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再エネ賦課金の写真 再エネ賦課金の写真

電気料金シミュレーションや電力会社の乗り換えをしようとしたとき、「お手元に検針票をご用意ください」との表示に困惑した経験がある方もいるでしょう。「そんなもの、手元にないよ」と思った方も多いはずです。検針票とは何かを解説します。

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検針票とは

「検針票」という言葉は日常的にはあまり使われないため、「検針票」と聞いて、その姿形をイメージできない方もいるはずです。検針票の定義を解説します。説明を読めば、「検針票はあの通知のことだったのか」と納得できるでしょう。

「ご使用量のお知らせ」のこと

検針票とは、電気・ガス・水道などの使用量や料金をまとめた明細書のことです。「電気ご使用量のお知らせ」「ガスご使用量のお知らせ」「水道ご使用量のお知らせ」といった名称で毎月郵送されていた書面を指します。
検針票が手元にある方は、取り扱いに注意しましょう。検針票には、電気・ガス・水道の契約に関する情報や契約者の個人情報がぎっしり詰まっているからです。
電気やガスの契約を勧める訪問販売員に「検針票を見せてほしい」と言われた経験を持つ方もいるかもしれません。トラブルに巻き込まれる可能性があるため、検針票は安易に他人に見せないようにしましょう。

今は「Web検針票」が主流

この記事を読んでいる方の中には「検針票なんて届いていない」という方も多いはずです。検針票が届かなくなっている背景には、「Web検針票」への切り替えが進んでいる現状があります。
Web検針票とは、紙の検針票に記載されていた情報をWeb上で確認できるシステムのことです。昨今では、紙の検針票よりもWeb検針票の方が一般的になっているため、紙の検針票が届いていないご家庭が相当数存在するのです。
Web検針票のメリットは、いつどこからでも契約情報を確認できるところにあります。手元に検針票がなくても、インターネットにつながる環境さえあれば、好きなときに契約情報を確認できます。
「それでも紙の検針票が欲しい」という方は、契約する電力会社やガス会社などに連絡し、紙の検針票を発行してもらえるか問い合わせてみましょう。手数料を払えば、紙の検針票を発行してもらえる場合があります。手数料の相場は月額100円前後とされていますが、電力会社により異なります。

検針票からわかること

検針票には、電力会社が発行するものには電気契約の情報が、ガス会社が発行するものにはガス契約の情報が記載されています。今回は、電力会社が提供している検針票からわかることを解説します。「電気ご使用量のお知らせ」の内容を理解できるようになりましょう。

契約者に関する情報

電力会社が提供する検針票から読み取れる情報として代表的なのが、契約者に関する情報です。具体的には「お客さま番号(契約番号)」や「供給地点特定番号」などが挙げられます。
お客さま番号(契約番号)とは、電力会社が契約している顧客を管理するために用いている固有の番号を指します。電気に関するトラブルが起きたときや、電気契約に関する手続きを行うときに提出を求められる番号です。
供給地点特定番号とは、電気を届ける場所ごとに割り振られる22桁の番号で、住所のように電力の供給先を特定するために使われます。電力会社は、供給地点特定番号を使って電気の供給場所を特定します。

契約内容に関する情報

電力会社が提供している検針票からは、電気契約の内容も読み取ることが可能です。具体的には「契約種別」や「契約アンペア数」などの情報がわかります。
契約種別とは、電力会社と契約しているプランの名称のことです。従来型の料金プランとして広く普及している「従量電灯」や、電気を使用する時間帯によって料金単価が変動する「時間帯別電灯」、電気の市場価格に合わせて料金単価が変動する「市場連動型」などが料金プランの一例です。
契約アンペア数とは、ご家庭で同時に使える電気の量を指します。契約アンペア数が大きいほど、一度に使える電化製品の数が多くなります。アンペア制の料金プランを契約している場合、契約アンペア数が大きくなるほど電気代が高くなる仕組みです。

電気料金の内訳に関する情報

電力会社が提供している検針票に記載されている請求額には、電気料金の内訳も記載されています。具体的には、「燃料費調整額」や「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」などの金額が書かれています。
燃料費調整額とは、発電に用いる原油や液化天然ガスなどの価格変動を電気料金に反映させるためのお金です。燃料の価格が基準よりも高くなるとプラスに、低くなるとマイナスになります。必ずしも「電気料金にプラスされるお金」ではありません。
再生可能エネルギー発電促進賦課金とは、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを普及させることを目的として、電気契約者全体で負担するお金のことです。2025年5月分から2026年4月分までは、1kWhあたり3.98円の再エネ賦課金を納める必要があります。
※出典: 賦課金等について|再生可能エネルギーの固定価格買取制度|東京電力エナジーパートナー株式会社

検針票の活用方法

検針票はただ単に「契約内容や電気料金の内訳がわかる」だけではありません。検針票は、さまざまな場面で活用することが可能です。電力会社が提供する検針票の活用方法を紹介します。

電力使用量を把握して節電につなげる

検針票をチェックすることは、節電につながると考えられます。検針票をチェックして電力使用量を知ることで、「どのような節電対策が効果的なのか」を具体的に考えられるようになるからです。
例えば、夏場に電力使用量が大幅に増えている場合は、エアコンの使い方に改善の余地がある可能性があります。運転モードを自動運転に設定したり、除湿運転を効果的に使ったりすることで、節電につながる可能性があります。
また、電力使用量を知ることで節電意識が芽生えるのも、検針票の確認が節電につながる理由の一つです。漠然と「電気代を抑えなきゃ」と考えるよりも、「◯月は電力使用量が多くなりがちだから節電しよう」といった具体的な意識を持つことで、節電へのモチベーションが高まります。

情報を基に電気料金シミュレーションを行う

詳細な電気料金シミュレーションができるのも、検針票の活用方法の1つです。
電気料金シミュレーションとは、検針票に記載された電気契約に関する情報を入力することで、各電力会社が提供する電気料金プランの中からおすすめのプランを提示してくれたり、電力会社の乗り換えによって節約できる電気代の額を教えてくれたりするサービスを指します。
電気料金シミュレーションを行うメリットは、最適な料金プランや電力会社を見つけられることです。また、請求される電気代のおおよその金額を把握することで、プラン変更による電気代の増加を未然に防ぐ効果も期待できます。
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電力会社を乗り換えるときにも必要

検針票は、電力会社を乗り換えるときにも活躍します。電力会社を乗り換えるときには、検針票に記載されている情報が必要なためです。
電力会社の切り替えを行うときに必要な情報は以下の通りです。

  • 現在契約している電力会社の名前
  • 現在契約している電力会社のお客さま番号
  • 現在契約している電力会社の供給地点特定番号
  • 切り替えを希望する日

これらの情報は、切り替えを希望する日を除き、検針票で確認することができます。新しい電力会社と契約する場合には、上記の情報に加え、住所や連絡先などの契約者の個人情報も必要です。

検針票は定期的にチェックしよう

検針票とは、電力会社やガス会社、水道局などが発行する「ご使用量のお知らせ」のことです。電気代を節約したいと考えているのであれば、電力会社が提供しているWeb検針票を定期的にチェックしましょう。検針票をチェックすることで、自分たちの電気の使い方の傾向が把握できるため、節電すべきポイントが見えてくるはずです。検針票を活用して、賢い消費者を目指しましょう。

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