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段ボールを梱包している引っ越し業者 段ボールを梱包している引っ越し業者

ダンボールは、引越しになくてはならないものです。引越し業者を利用する場合は、その業者が用意したダンボールを使うことが多いですが、どのくらい必要なのか・引越後の処分はどうすればいいのかなどが気になる方も少なくないかと思います。

この記事では、引越し業者からダンボールをもらう際の注意点や使用済みダンボールの後処理など、引越しに使うダンボールについて解説します。

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引越し見積り時にダンボールはもらえる?

引越し業者に依頼すると、見積りの段階で業者からダンボールをもらうことが一般的になっています。この章では、引越しに必要なダンボールの数はどれくらいか、もらえるダンボールのサイズや枚数などについて説明します。

見積りのときにダンボールはもらえることが多い

電話やWebサイトを通じて引越し業者に見積りを依頼すると、まず訪問見積りの日程調整のための折返し連絡があります。日程調整を行うと、引越し業者の営業担当がご自宅を訪問します。

業者が引越し荷物の量や引越し内容をチェックすると、見積書が作成されます。料金に納得したら正式契約となります。その後、引越し業者から無料でダンボールを提供してもらうのが一般的です。

営業担当が車にダンボールを積んでいれば、その場でもらえます。そうでなくても、後日郵送で送ってもらえるか、引越し当日までに営業担当が持ってきてくれます。

ただし、一部の引越し業者ではダンボールが有料となっていることもあります。また、ダンボールを送る送料が有料というところもありますので、事前に引越し業者へ確認するのが重要です。

ダンボールを無料提供してくれる業者でも、無料でもらえる枚数が限られていることがあります。「単身パック」などの単身者引越しプランや、インターネット見積りのみで訪問見積りを行わないプランでは、ダンボールの無料提供サービスがない場合もあるため、最初の段階でダンボールが無料でもらえるかどうかを引越し業者に確認しましょう。

【人数別】必要なダンボールの数

引越しで使用するダンボールの数は、荷物の量によって異なってきます。どれくらいのダンボールの量が必要になるのか、まずは人数別に目安を見ていきましょう。

人数別:必要なダンボールの数
1人 2人 3人 4人 5人以上
9個以下 24.60% 6.90% 4.80% 3.50% 3.80%
10個 29.10% 11.40% 7.00% 5.80% 6.10%
15個 24.70% 9.60% 6.30% 3.60% 3.90%
20個 14.10% 23.50% 18.00% 13.90% 12.20%
30個 5.50% 25.00% 24.10% 20.90% 14.70%
40個 1.00% 10.00% 11.00% 10.90% 8.10%
50個 0.70% 10.20% 19.90% 26.80% 29.70%
60個 0.10% 2.00% 5.50% 7.80% 8.50%
70個 0.10% 0.60% 1.60% 2.90% 4.90%
80個 0.00% 0.40% 1.20% 2.80% 4.10%
90個 0.10% 0.40% 0.60% 1.10% 4.00%

※出典:一人暮らし・家族の引越しで荷造りに使用した段ボールの個数

引越し業者比較サイトの「引越し侍」のアンケート調査によると、単身者の場合、78.7%の利用者が15個以内のダンボールで引越しをしていることがわかります。

また、2人暮らしの家族の場合は、ダンボール30個以内におさまる割合が76.4%となっています。

3人家族になると、使用するダンボールの数30個以内が少数派となり、30個以上が63.9%を占めます。

4人以上の家族で引越しをした場合は、使用するダンボールの数はさらに増え、50個以上となることも珍しくありません。

【間取り別】必要なダンボールの数

引越しで使用するダンボールの数は、部屋の間取りによっても異なります。次は間取り別に目安を見ていきましょう。

同じく引越し業者比較サイトの「引越し侍」のアンケート調査から見ていきます。

間取り別:必要なダンボールの数
ワンルーム 1K〜1LDK 2K〜2LDK 3K〜3LDK 4K以上
9個以下 31.30% 20.80% 11.80% 10.00% 12.80%
10個 31.50% 28.10% 15.00% 12.20% 15.10%
15個 22.70% 27.10% 11.50% 8.30% 10.40%
20個 10.20% 15.30% 23.40% 14.10% 12.40%
30個 3.20% 6.50% 23.60% 15.60% 12.10%
40個 0.80% 1.40% 7.30% 8.80% 7.40%
50個 0.20% 0.70% 5.60% 21.40% 16.60%
60個 0.00% 0.10% 1.00% 5.60% 5.80%
70個 0.10% 0.00% 0.40% 1.90% 2.20%
80個 0.00% 0.00% 0.30% 1.30% 2.70%

