効果的です。最初から「弱」で運転するよりも、手軽かつ効率的に省エネを達成できます。
また、サーキュレーターを併用することで、さらなる効率化が期待できます。部屋の温度ムラを解消することで、設定温度を変えずに快適度を高められます。
※出典: 空調 | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
エアコンの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

冷蔵庫

冷蔵庫の電気代を抑えたいのであれば、温かいものを冷蔵庫に入れるとき、しっかりと冷ましてから入れるようにしましょう。温かいものをそのまま冷蔵庫に入れると、庫内の温度が上昇してしまうため、再び設定温度まで庫内を冷やすのに余分な電気を使ってしまいます。
また、冷蔵庫に食材を入れるときは詰め込みすぎないことも大切です。庫内にぎっしり食材を詰め込むと、庫内全体に冷気が行き渡りにくくなり、冷却効率が低下してしまいます。
省エネポータルサイトによると、庫内に詰める食材の量を半分にするだけで、年間約1,360円の節約につながるとしています。
※出典: キッチン | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
冷蔵庫の電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

照明

照明の電気代を節約したいのであれば、蛍光灯や電球をLEDに交換しましょう。
省エネポータルサイトの試算によると、68Wの蛍光灯を34WのLED照明に交換した場合、年間2,000時間照明を使用すると仮定すると、年間で約2,108円の節約につながるとしています。
すでにLEDへの切り替えを終えている場合には、照明器具を積極的に掃除しましょう。照明そのものや傘部分にほこりが付着していると明るさが落ちてしまうため、掃除をしてLED本来の明るさを引き出せれば、照度を下げても快適に過ごせるようになります。
※出典: 照明 | 無理のない省エネ節約 | 家庭向け省エネ関連情報 | 省エネポータルサイト
蛍光灯とLEDの電気代についてもっと詳しく知りたい方はこちら

オール電化の電気代は工夫次第で減らせる

オール電化住宅に住んでいると、どうしても毎月の電気代は高くなってしまいます。しかし、ガス代やその他の光熱費がかからないことを考えれば、オール電化の電気代の高さはそれほど問題にはならないといえるでしょう。また、オール電化の電気代は工夫次第で圧縮可能です。できる工夫から実践して、納得できる電気代を目指しましょう。

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