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積木の家と電球 積木の家と電球

普段何気なく使っている電化製品ですが、500Wの電化製品にはどのようなものがあるのでしょうか?500Wは一般的な電化製品の中で真ん中くらいの電力量です。一般的な500Wの消費電力の電化製品でいえば、コーヒーメーカーやホットカーペット、プラズマテレビなどがあります。これらの電化製品を使用した場合、電気代はいくらくらいかかるのでしょうか。今回は消費電力が500Wの電化製品の電気代とその節約方法などを解説します。

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500Wの電化製品の電気代は?

ポッドと女性 ポッドと女性

電化製品には消費電力が表示されています。これは、電化製品を動かすために必要な電力のことで、それぞれの電化製品により異なります。この消費電力を使って、使用時間あたりの電気代を計算することができるます。その計算式は次のようになります。

電気代
=1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×1kWhあたりの料金単価(円/kWh)
=1時間あたりの消費電力(W)÷1000×使用時間(時間)×1kWhあたりの料金単価(円/kWh)

この計算式を使って、時間あたりの電気代を計算していきます。

※電化製品などに書かれている1時間あたりの消費電力はWで表示されているので、WをkWの単位に変換すると、消費電力(W)÷1000となります。また1kWh(キロワットアワー)とは1kW(1000W)の電力を1時間使ったときに使用した電気の量のことです。

500Wで1分間使用の電気代

消費電力が500Wの電化製品を1分間使用した場合の電気代はいくらでしょうか?上の計算式に当てはめると次のようになります。

500(W)÷1000×1/60時間(1分)×27(円/kWh)=0.225円

消費電力が500Wの電化製品を1分使用すると、約0.225円かかります。

500Wで1時間使用の電気代

では500Wの電化製品を1時間使用した場合の電気代はいくらでしょうか?計算してみると次のようになります。

500(W)÷1000×1(時間)×27(円/kWh)=13.5円

500Wの電化製品を1時間使用した場合、電気代は約13.5円です。

500Wで24時間の使用の電気代

消費電力500Wの電化製品を、24時間ずっと使用した場合の電気代は次のように計算できます。

500(W)÷1000×24(時間)×27(円/kWh)=324円

500Wの電化製品を24時間使用すると電気代は約324円となります。

500Wの電化製品には何がある?

消費電力が500Wの電化製品と言われると何を思い浮かべますか?ここでは、一般的な500Wの電化製品として、コーヒーメーカー、ホットカーペット、プラズマテレビを取りあげていきます。また、500Wというと、電子レンジを思い浮かべる方が多いかもしれませんが、実は、500Wの電子レンジの消費電力は500Wではないのです。間違いやすい電子レンジも含めて、それぞれの電化製品の電気代とその節約術をご紹介していきます。

コーヒーメーカーの電気代と節約術

コーヒーメーカーは、コーヒー豆を挽くところから抽出までを全自動で行ってくれる電化製品です。中には抽出した後、自動的にコーヒーを保温する機能があるものもあり、大変便利です。ここでは、コーヒーメーカー1杯分の電気代を計算してみましょう。

コーヒーメーカーの電気代

コーヒーメーカーを使用するときの電気代はどのくらいでしょうか。コーヒー豆の挽きからドリップまでにかかる時間を1杯5分と想定すると、電気代は以下のように計算できます。

500W(消費電力)÷1000×1/12時間(5分)×27円/kWh(1kWhあたりの電気料金単価)=1.12円

1杯には1.12円の電気代がかかる計算になります。カップ数ごとの抽出時間を以下のように想定すると、それぞれかかる電気代は下記の表のようになります。

コーヒーの杯数 抽出にかかる時間 電気代
1杯 5分 1.12円
2杯 7分 1.57円
3杯 9分 2.02円
4杯 10分 2.25円

杯数が増えると、抽出に時間もかかるので電気代は高くなりますね。

※1kWhあたりの電気料金単価は27円/kWhとして計算します。

節約術1:保温機能は使わない

コーヒーメーカーの電気代を節約する方法としては、まず保温機能は使わないことです。保温機能のついたコーヒーメーカーは、ドリップが終わるとそのまま自動的に保温状態になるため、知らない間に長時間保温をしていたということにならないよう、注意が必要です。コーヒーを入れる際には一度に飲む分だけを淹れるようにして、保温機能はなるべく使わないように意識しましょう。保温しておきたい場合は、保温効果があるステンレス製の容器などに移し替えて使用すると、電気を使わずに済みます。

