電力会社を乗り換えるにはどうすればいい?メリット・デメリットも教えて!

  • 公開日:2020年12月24日
  • 執筆者:Looop編集部

共にパソコンに向かって会話をしている男女の写真共にパソコンに向かって会話をしている男女の写真

「電力会社を乗り換えると電気料金が安くなる」。そんな言葉を聞いたことはないでしょうか。このページでは、電力会社の乗り換えの基礎知識やメリットから、具体的な乗り換え手順まで幅広く紹介しています。電気料金を少しでも節約したいと考えているなら、ぜひチェックしてみてください。

電力会社を乗り換えるってどういうこと?

「電力会社を乗り換えると電気代が安くなる!」と宣伝するテレビCMや広告を見たことがある方は多いでしょう。しかし、「電気は決められた会社から買うもの」というイメージがあるためか、「電力会社を乗り換える」「電力会社を選ぶ」ことがどのような意味なのか、ピンとこない方も多いようです。

そこでまずは、「電力会社の乗り換え」とはどのようなものなのかを簡単に説明しておきましょう。

電力自由化によって電力会社を選べるようになった

かつての日本では、電力事業を運営できる企業が東京電力や関西電力といった地域の電力会社(10社)に限定され、住んでいる地域によって契約できる電力会社が決められていました。これが前述した「電気は決められた会社から買うもの」という先入観の元になっています。

しかし、事情が大きく変わったのが2016年。「電力自由化」と呼ばれる電力事業の制度改革によって、地域の電力会社以外も電気の家庭向け小売事業を運営できるようになったのです。現在、ガス・石油会社、通信会社、鉄道会社など、さまざまな企業が、家庭向けの電気小売事業に参入しています。

つまり、ご家庭で使用する電気を購入する企業を自由に選べるようになったということ。そして、電気を購入する企業を選びなおすことが、「電気の乗り換え」「電力会社の乗り換え」です。

なお、電力自由化後に電気の小売事業に参入した企業を、一般に「新電力」と呼びます。電力会社の乗り換えを検討するときに、よく目にする言葉なので覚えておきましょう。

電力自由化による電力事業の変化電力自由化による電力事業の変化

新電力への乗り換えは急速に拡大中

2016年の電力自由化以降、地域の電力会社から新電力への乗り換えは急速に増加しています。新電力の代表格である「Looopでんき」の契約者の推移を見てみましょう。一般家庭や商店などで使用される低圧区分の契約者数は、2016年の31,156件から、2019年には191,569件へと、実に6倍以上になっています。

Looopでんきの契約数の推移(低圧区分)Looopでんきの契約数の推移(低圧区分)

電力会社を乗り換えるメリット

電卓と電球と積みあがっているコインの写真電卓と電球と積みあがっているコインの写真

なぜ新電力への乗り換えが増えているのでしょうか。ここでは電力会社を乗り換えることで得られる代表的なメリットを三つご紹介します。

【メリット1】電気料金がグンと安くなる可能性がある

電力会社を乗り換えるメリットとして第一に紹介したいのが、電気料金が安くなる可能性があることです。例えば、東京電力エナジーパートナーから「Looopでんき(おうちプラン)」に乗り換えたときの例を見てみましょう。3人世帯を想定したシミュレーションでは、なんと年間約16,000円も安くなるという結果になっています。

東京電力エナジーパートナーとLooopでんきの電気料金比較東京電力エナジーパートナーとLooopでんきの電気料金比較

※東京電力エナジーパートナーの従量電灯B 40Aプランの契約で、電力使用量520kWh/月の場合を想定しています。

このように電気料金が安くなる背景には、新電力が提供する豊富な料金プラン・サービスプランがあります。

従来の地域の電力会社の電気料金は、ほとんどのプランで「使用量に関わらず毎月必ずかかる“基本料金(最低料金)"+使用量に応じて計算される“従量料金”“再エネ賦課金”」という構成になっていました。

電気料金の一般的な構成電気料金の一般的な構成

しかし、電力自由化以降は、新電力を中心に「基本料金や最低料金が0円のプラン」「時間帯によって電気料金が変わるプラン」などのさまざまなプランが提供され始め、ご自身のライフスタイルに合ったプランを選ぶことで電気料金が安くなるようになってきているのです。

