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自宅の水道代が高いのか安いのかわからない場合は、世の中の平均と比較してみるのがおすすめです。水道代の仕組みも知っておけば、節約のポイントがわかりやすくなるでしょう。水道代の平均や仕組み、節約のコツを詳しく解説します。

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水道代の平均はどのくらい?

総務省統計局が公表する「家計調査 家計収支編」を見ると、世帯人数別・季節別・地域別の水道代の平均が確認できます。ご家庭の水道代と比較すれば、水道を使いすぎているかどうかを判断しやすくなるでしょう。

世帯人数別の水道代の平均

2023年における世帯人数別の水道代の平均月額は次の通りです。

一人暮らし 2,239円
2人家族 4,242円
3人家族 5,366円
4人家族 6,042円
5人家族 6,706円
6人以上家族 8,884円

世帯人数が増えるほど、水道代の平均も高くなります。
※出典: 政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)家計調査 家計収支編 単身世帯
※出典: 政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)家計調査 家計収支編 二人以上の世帯

季節別の水道代の平均

2023年における月別水道代の平均は以下のようになっています。なお、紹介するデータは2人以上世帯のものです。

1月 5,341円
2月 5,289円
3月 5,090円
4月 4,908円
5月 5,208円
6月 5,093円
7月 4,981円
8月 5,039円
9月 4,850円
10月 5,332円
11月 5,085円
12月 5,058円

月ごとに多少の増減は見られるものの、年間平均と比較すると各月ともそれほど大きな差はないといえるでしょう。
※出典: 政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)家計調査 家計収支編 二人以上の世帯

地域別の水道代の平均

水道代に地域差があるのかを見るために、2023年の地域別平均(2人以上世帯)もまとめました。

北海道 4,884円
東北 6,299円
関東 5,185円
北陸 6,082円
東海 4,844円
近畿 4,990円
中国 4,854円
四国 4,082円
九州 4,780円
沖縄 4,186円

世帯人数別や季節別の平均とは異なり、地域別の水道代の平均には大きな差があることがわかります。水道代に地域差が生じる主な理由は次の通りです。

  • 水源から離れた家が多い地域は水を届けるコストが高くなる
  • もともと水源の水質が良い地域は浄水処理のコストが安い
  • 大都市圏は人口が多くインフラのコストを分担できるため水道代が安い
  • 人口が減っている地域は家ごとのコスト負担割合が高く水道代も高い

世帯人数別や季節別の平均とは異なり、地域別の水道代の平均には大きな差があることがわかります。水道代に地域差が生じる主な理由は次の通りです。
※出典: 政府統計の総合窓口(e-Stat)(https://www.e-stat.go.jp/)家計調査 家計収支編 二人以上の世帯

水道代の仕組み

水道料金の基本的な計算式は、「上水道料金(基本料金+従量料金)+下水道料金(基本料金+超過分)+消費税」です。基本料金や従量料金は自治体により異なるため、ここでは東京23区を例に取り、水道代の具体的な仕組みを解説します。
※出典: 水道料金・下水道料金の計算方法(23区)|料金ガイド|東京都水道局

上水道料金の計算方法

上水道料金の基本料金は、水道メーターの口径により金額が決まります。また、従量料金は使用量が増えるほど単価が上がる仕組みです。
以下の条件を持つご家庭があると仮定し、1カ月あたりの上水道料金を計算します。

  • 水道メーターの口径:20mm
  • 1カ月の水道使用量:20㎥

1,170円+(22円×5㎥)+(128円×10㎥)=2,560円

下水道料金の計算方法

下水の使用量は上水道で使った水量と同じとみなします。東京23区の場合、下水の使用量が多くなるほど、区分ごとの単価も上がる仕組みです。
前項と同じ条件のご家庭の下水道料金を計算します。
560円+(110円×12㎥)=1,880円
上水道料金と下水道料金の合計が水道代となるため、今回のケースでは水道代を次のように計算できます。
(2,560円+1,880円)×1.1=4,884円

水道料金の請求は2カ月に1回

電気代やガス代は毎月請求されますが、水道代は2カ月分まとめて請求されます。水道メーターの検針回数を2カ月に1回とすることで、人件費などのコストを抑えて水道料金の抑制につなげているのです。
自治体によっては毎月の請求に変更できるケースもあります。ただし、この場合も検針の頻度は2カ月に1回のままであり、あくまでも請求の頻度が変わるだけです。

