電気代の高騰や物価の上昇を受け、「電気代が安い電力会社へ切り替えたい」と考えている方も多いでしょう。しかし、現在は選択肢が増えて比較が難しくなっているのが実情です。本記事では、東京でおすすめの電力会社と選び方のポイントをご紹介します。
東京でおすすめの電力会社5選
電力小売自由化後はさまざまな企業が市場に参入し、新電力として独自の魅力的な料金プランやサービスを打ち出しています。東京でおすすめの電力会社5選と各社の特徴を見ていきましょう。なお、紹介する内容は2025年5月時点のものです。
Looopでんき
東京で特に人気が高く、注目されている電力会社の一つがLooopでんきです。30分ごとに電気の単価が変化する市場連動型プラン「スマートタイムONE」は、電源料金が安い時間に電気をまとめて使うことで、大手電力会社よりも電気代がお得になる可能性があります。
電力使用量が多いとお得になりやすい料金体系になっているため、ファミリー層におすすめのプランです。公式アプリを活用すれば、時間ごとの電気料金予測をプッシュ通知で受け取れます。
また、東京電力エリアで都市ガスを利用している場合は、「Looopでんき+ガス」もおすすめです。Looopのガス料金はどれだけ使っても基本料金と従量料金が一定であり、さらに電気とガスのセットで電気の料金単価が1円割引となります。
シン・エナジー
シン・エナジーでは主に以下3つのプランが用意されています。
- きほんプラン:東京電力の従量電灯Bに相当するプラン
- 【夜】生活フィットプラン:夜間や休日に電気を多く使う方におすすめのプラン
- 【昼】生活フィットプラン:昼間に電気を多く使う方におすすめのプラン
ご家庭の生活スタイルに合ったプランを選べば、電気代を節約できる可能性があります。検針日ごとにプランを変更することが可能です。
マイページが充実しており、毎月の電気の使い方に合わせて最適なプランへ気軽に変更できます。契約期間の制約がないため、お試し感覚で利用できるでしょう。
東京ガス
140年以上の歴史を持つ東京ガスは、安定性や信頼性が高い企業です。新電力としても豊富な契約実績を誇っています。
東京ガスの「ガス・電気セット割」は、東京ガスが提供する都市ガスと電気をセットで契約すると電気料金が割引されるサービスです。東京ガスの都市ガスと電気を同時に契約している場合、電気料金に割引が適用されます。
また、電気料金メニューの「基本プラン」に新規で申し込めば、基本料金が1カ月無料になります。引越し時の再契約も対象です。
TERASELでんき
TERASELでんきには、電力使用量が多い方向けの「超TERASELプラン」と、電力使用量が少ない方向けの「TERASELプラン」があります。世帯人数やライフスタイルに合わせて選ぶことが可能です。
また、毎月の電気代に応じて楽天ポイントがもらえるほか、契約時に好きなものを以下6つの中から1つだけ選べる特典もあります。
- 楽天ポイント2,000ポイント
- PayPayポイント2,000ポイント
- Amazonギフトカード2,000円分
- Apple Gift Card2,000円分
- StockPoint:2,000ポイント
- 電気料金の2%相当を寄付
HTBエナジー
HTBエナジーの代表的な電気料金プランは次の3つです。
- ベーシックプラン:基本料金・電力量料金が一律でわかりやすい料金体系
- ママトクプラン:毎日2時間無料、決まった時間帯に電気を多く使う方におすすめ
- ぜんぶでんき:オール電化向けプラン
ぜんぶでんきを契約すると、かけつけサービス「あんしんサポート365」が無料になります。あんしんサポート365は、電気設備・水廻り・ガス機器・窓ガラス・玄関鍵のトラブルに対応してもらえる便利なサービスです。
電力会社の比較で考慮すべきポイント
電力会社を比べる際は、単に基本料金や電力量料金単価のみに意識が向きがちですが、それだけでご家庭に合った電力会社を選ぶのは困難です。電力会社の比較で考慮すべきポイントを解説します。
電力使用量
電気料金は「基本料金+電力量料金」がベースとなっており、電気の使用量に応じて金額が変わる部分が電力量料金です。
多くの電力会社では、電力量料金には三段階の料金制度が採用されています。電気の使用量が一定量を超えるたびに、電力量料金単価も段階的に上がる仕組みです。
電力使用量が少ない場合に向くプランと多い場合に向くプランがあり、電力会社ごとに特徴があります。電力会社を比較する際は、自宅の電力使用量に応じた電力量料金単価を比較することが大切です。
電気を使う時間帯
電力会社によっては、夜間の電気料金が安い「時間帯別料金プラン」や「夜間特化プラン」を用意している電力会社もあります。夜間をメインに電気を使う方には、夜間の電気料金が安いプランがおすすめです。
また、オール電化向けの料金プランも、夜間の電気料金が安くなっています。エコキュートや蓄熱暖房機では、一般的にお湯や熱を夜間に作りためておくからです。
夜間の電気料金が安いプランは、昼間の電気料金が高くなるため、利用を検討する場合は夜間を中心に電気を使う生活ができるかどうか考える必要があります。
電気以外のサービス
新電力の魅力の1つに、電気以外のサービスを提供しているケースが多いことが挙げられます。代表的なものは次の通りです。
- 電気+ガスのセット割
- 電気+インターネットのセット割
- 電気+携帯電話のセット割
- 電気料金の支払いに応じた各種ポイント付与
- 旅行回数に応じて基本料金を割引
人によっては電気代の削減以上にお得感を得られるものもあるため、電気以外のサービスで電力会社を比較するのもおすすめです。
解約手数料
一部の電力会社では、解約手数料や違約金を設定している場合があります。電力会社を比較する際は、解約手数料や違約金の有無や発生条件を確認しましょう。