※出典:一人暮らし・家族の引越しで荷造りに使用した段ボールの個数

ワンルームの場合では、ダンボール9個以下で31.3%、10個で31.5%となっています。ここに集中して多くなっていることがわかります。

1K~1LDKの場合では、ダンボール10個が28.1%、15個が27.1%でボリュームゾーンになっています。ここだけで50%を超え、半数以上を占めています。

2K~2LDKの場合では、ダンボール20個が23.4%、30個が23.6%となっており、割合が約半数を占めています。

3K~3LDKの場合では、ダンボール50個以上の割合が30%を超えていきます。4K以上の場合では、ダンボール50個が16.6%と最も多い割合となっています。

各引越し業者の対応

テレビ・戸棚のある部屋と段ボール テレビ・戸棚のある部屋と段ボール

ダンボールの無料提供サービスを行っている引越し業者でも、提供するダンボールの数、ダンボールのサイズなどは業者ごとで異なります。

この章では、各引越し業者ごとのもらえるダンボールの数、ダンボールのサイズ、ダンボールの回収について解説します。

見積りのときにもらえるダンボールの数

引越し業者からもらえるダンボールの数は、最大50枚が一般的です。引越しの際に、荷物はダンボール50個までにまとめるのが1つの目安になりそうです。

以下、各引越し業者からもらえるダンボールの数をまとめました。

各引越し業者からもらえるダンボールの数
引越し業者名 もらえるダンボールの数
アート引越センター 荷物の量によって変動
アリさんマークの引越社 最大50枚まで
サカイ引越センター 最大50枚(大小2種類)まで
日本通運 家族引越し各プランを利用の場合:10枚〜40枚程度
(荷物の量によって変動)
アーク引越センター 最大50枚まで
ハート引越センター 最大50枚まで
ヤマトホームコンビニエンス ・単身者向け引越サービスの場合、ダンボールの無料提供はない
・家族向け引越しサービスは休止中(2021年8月時点)

各引越し業者のダンボールのサイズ

多くの引越し業者では、Sサイズ/Mサイズや小/大といったように2種類のサイズのダンボールを用意しています。Sサイズが110サイズ、Mサイズが130サイズが一般的です。この「サイズ」表記は、ダンボールの「幅」「奥行き」「高さ」を合計した数値になります。

Sサイズ/Mサイズの使い分けの基本は、重いものを小さい箱に、かさばるものを大きい箱に入れることです。本やCDなどを大きい箱に入れてしまうと、重くなって運べなくなってしまいます。無理に運ぶとケガの原因にもなりますので、注意が必要です。

洋服やカバン、帽子などは大きい箱にゆとりをもって梱包しましょう。

各引越し業者のダンボールのサイズ
引越し業者名 ダンボールのサイズ
アート引越センター Sサイズ…404×379×361mm
Mサイズ…504×404×411mm
日本通運 Sサイズ…340×340×320mm
Mサイズ…540×340×320mm
ハート引越センター Sサイズ…390×330c×300mm
Mサイズ…485×3654×335mm

使用後のダンボールの回収について

新居に荷物を運び入れて、荷ほどきをすれば引越し作業も一段落を迎えます。一方では使用済みダンボールの山が生まれてしまっています。この処分がまたひと苦労です。

引越し業者によっては、この使用済みダンボールの無料引き取りを用意しているところがあります。荷ほどきが終わったら、引越し業者に連絡すると翌日以降新居まで引き取りに来てくれるサービスです。

このダンボール無料回収サービスは、各引越し業者によって内容は異なります。引越し後に1回だけ無料でダンボールを回収する業者が多いですが、引越し後3カ月間は何度でも無料でダンボールの引き取りが可能な業者もあります。

引越し業者は、原則として自社のダンボールしか回収を受け付けませんので、ほかのダンボールを使用している場合は事前に確認が必要です。

以下、各引越し業者のダンボール回収対応状況をまとめました。

各引越し業者のダンボール回収対応状況
引越し業者名 ダンボール回収対応状況
アート引越センター 有料(1回につき税込3,000円)
サカイ引越センター 有料(税込3,300円)
日本通運 無料回収
SGムービング 無料回収(エリアにより回収できない場合もある)

(2021年9月29日時点)

もらえるダンボールに関するこんな疑問

クエスチョンマークの札を持って首をかしげている女性の写真 クエスチョンマークの札を持って首をかしげている女性の写真

引越し業者のダンボールに関するサービスについてまとめてきました。この章では、引越し見積り時にもらえるダンボールについて、気になる疑問に答えていきます。

契約前に引越し業者がダンボールを置いていったらどうすればよい?