水道代が高くなる理由

以前に比べ水道代が高くなったと感じているなら、以下に挙げる4つの理由をチェックしてみましょう。ご家庭の状況がいずれかに当てはまっている可能性があります。

水道料金の値上げ

水道代が高くなる理由の1つに、水道料金の値上げが挙げられます。水道料金はさまざまな理由で値上げされることがあるため、水道代が上がっているなら住んでいる自治体の水道料金が値上げされているかもしれません。
例えば、現在住んでいる自治体の人口が減少している場合、水道料金が引き上げられているケースがあります。
また、引越し後の水道代が以前より高くなっている場合は、引越し前より水道料金が高い自治体に移った可能性もあります。水道料金は管轄の水道局のWebサイトで確認できるため、引越し前後の自治体の水道料金を比べてみましょう。

ライフスタイルの変化

ライフスタイルの変化により、水を使用する機会が増えると、水道代が高くなることがあります。例えば、家族が増えたり家にいる時間が長くなったりすると、家で使う水の量は自然と増えるでしょう。
最近、電化製品を買い替えたご家庭でも、水道代が上がる可能性があります。食洗器や洗濯機など水を使う電化製品は、買い替える前より水の使用量が増えるケースがあるのです。
「趣味で家庭菜園を始めたため水やりをするようになった」「子どもが大きくなり今年からビニールプールで遊んでいる」など、ほかにも生活に変化がなかったか思い出してみましょう。

水道管の故障や水漏れ

水道料金の値上げやライフスタイルの変化がないのにもかかわらず、水道代が以前より高くなっている場合、水道管の故障や水漏れが発生している恐れがあります。まずは目に見える場所で水漏れがないか確認してみましょう。
お風呂やキッチンの水栓部分にはパッキンが使われており、長年使っていると水栓のパッキンが劣化して水漏れを起こすケースがあります。
目に見える場所で水漏れが確認できない場合は、半日程度水の使用を止めた上で、水道メーターが進んでいないかチェックしましょう。メーターが進んでいればどこかで水漏れが発生している可能性があります。
ご家庭での水漏れは自力で対応できる場合もありますが、専門業者に相談し家の中を見てもらうほうが安心です。

水の出しっぱなし

私たちは日常のさまざまなシーンで水を出しっぱなしにしがちです。どのくらいの水が無駄になっているのか、よくあるケースで見ていきましょう。

  • 歯みがき中の水の出しっぱなしは約5.4Lの無駄
  • 食器洗い中の水の出しっぱなしは約90Lの無駄
  • 洗濯機で使う水の流しっぱなしは約140Lの無駄
  • 流しっぱなしのホース洗いの洗車はバケツ洗いに比べ約210Lの無駄

無意識のうちに発生している水の出しっぱなしを止めれば、大きな節約効果につながるでしょう。また、水は限りある貴重な資源であることも十分に理解することが大切です。
※出典: 水を大切に使う工夫|香川県

水道代を節約するコツ

自宅の水道代は工夫次第で節約が可能です。水道代を安く抑えるポイントについて詳しく解説します。

お風呂での節水のポイント

お風呂でシャワーを使うと、水が出しっぱなしになりがちです。特に家族が多い場合は無駄な水の量が増えるため、できるだけ湯船につかり、必要なときだけシャワーを使いましょう。節水シャワーヘッドを取り付ければ、シャワーで使う水の量も減らせます。
湯船にお湯をためる場合も、湯船に張るお湯の量を減らすのが節水のコツです。お湯を入れたペットボトルを沈めておくことで、湯船の水位を上げられます。
また、家族が時間を空けて入浴すると、お湯が冷めるため都度足さなければなりません。できるだけ間を空けずに入浴するのがおすすめです。

キッチンでの節水のポイント

キッチンで使う水の大半は食器洗いで使う水です。特にすすぎで多くの水を使うため、すすぎで使う水の量を減らす意識を持ちましょう。
油などのしつこい汚れは、洗う前にキッチンペーパーで拭き取っておくことで、洗いやすすぎの時間を短縮できます。食器が多い場合は、先にまとめて洗剤で洗い、最後にすすぐことで水の使用量を抑えられます
人の手で食器を洗うと、どうしても水を使いすぎてしまいます。食器洗い乾燥機を導入すれば、水の使用量が常に一定になるため、節水につなげることが可能です。

