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再エネ賦課金の写真 再エネ賦課金の写真

引越しの際は、新居に住むための費用や引越し業者に支払う費用が発生します。電化製品・家具・日用品も購入する必要があるため、全体でどの程度の費用が必要かを把握しておくことが大切です。引越しの初期費用の相場や節約のコツを解説します。

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賃貸物件に引越す場合の初期費用の内訳

賃貸物件に引越す場合は、入居前にさまざまな費用がかかります。まずは、新居に住むための初期費用の内訳を見ていきましょう。

敷金・礼金

敷金は、家賃の未払いが生じた場合や退去時の原状回復に備えて、大家や管理会社が預かるお金です。実際の修繕費などを差し引いた残額が、退去時に返金される仕組みになっています。
一方、礼金は大家へ「入居を認めていただいたお礼」として支払う費用です。敷金とは異なり、退去時に返金されません。
敷金・礼金の金額は物件によって異なり、家賃の1~2カ月分が相場です。地域や築年数によって設定がない物件も増えてきています。

仲介手数料

仲介手数料は、賃貸物件を紹介してくれた不動産会社に支払う費用です。不動産会社は物件の案内や条件交渉、契約手続きのサポートなどを行うため、その対価として、仲介手数料が発生します。
仲介手数料の金額は、家賃の0.5~1カ月分が一般的な相場です。法律上、借主が負担する場合は家賃1カ月分を超えて請求できないと定められており、実際には借主と貸主で負担を分けるケースもあります。
仲介手数料の取り決めは不動産会社ごとに異なるため、契約前に金額や負担割合をしっかり確認しておくことが大切です。
※出典: 宅地建物取引業法 第四十六条 | e-Gov法令検索

前家賃・日割り家賃

前家賃とは、入居月の家賃を前もって支払う費用のことです。多くの場合、契約手続きが完了し鍵を受け取る前に支払う必要があります。
また、月の途中から入居する場合は、実際に住む日数分だけ支払う日割り家賃が発生します。例えば、15日から住み始めるなら、15日以降の家賃のみを計算して支払わなければなりません。
月初から入居するかどうかによって金額が変わるため、入居日を決める際は、家賃支払いのタイミングや日数を確認しておくことが大切です。

火災保険料

一般的に、賃貸契約では火災保険への加入が条件となっています。保険の対象には、火災だけでなく水漏れや台風被害なども含まれる場合があり、安心して暮らすための備えとしても重要です。
火災保険料の相場は年間10,000~20,000円で、補償内容や契約期間によって変動します。管理会社が指定する保険に加入するのが一般的ですが、借主が自ら選んだ保険会社のプランに加入できるケースもあります。
なお、近年は火災保険料を家賃と一緒に月払いで支払えるケースもあります。火災保険料を月払いにできるなら、初期費用を抑えることが可能です。

賃貸保証料

借主が家賃を滞納した場合は、保証会社が家賃を立て替えて貸主に支払い、滞納分を借主に請求します。保証会社を利用するために借主が支払う費用が賃貸保証料です。
賃貸保証料の相場としては家賃の0.5~1カ月分が多く、保証料の設定は契約する物件や保証会社のプランによって異なります。保証料を支払えば、貸主は安心して賃貸契約を進められ、借主も滞納リスクに備えられます。
保証会社を利用しない契約もありますが、最近ではほとんどの物件で加入が必須となっており、賃貸保証料は初期費用の一つとして見ておく必要があります。

鍵交換費用

賃貸物件への入居時には、防犯上の観点から鍵の交換が行われます。前の入居者が使っていた鍵を新しいものへ取り替えるための費用が鍵交換費用であり、相場は10,000~20,000円です。
ディンプルキーやカードキーなど、鍵の種類が防犯性能の高いタイプになると、20,000円を超えるケースもあります。

消毒料

消毒料とは、入居前に室内を除菌したり害虫を駆除したりする目的で請求される費用です。一般的に、ワンルーム~1LDK程度の物件では、10,000~20,000円が相場となっています。
ただし、貸主には消毒施工そのものを行う法的義務までは定められていません。部屋の消毒は、契約内容や管理会社の方針により任意のオプションとされることもあり、不要と判断すれば交渉によって除外できる可能性があります。