引越し業者の営業担当が見積りのために訪問した際、契約が決まる前にダンボールを置いていくことがまれにあります。その場合、そのダンボールを使ってよいのか迷うところです。

ダンボールを置いて帰った引越し業者と契約が成立していれば、そのダンボールは使っても構いません。引越し契約にともなうダンボール無料提供サービスですので、ダンボールを使うことは何の問題もないのです。

問題は、まだ契約が成立していない段階です。一部の引越し業者は見積り後、返事をする前にダンボールを渡してきます。そうした場合のダンボールの取り扱いは、引越し業者によって異なります。

ダンボールを使ってしまった後に、その業者との契約を断って他社と契約をすると、使用したダンボールの買い取りを求められることがあります。

ダンボールは契約が確定するまで受け取らないようにしましょう。置いていった場合は、引き取りを求めましょう。

引越しがキャンセルになった場合はどうする?

ダンボールを無料で提供してくれた引越し業者との契約を自己都合でキャンセルした場合、使ってしまったダンボールの取り扱いはどうなるのでしょうか。

引越し業者によって対応は多少異なりますが、使用分は買い取りとなり、未使用分は返却というケースが多いです。見積りの段階で、解約時のダンボールの取り扱いについて確認しておいたほうがよいでしょう。

別の引越し業者と契約をした場合、その引越し業者が元の業者へダンボール返却をするケースもあります。ただし、必ずこの対応をしてもらえるわけではないため、引越し業者との契約時に必ず確認しましょう。

ちなみに、引越し日が単純に延長になる場合は、ダンボールはそのまま利用できるところがほとんどです。

引越し業者のダンボール以外を使ってもよい?

引越しの梱包に使うダンボールは、その引越し業者のものを使わなくてはいけないのでしょうか。

ほとんどの引越し業者が、Webサイトなどで「ダンボールに指定はございません」とうたっています。しかし、一部の業者では「ダンボールの強度を確認してご使用して下さい」と注意事項に書いているがあります。その場合は、提供されるのが使い古したダンボールの可能性があり、強度が弱っていることもありえるため、使用する場合は充分気をつけましょう。

ダンボールが足りなくなったらどうする?

引越しの荷造りをしていると、想定以上にダンボールを使ってしまってダンボールが足りなくなることがあります。この場合はどうしたらよいでしょうか。

まずは、ダンボールをもらった引越し業者に相談しましょう。無料で追加のダンボールをもらえる可能性があります。ダンボールの数が足りなくなりそうだと思ったら、早めに連絡をしましょう。

引越しの直前に、ダンボールが足りなくなったことがわかった場合はどうでしょうか。まずは引越し業者へ相談してみましょう。対応してくれることもあります。

ただし、ダンボールを持ってきてもらえるまで時間がかかる場合もあります。その際は、追加分のダンボールを引越し当日に持ってきてもらい、搬出作業中に梱包することも検討しましょう。

なお、追加のダンボールは有料となることもあるので、その点は注意しましょう。どうしても無料でダンボールを調達したい方は、近くの店舗に余ったダンボールをもらいにいくという手もあります。スーパーマーケット、ホームセンター、コンビニエンスストアは使用済みダンボールを提供していることが多いです。

見積り時に確認しておくべき点

引越し業者の営業担当が見積りのために訪問した際には、契約の前にいろいろと話し合います。その中でも、ダンボール関連で確認しておくべき点について、ピックアップしてまとめました。

ダンボールの費用の有無

ダンボールは無料でもらえるのかどうかを確認しましょう。また、ダンボールのサイズ、枚数も同時に確認します。

ダンボールが有料の場合は、そのダンボール料金が見積に含まれているのかをしっかり確認します。他社と比較する場合、その点が明らかになっていないと正確に比べられません。

また、追加のダンボールをお願いするケースについてもあらかじめ確認したほうがよいでしょう。

ダンボール以外にもらえる資材

ダンボール以外に無料で提供してもらえる資材や貸し出してもらえる運搬ケースを確認しましょう。無料で提供してもらえるものとしては、ガムテープ、梱包用の紙などがあります。無料でもらえる場合、その数も確認しましょう。

貸し出してもらえるものとしては、布団カバーやハンガーケース、シューズケース、食器ケースなどがあります。

有料で提供してもらえる資材がある場合もあります。仮に有料であったとしても、活用したほうが引越しがスムーズにできるものもありますので、確認しておきましょう。

ダンボールの回収サービスの有無

引越しの荷ほどきが終わった後、使用済みダンボールを回収してもうらことができるのかを確認しましょう。回収してもらう場合は無料なのか、有料なのかについても必ず見積り時に確認しておきましょう。

引越しの機会に電気料金も見直そう

引越しにともなうダンボールの取り扱いについて見てきました。たかがダンボールと思っていても、数十枚ともなると購入や処分に費用も手間もかかります。必ず複数社から見積りをとって、比較検討しましょう。

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