電気料金が安くなりやすいのはこんな人

  • 3人以上の世帯で毎月の電気の使用量が多い
  • 契約アンペア数が大きい
  • 毎月の電気の使用量に波がある

【メリット2】さらに電気料金がお得になる割引サービスがある

電気料金が安くなるというメリットに付随するのですが、新電力が電気を供給できるようになったことで、特徴のある割引サービスが生まれています

例えばガスと電気のセット割引。ガスと電気の契約を同じ会社にまとめることで電気料金が安くなるのです。そのほか、通信会社系列の新電力では、スマホやインターネットの契約と電気の契約をセットにすることで、電気料金が安くなる場合もあります。

ちなみにLooopでんきの一般家庭用のプランである「おうちプラン」では、ガスと電気をセットで契約することで従量料金単価(電気の使用量に応じてかかる料金)が0.4円/kWh安くなる「ガス割」や、ご自宅に太陽光発電システムがある方(※1)の電気料金がお得になる「ソーラー割」、電気自動車(EV)を持っている方(※2)の電気料金が安くなる「EV割」などといった割引サービスを提供しています。

(※1)ご自宅の太陽光発電システムで発電した電力のうちの余剰電力を、Looopに供給していただける方
(※2)対象のEV車種をお持ちかつ、戸建てのご自宅に充電器を設置している方

Looopでんきのおうちプランについて詳しく見る

【メリット3】環境配慮や電力の地産地消が実現する

太陽光発電システムと風力発電の写真太陽光発電システムと風力発電の写真

新電力の中には、発電に利用するエネルギーにこだわりを持っている会社もあります。太陽光発電や風力発電、水力発電といった、自然エネルギーによって発電された電気の販売に注力している会社があるのです。こういった会社に乗り換えることで、間接的ではありますが、環境保全への貢献ができます。

また、電力自由化によって、地元の自治体が運営している電気事業者から電気を購入するという選択も可能になりました。電気代の支払いを通じて、地元経済の活性化を助けることができるかもしれません。

電力会社を乗り換えるデメリット

電力会社を乗り換えること自体に基本的にデメリットはありません。「停電しやすくならない?」「安定して電気が供給される?」と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、電気を送る送電網は地域の電力会社が用意したもの。どの会社に乗り換えたとしても停電する可能性や電気の質に差はありません

また、乗り換えの手続きはWebサイト上で完結するケースが多く、非常に簡単です。

注意が必要なのは、ご自身・ご家庭のライフスタイルに合わない電力会社を選んでしまうと、かえって電気料金が高くなってしまう場合があること。また、契約後、一定期間内に解約をしようとすると解約金を請求されるケースもあります(※)。以降の解説で、電力会社の選び方も詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

(※)Looopでんきの「おうちプラン」には最低契約期間や解約金はありません。

電力会社を乗り換えるための5つのSTEP

電力会社の乗り換えることのメリットを読んで、「私も電力会社を乗り換えたい!」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。続いては、電力会社を乗り換えるための具体的な流れと手続きを詳しく説明していきます。

【STEP.1】各電力会社の料金プランを比較する

電卓と光る電球の写真電卓と光る電球の写真

まずは自分が契約できる電力会社を探し、料金プランを比較してみましょう。「電力会社 乗り換え」や「電力会社 比較」といった言葉で検索すると、さまざまな電力会社が見つかるはずです。

とはいえ、どんな料金プランがあるのかをある程度理解しておかないと、比較も難しいでしょう。代表的な料金プランのタイプを下にまとめたので参考にしてみてください。

【1】基本料金が0円のプラン

基本料金が0円で、使った分だけの料金がかかるシンプルな料金プランです。基本料金が高くなってしまいがちな毎月たくさんの電気を使うご家庭や、電気の使用状況に波がある方に適したプランといえます。

【2】従量料金単価が一定のプラン

大手の電力会社では、たくさんの電気を使うと、従量料金単価(電気代のうち電気の使用量によって変動する部分の単価。通常は●●円/kWhで表されている)が高くなる仕組みになっているのが一般的です。

従量料金単価が一定のプランなら、電気をたくさん使っても電気料金が跳ね上がることがないので、ご家庭の消費電力が多くなりがちなファミリー世帯などにおすすめといえます。