引越し業者や生活必需品にかかる費用

引越しの際は物件にかかる費用だけでなく、引越し業者に支払う費用や電化製品・家具・日用品の購入費用も発生します。それぞれの費用相場を把握しておきましょう。

引越し業者に支払う費用の相場

引越しには通常期と繁忙期があり、時期によって費用が変動します。世帯人数別・距離別の目安をまとめました。
<通常期(5~2月)の世帯別引越し費用の目安>

移動距離 1人世帯 2人世帯 3人世帯 4人世帯 5人世帯
同一市区町村(15km未満) 約50,000円 約64,000円 約80,000円 約96,000円 約112,000円
同一都道府県(15~50km) 約52,000円 約70,000円 約88,000円 約105,000円 約123,000円
同一地方(50~200km) 約67,000円 約94,000円 約118,000円 約141,000円 約165,000円
近隣地方(200~500km) 約85,000円 約129,000円 約161,000円 約194,000円 約226,000円
遠距離(500km以上) 約103,000円 約171,000円 約214,000円 約257,000円 約300,000円

<繁忙期(3~4月)の世帯別引越し費用の目安>

移動距離 1人世帯 2人世帯 3人世帯 4人世帯 5人世帯
同一市区町村(15km未満) 約61,000円 約81,000円 約101,000円 約122,000円 約142,000円
同一都道府県(15~50km) 約66,000円 約95,000円 約119,000円 約143,000円 約167,000円
同一地方(50~200km) 約87,000円 約137,000円 約171,000円 約206,000円 約240,000円
近隣地方(200~500km) 約107,000円 約182,000円 約228,000円 約273,000円 約319,000円
遠距離(500km以上) 約128,000円 約264,000円 約330,000円 約396,000円 約462,000円

※出典: 一人暮らしの引っ越し費用の相場は? 単身パックなど料金が安くするおすすめの方法も紹介! | 【SUUMO引越し】
※出典: 2人暮らし(夫婦・カップル)引っ越しの料金・費用相場|引越し見積もり・比較【SUUMO】
※出典: 家族(3人・4人・5人)引っ越しの料金・費用相場|引越し見積もり・比較【SUUMO】

電化製品・家具・日用品の購入費用の相場

3~4人世帯の引越しを想定し、電化製品・家具・日用品の購入費用の目安を整理しました。

冷蔵庫 40,000~60,000円
洗濯機 40,000~60,000円
電子レンジ 10,000~20,000円
掃除機 8,000~15,000円
ベッド・寝具セット 20,000~40,000円
カーテン 5,000~10,000円
テーブル・デスク 10,000~20,000円
その他の電化製品・家具 30,000~40,000円
日用品(生活用品・洗濯用品など) 20,000~30,000円

上記は新品で購入した場合の相場です。合計約200,000~300,000円となり、世帯人数により金額は変わります。

引越しの初期費用は総額でどのくらい?

引越しの初期費用の目安を世帯別にシミュレーションし、必要な金額のイメージを持てるようにまとめました。予算を立てる際の参考にしましょう。

一人暮らしの引越し初期費用のシミュレーション

家賃を80,000円とした場合の、引越しの初期費用の目安は以下の通りです。

敷金 80,000円
礼金 80,000円
仲介手数料 80,000円
火災保険料(2年分) 20,000円
鍵交換費用 15,000円
引越し業者費用 50,000円
その他の諸費用 50,000円
家具・家電購入費用 150,000円
合計 525,000円

一人暮らしの引越し費用についてもっと詳しく知りたい方はこちら

二人暮らしの引越し初期費用のシミュレーション

家賃120,000円の物件に引越す場合のシミュレーションを確認しましょう。

敷金 120,000円
礼金 120,000円
仲介手数料 120,000円
火災保険料(2年分) 25,000円
鍵交換費用 15,000円
引越し業者費用 100,000円
その他の諸費用 50,000円
家具・家電購入費用 200,000円
合計 750,000円

二人暮らしの引越し費用についてもっと詳しく知りたい方はこちら

3人以上世帯の引越し初期費用のシミュレーション

家賃が150,000円の部屋に3人以上世帯が引越した場合の初期費用の目安です。

敷金 150,000円
礼金 150,000円
仲介手数料 150,000円
火災保険料(2年分) 30,000円
鍵交換費用 15,000円
引越し業者費用 150,000円
その他の諸費用 100,000円
家具・家電購入費用 250,000円
合計 995,000円