なお、本記事でおすすめするLooopでんきの場合、解約金や違約金は一切かかりません。実際に利用してプランやサービスに満足できなかった場合は、いつでも解約が可能です。
Looopでんきを運営する株式会社Looopは、東日本大震災の被災地に太陽光発電システムを設置するボランティア活動から誕生した組織です。自然エネルギーをもっと身近に感じてもらいたいという想いから、利用のハードルを上げる解約金や違約金は設定していません。
Looopでんきの料金プランを詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
⇒Looopでんきの「スマートタイムONE」をチェック
電力会社の切り替えの注意点
電力会社の切り替えを検討する際は、いくつか注意すべきポイントがあります。電力会社選びで失敗しないように、以下の注意点を押さえておきましょう。
電気代が安くなるとは限らない
電力会社を変更しようとしている方のほとんどは、「電気代を安くしたい」という考えを抱いているでしょう。確かに電力会社の切り替えで電気代が安くなる可能性はありますが、必ず電気代の節約につながるわけではありません。
電力量料金単価の比較を誤ったり、日中に電気を多く使う方が夜間に安くなるプランを選んだりすると、料金が割高になるケースもあります。ライフスタイルに合ったプランで今より安くなるかの確認が必要です。
契約アンペア数を同時変更できないケースがある
アンペア制を採用している電力会社の場合、契約アンペア数を下げると基本料金も安くなります。ただし、電力会社によっては新規契約時に契約アンペア数を変更できないケースがあるため、電力会社の変更と同時に契約アンペア数も変えたい場合は注意しましょう。
電力会社と契約アンペア数を同時変更したい場合は、契約中の電力会社でアンペア数を変更してから、電力会社を切り替える必要があります。なお、基本的に契約アンペア数を変更してから1年間は、契約アンペア数の再変更ができないことも覚えておきましょう。
電力会社の切り替えに関するよくある疑問
電力会社を切り替える際に生じがちな疑問と回答をまとめました。切り替えを検討する前にひと通り目を通しておくことをおすすめします。
電力会社の切り替え方法は?
電力会社を切り替えたい場合は、切り替え先の電力会社に申し込むだけで手続きを進められます。現在契約中の電力会社の解約手続きは、基本的には不要です。
電力会社の切り替え手続きには、一般的に次の情報を求められます。すぐに回答できるよう、事前に準備しておきましょう。
- 現在契約中の電力会社
- 現在の電力会社のお客様番号
- 供給地点特定番号
- 切り替え希望日
契約を申し込んでから切り替えが完了するまで時間がかかることもあるため、特に引越し先ですぐに電気を使いたい場合は、早めに申し込んでおきましょう。
⇒電気契約に必要な情報についてもっと詳しく知りたい方はこちら
新電力の電気の品質は大丈夫?
今まで大手電力会社を使っていた方が新電力に切り替える場合、電気の品質に不安を感じることもあるでしょう。新電力に変更した後も電気の品質が低下することはなく、今までと同じように安心して電気を使えます。
新電力に変えたからといって、頻繁に停電するといったこともありません。また、万が一新電力が電気の供給力不足に陥った場合も、大手電力会社が不足分を補うことになっています。
切り替え先の電力会社が倒産したら?
切り替え後の電力会社が倒産した場合、地域電力の経過措置プランへ自動的に切り替わります。あくまでもつなぎのプランであり、そのプランを継続するか別の電力会社と契約するかは、自由に決めることが可能です。
電力会社が事業を廃止する場合、利用者への事前通知が義務づけられているため、何の予告もなく経過措置プランに切り替わることはありません。
東京でおすすめの電力会社をチェック
電力会社の比較で考慮すべきポイントは、電力使用量や電気を使う時間帯、電気以外のサービスです。解約手数料が発生するかどうかもチェックしましょう。
現在は多くの企業が電力小売市場に参入していますが、電力価格の高騰や事業継続リスクにより撤退する企業も増えており、選択肢は変動しています。本記事で紹介した東京でおすすめの電力会社も参考にしながら、ライフスタイルに合った電気料金プランやサービスを探してみましょう。
光熱費を抑えたいと考えている方は、Looopでんきの「スマートタイムONE」を検討してみませんか。このプランは、電気料金が30分ごとに市場価格に合わせて変動する仕組みを採用しており、電気をたくさん使うご家庭でも、料金が安い時間帯を上手に活用すれば無理なく電気代を節約できます。
電気料金は毎月発生する固定的な支出であり、家計に大きな影響を与えるため、管理と最適化が重要です。「スマートタイムONE」は、契約期間に縛りがなく、解約手数料もかかりません。家族の生活スタイルに合わせて、柔軟に利用できる点が特長です。
また、専用アプリを使えば、電気の使い方を効率的に管理できます。電気の使用量や料金を30分ごとに確認でき、月末の電気代を予測して家計の計画を立てやすくなります。お子さまのいるご家庭でも、無駄遣いを防ぎながら安心して電気を使える仕組みが整っています。
実際にLooopでんきを利用しているお客様の声をご紹介します。
「以前契約していたところよりも安く、どのくらい使用してどのくらいの料金だったのかも分かり、前月以降の料金もあって比較が出来て非常にありがたいです。」
「アプリを見ながら家族と使う時間のシフトを楽しんでいます。金曜日は単価をみて土日の予定を立てます。結果に繋がるのがゲーム感覚で楽しい!」
Looopでんきの「スマートタイムONE」は、家族みんなで安心して利用できるシンプルでお得なプランです。まずは今の生活に合った電気代の見直しをしてみませんか。