【3】時間帯によって電気料金が変わるプラン

電気を使用する時間帯によって料金が変動するプランもあります。多くの場合、早朝・深夜の電気料金が安くなっているので、早朝から活動しているご家庭や、深夜にたくさんの電気を使うライフスタイルの方に向いています。

【4】他のサービスとのセット契約でお得になるプラン

前述した通り、ガスやインターネットと合わせて契約すると、電気料金が割引になる場合が多々あります。ご自身がすでに契約している電気以外のサービスを起点に電力会社やプランを探してみるのもよいでしょう。

【STEP.2】契約中の電力会社の電気料金と比較する

ご自身のライフスタイルや状況に合っていそうな電力会社やプランを見つけたら、乗り換えたときに電気料金がいくらになるかをシミュレーションしてみましょう。多くの電力会社がWebサイト上で電気料金のシミュレーション機能を提供しているので、これを利用します。

電力会社を乗り換える最大のメリットは電気料金の節約といえます。しっかり確認しましょう。

なお、電気料金のシミュレーションには、ほとんどの場合「検針票(電気ご使用量のお知らせ)」に記載されている情報が必要になります。事前に準備しておくとよいでしょう。

検針票(電気ご使用量のお知らせ)検針票(電気ご使用量のお知らせ)

【STEP.3】候補となった電気事業者のサービス内容を詳しく確認する

乗り換え後の電気料金をシミュレーションしてみて、最も安かった電力会社を選べばよいかというと一概にそうとは言い切れません。トラブル時のサポート体制やポイント還元など、その他の付加サービスについても慎重に確認しましょう。この際、最低契約期間や解約金の有無についてもチェックしておくことをおすすめします。

各電力会社のWebサイトにある「よくあるご質問」「FAQ」を読んでみるのもよいでしょう。

【STEP.4】乗り換えの申し込みをする

パソコンに向かい笑みを浮かべる男女の写真パソコンに向かい笑みを浮かべる男女の写真

電気料金と詳しいサービス内容に納得ができたら、申し込み手続きを開始しましょう。申し込みはWebサイト上で行うのが一般的です。

申し込みの際に必要なものは

  • 現在の契約内容に関する情報
  • 申し込みをする方の個人情報
  • お支払いに関する情報

の三つに分類できます。

「現在の契約内容に関する情報」は、電力会社から受け取る検針票(電気ご使用量のお知らせ)に記載されているので、手元に用意しておきます。「お支払いに関する情報」は、クレジットカード番号や口座番号のことなので、すぐに確認できるようにしておくとよいでしょう。

なお、検針票(電気ご使用量のお知らせ)が届かない電力会社と契約している場合は、電力会社のWebサイトにある会員専用ページにログインして確認してみましょう。

申し込み時に必要になる現在の契約内容に関する情報の例

  • 管轄エリア(お住まいのエリア)
  • 供給地点特定番号(電力会社が電気を供給する場所を特定する番号)
  • お客様番号(契約番号)
  • 契約電力単位
  • 契約アンペア数

【STEP.5】電力会社の乗り換え完了を待つ

申し込みが完了し、正しく受け付けが終了したら、あとは乗り換え先の電力会社にお任せしてOK。乗り換え先の電力会社と契約中の電力会社の間で、乗り換え手続きが進んでいきます。

申し込み後、1週間程度で電力会社の乗り換え手続きが終わり、2週間程度で乗り換え後の電力会社から電気の供給が始まる日が通知されるのが一般的です。
なお、ご自宅にスマートメーターが設置されていない場合は、スマートメーターの設置工事が必要になる場合があります。工事費は無料なのですが、乗り換えに時間がかかる場合があるので覚えておきましょう。

Looopでんきへの詳しい乗り換え方法をチェック

検針票だけでOK!数分で電気料金の節約額がわかる!

このページでは電力会社を乗り換えるメリットや詳しい乗り換え方法について解説してきました。「電気料金が安くなるなら乗り換えてみたい!」と感じた方も多いでしょう。

そんなときはまず、電気料金のシミュレーションから始めてみましょう。ご自宅の電気料金がどれだけ安くなるのかがわかれば、乗り換えのメリットがもっと現実的になるでしょう。

電気料金がいくら安くなるかシミュレーションしてみる

※このページ記載されている金額はすべて、2020年12月24日現在の税込表記のものです。

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