3人以上世帯の引越し費用についてもっと詳しく知りたい方はこちら

引越しの初期費用を抑える方法

前述した初期費用のシミュレーションを見てもわかるように、引越しではある程度まとまった金額の準備が必要です。引越しの初期費用をできるだけ抑えるコツをご紹介します。

賃貸物件にかかる初期費用の節約方法

賃貸契約時の費用は工夫次第で抑えられます。節約のコツを以下にまとめました。

  • 家賃交渉をする(周辺相場や入居時期によって下がる可能性あり)
  • 敷金・礼金ゼロの「ゼロゼロ物件」を選ぶ
  • 一定期間の家賃が無料になる「フリーレント物件」を探す
  • 繁忙期を避けて、引越し需要の少ない閑散期(4月中旬~8月)に動く
  • 仲介手数料の安い不動産会社を選ぶ
  • 鍵交換費用や消毒料は任意の場合があるため、不要なら交渉する
  • インターネット無料物件を選び、月額コストを抑える

引越し業者に支払う費用の節約方法

引越し費用を抑えるポイントは、タイミング・プラン・荷物量を工夫することです。

  • 平日・月中・早朝など、引越し需要が低い日や時間帯を選ぶ
  • 荷物を減らしてトラックのサイズを小さくする
  • 梱包作業を自分で行う
  • 費用が安くなるプランを利用する
  • 複数の引越し業者に見積もりを依頼して比較検討する
  • 引越しのオプションサービスを最小限にする

引越しの安い時期について詳しく知りたい方はこちら

生活必需品の購入費用の節約方法

生活必需品の購入費用も、以下のポイントを押さえることで節約できます。

  • フリマアプリやリサイクルショップを活用し、中古品を安く入手する
  • 地域コミュニティや譲り合いアプリで不要品をもらう
  • 家具・電化製品付きの物件を選択して、購入点数そのものを減らす
  • 電化製品は型落ちモデルやセット販売を利用して購入費用を抑える
  • 最初からすべてをそろえず、必要な物から優先順位を決めて購入する

引越しの初期費用に関するよくある質問

引越しの初期費用について生じがちな疑問と回答をまとめました。ひと通り目を通しておきましょう。

賃貸物件の初期費用はいつ支払う?

賃貸物件の初期費用は、契約締結時または入居前に支払うのが一般的です。入居審査に通過した後、重要事項説明・賃貸借契約書の締結が行われ、その時点で初期費用が請求されます。支払いが完了すると鍵の受け渡しが可能となり、実際の入居準備へ進めます。
タイミングは不動産会社や物件の契約条件で前後することもあるため、審査通過時や申込時に支払い期日をしっかり確認しておくことが重要です。

引越しの初期費用の分割払いは可能?

引越しの初期費用は基本的に一括払いですが、分割払いに対応している不動産会社を利用すれば、分割で支払える場合があります。また、初期費用や引越し業者への支払いをクレジットカードで行い、その後に分割払いやリボ払いへと変更する方法もあります。
大手の引越し業者ではクレジットカードに対応していることが多いため、申し込み前に支払い方法を確認しておくと安心です。

引越しのタイミングで電気契約の見直しがおすすめ

引越しは、生活環境や働き方が変わることの多いタイミングです。部屋の広さや同居人数などが変われば、電気の使い方も大きく変化するため、電力会社や電気料金プランを見直す絶好の機会といえます。
また、引越しでは電気契約の開始手続きが必ず発生するため、同時に新しい料金プランを選べば、手間をかけずに電気代の節約が図れます。
今の使い方に合った電気契約に変更することで、無駄なくお得に新生活を始められるでしょう。
電気料金プランの見直しについてもっと詳しく知りたい方はこちら

引越しの初期費用を理解し節約を図ろう

引越しの初期費用は、「賃貸契約にかかる費用」「引越し業者に支払う費用」「生活必需品の購入費用」の3つが中心となり、世帯人数や条件によって大きく変わります。費用の内訳を把握し、事前に見積もりを立てておくことで、想定外の出費を避けやすくなります。
また、家賃交渉や閑散期の引越し、家具・電化製品付き物件の選択など、さまざまな工夫で負担を抑えることも可能です。できる範囲で節約術を実践し、出費を抑えて新生活をスタートさせましょう。

お引越しは、電気会社を見直す絶好のタイミングです。新しい住まいの広さや家族の人数に合わせた電気料金プランを選ぶことで、日々の光熱費を効率的に管理できます。

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