節約術2:使わない時はコンセントを抜く

コーヒーメーカーの種類の中には、すぐにコーヒーを出せるようスタンバイしていて、待機電力がかかるものがあります。電気代を節約するためにはコンセントを抜いて待機電力がかからないようにしましょう。中には待機電力がかからないコーヒーメーカーもあります。待機電力がかかるかどうかは説明書に記載されているので、一度チェックしておくと良いでしょう。

待機電力がかかるコーヒーメーカーは、電源オフにしてもコンセントがささっていれば電気代がかかるため注意が必要です。コンセントを抜くことを考え、コーヒーメーカーを置く場所やコンセントの位置にも気をつけましょう。置く場所やコンセントの位置によっては、気軽にコードを抜き差しできない可能性があります。その場合は、待機電力がかからないコーヒーメーカーを選ぶのも一つの手です。

ホットカーペットの電気代と節約術

冬場の寒い時期にホットカーペットは非常に便利です。ホットカーペットとは電気の力で暖めるカーペットで、床に敷くことにより、足元から温めてくれます。一般的な消費電力が500Wの電化製品として、ホットカーペットの電気代を計算していきましょう。

ホットカーペットの電気代

ホットカーペットはいくら電気代かかっているのでしょうか。消費電力が500Wで、1日1時間使用したと想定した場合の、電気代の計算は以下のようになります。

500W(消費電力)÷1000×1時間×27円/kWh(1kwhあたりの電気料金単価)=13.5円

ホットカーペットを1日1時間使用した場合の電気代は約13.5円です。1日の使用時間を8時間と想定すると、電気代は約108円となります。1カ月(30日)毎日8時間使用した場合の電気代は、108円×30日=3,240円。意外と電気代がかかりますね。

※1kWhあたりの電気料金単価は27円/kWhとして計算します。

節約術1:断熱シートを敷く

ホットカーペットの電気代を節約する方法として、断熱シートを敷くという方法があります。冷たい床の上にホットカーペットを敷くと熱が逃げやすいので、断熱シートを敷いた上にホットカーペットを敷くことで、熱を逃さないようにすることができます。そうすることで、無駄にホットカーペットの温度を上げることがなくなるので、消費電力が抑えられ電気代の節約につながります。

節約術2:必要な面積だけ暖める

ホットカーペットを購入する際、大きすぎず、必要な面積だけ暖めることのできるものを選ぶと電気代の節約につながります。広い面積を暖めようとすれば消費電力が増え、電気代が高くなるからです。ホットカーペットは部屋全体を暖めることができません。全ての面積を暖かくするのではなく、自分の必要な範囲だけを暖めるようにしましょう。

最近のホットカーペットは、全面の温度を上げるだけでなく、1/2面、1/3面と、暖める面積を切り替えられるものも出てきています。ホットカーペットを選ぶ際には、暖める面積を切り替えられるものや、自分の部屋に適した大きすぎないサイズのものを意識して選んでみてください。

節約術3:温度は低めにする

ホットカーペットを使用するときは、温度をなるべく低めに設定しましょう。温度を上げるとそれだけ消費電力が増えるので、設定温度を低くすることで電気代を節約することが可能です。「強」を「中」に、「中」を「弱」にと1段階下げるだけで電気代も下がるので、ぜひ試してみてください。

エアコンやストーブなどを併用して使っている場合は、ホットカーペットの設定温度を上げなくても快適に過ごせるのではないでしょうか。設定温度に気をつけてみてください。

節約術4:タイマー機能を利用する

ホットカーペットの中には一定時間になると自動的に電源をオフしてくれるタイマー機能が備わったものがあります。この機能を利用すれば、うっかりつけっぱなしにして電気代がかさむ、ということがなくなるのでとても便利です。とはいっても、自分で時間を決めて、こまめに電源をオン・オフし、少しでもつけっぱなしにしないように心がけましょう。

また、室温に応じてホットカーペットの温度が自動的に変動する機能のついたものもあります。上手にホットカーペットの節電機能を使ってみましょう。

プラズマテレビの電気代と節約術

リモコン リモコン

プラズマテレビは、画素の一つひとつがプラズマ発光によって光るため、動きの速い映像や、映画などの暗いシーンでも綺麗に映るのが特徴です。消費電力が500Wの電化製品の一つとして、プラズマテレビの電気代と節約術をみていきましょう。

プラズマテレビの電気代

プラズマテレビにはどのくらい電気代がかかるのでしょうか。消費電力500Wで、1日4時間使用した場合の電気代は以下のようになります。

500W(消費電力)÷1000×4時間×27円/kWh(1kWhあたりの電気料金単価)=54円

プラズマテレビを1日4時間使用した場合の電気代は約54円です。これを1カ月(30日)使用した場合は、54円×30日=1,620円となります。

※1kWhあたりの電気料金単価は27円/kWhとして計算します。

節約術1:音量を下げる

プラズマテレビの電気代を節約する簡単な方法として、まず音量を下げる方法があります。プラズマテレビは、画像だけでなくスピーカーにも電力を消費しているので、音量が大きくなればその分電気代も上がります。なるべく音量を下げるよう意識しましょう。