トイレでの節水のポイント

トイレでは「大」と「小」の使い分けが重要です。「大」ではタンク内のすべての水を使うため、「小」で済む場合はできるだけ「小」で流しましょう。
排水量を調節できるアイテムを活用するのもおすすめです。水圧を変えずに水量を減らせるアイテムがあります。自宅のトイレに合ったアイテムを探してみましょう。
なお、タンクにペットボトルを沈める方法はおすすめできません。水の流れが悪くなり、排水管にトイレットペーパーが詰まってしまう恐れがあります。

洗濯での節水のポイント

洗濯機を使う回数が多くなると、水を使う量も増えます。できるだけまとめて洗い、洗濯機の使用回数を減らしましょう。ただし、洗濯物を詰め込みすぎると汚れが落ちにくくなります。
洗濯機のコース選びも重要です。洗濯物の量が少ない場合は、スピードコースやお急ぎコースを活用すれば、水の量を減らすことが可能です。
お風呂の残り湯を洗濯に使うのもおすすめです。風呂水ポンプを使うことで、お風呂の残り湯を自動で洗濯機に移せるため、時間や手間の削減につながります。入浴剤を使っている場合は、残り湯を洗濯機でも使えるかどうか確認しましょう。

節水効果が高い電化製品や設備に買い替える

古い電化製品を使っている場合、最新の製品に買い替えることで、水道代の節約につながるケースがあります。近年の電化製品は節水効果が高いものが多いためです。例えば、近年のドラム式洗濯機は、従来型の製品に比べ使用水量を抑えられます。
また、思い切って節水効果の高い設備に買い替えるのもよいでしょう。節水型トイレを導入すれば、従来型のトイレに比べ、使う水の量を半分程度に減らせるケースもあります。

光熱費が気になるなら電気代も節約しよう

「家計調査 家計収支編」の水道光熱費の項目を見ると、世帯人数にかかわらず、水道代やガス代より電気代のほうが高いことがわかります。水道光熱費の節約を図るなら、家計に占める割合が大きい電気代を抑えることで、節約効果をより高められるでしょう。
ここからは、電気代の節約を考える際のポイントをご紹介します。日々の節約に加え、電力会社の切り替えも効果的であることを押さえておきましょう。

電気代の節約方法

電化製品の使い方を見直せば節約につながります。よく使う電化製品の節約方法をまとめました。

  • エアコンのフィルターを定期的に掃除する
  • 室温が夏は28℃、冬は20℃になるようにエアコンの温度を設定する
  • サーキュレーターで室内の空気を循環させる
  • 冷蔵庫の扉の開閉時間や開閉回数を減らす
  • 冷蔵庫に食品を詰め込みすぎない
  • 蛍光灯や白熱電球をLEDに交換する
  • 人がいない部屋の照明は消す
  • 電化製品のプラグを抜き待機電力を減らす

また、電力会社によっては、契約アンペア数を下げると、電気料金の基本料金を安くできる場合があります。ライフスタイルに合ったアンペア数に下げれば、電気代を節約できるでしょう。
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電力会社の切り替えも効果的

2016年の電力小売全面自由化以降、すべての消費者が電力会社を自由に選択できるようになりました。今より電気料金が安い電力会社に切り替えれば、日々の節約を頑張らなくても電気代が安くなる可能性があるのです。
各電力会社はさまざまな電気料金プランやサービスを提供しており、中にはガスやインターネットとのセット割などもあります。気になる電力会社のプランやサービスを比較し、ライフスタイルに合わせて切り替え先を選びましょう。

節水を意識して家計に優しい生活を

水道代が高くなったと感じた場合は、世の中の平均と比べてみましょう。水道料金の値上げやライフスタイルの変化があると、水道代が高くなる場合があります。
節水に励んだり節水効果が高い電化製品に買い替えたりすれば、水道代の節約を図ることが可能です。ただし、水道代が家計に占める割合は低いため、生活費を節約したい場合は、家計全体の見直しを検討しましょう。

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