節約術2:明るさを落とす

明るさを落とすことも、すぐにできる効果的な節電方法です。画面が明るいとその分消費電力が大きくなり、電気代も高くなるので、できるだけ明るさを落として見るようにしましょう。しかし、あまり暗くしすぎると目に悪いので、適度に明るさを調節しましょう。

節約術3:見ない時はテレビを切る

テレビを見ていないのに、つけっぱなしにしている家庭は少なくないでしょう。見ない時はテレビの電源をオフにすることで節電につながります。無駄な消費電力をカットすることで、電気代は抑えられます。節約のためには、つけっぱなしはやめて、電源を切るようにしましょう。

500Wの電子レンジの電気代と節約術

電子レンジは冷凍食品や冷蔵庫の中のものを温めるのに非常に便利です。しかし、よく間違われるのが電子レンジの消費電力です。例えば500Wの電子レンジ場合、その消費電力は約2倍の1000Wほどとなっており、消費電力が高い電化製品の部類に入ります。電気代を計算するときは気をつけましょう。ここでは、電子レンジの電気代と節約術についてもご紹介していきます。

500Wの電子レンジの電気代

500Wの電子レンジはいくら電気代がかかるかご存知でしょうか。消費電力は1000Wで、1日6分間使用したと想定した場合、電気代の計算は以下のようになります。

1000W(消費電力)÷1000×1/10時間(6分)×27円(1kWhあたりの電力量料金)=2.7円

500Wのレンジを1日6分間使用した場合、電気代は約2.7円です。これを1カ月(30日)毎日使用した場合は、2.7円×30日=約81円となります。では、電子レンジの電気代を抑える方法を次に紹介しましょう。

※1kWhあたりの電気料金単価は27円/kWhとして計算します。

節約術1:小分けにして温める

電子レンジを使うとき、小分けにして温めると節電になります。レンジはたくさんのものを温めようとすると均一に温まらない上に、余計な時間がかり、その分電気代がかかります。少しずつ小分けにして温めることで、トータルの加熱時間を短くすることができます。結果として、消費電力を抑えられ電気代も節約できるので、ぜひ覚えておきましょう。

節約術2:レンジへの食材の入れ方を工夫する

食材の入れ方を工夫するというのも、電子レンジの電気代を節約する一つの方法です。ターンテーブルのあるタイプなら外側に、ないタイプなら中央に置くことで効率よく加熱されます。また、回るタイプのレンジなら、熱伝導がよくなるよう意識して、間隔を空けて食材を置くのも同様に有効です。効率よく加熱することで加熱時間を最短にし、無駄な電力消費も抑えられます。食材を置く位置や入れ方の工夫はすぐにできるので、ぜひ実践してみてください。

まとめ

消費電力が500Wの電化製品には日常で使うものが多いです。意外と電気代がかかるものもある、500Wの電化製品。ここでお伝えした電気代の計算や、節約方法を、ぜひ日々の生活に生かしてみてください。

電化製品の電気料金が気になる方は、家電の買い替えや使い方を工夫するだけでなく、電力会社の変更や電気料金プランの見直しも検討してみましょう。

Looopでんきでは、市場価格に合わせて電気料金が変わる「スマートタイムONE」を提供しています。

ご自宅で電気を使用するタイミングを工夫したり、使用量を調整したりすれば電気料金の節約につながります。これを「ピークシフト」や「ピークカット」と呼びます。

以下は、ピークシフト・ピークカットの取り入れ方の例です。

  • 電気料金が安い時間帯に「電化製品を使用する家事」を済ませる
  • タイマー機能の付いた洗濯機や食洗機などを導入し、電気料金が安い時間帯を狙って稼働させる
  • 電気料金が高い時間帯には、外出を楽しむ

ピークシフト・ピークカットを実際に普段の生活へ取り入れているお客様の声を紹介します。

(40代 / 女性 / 5人暮らし)
電気の使用量アプリをうまく使い、節電出来ているので、おすすめしたいです。アプリは分かりやすいし、使用料金もでているので目安になりやすいです。

(40代 / 女性 / 3人暮らし)
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周りの友人にもこの楽しさを共有したいので100%勧めたい。

まずは、市場連動型のプランを無理なく生活サイクルへ取り入れられるかどうかイメージしてみてはいかがでしょうか。

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