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ブレーカーが繰り返し落ちることに悩まされていませんか?ブレーカーが落ちる原因はブレーカーの種類によって違います。この記事では、ブレーカーが落ちる理由や復旧方法、ブレーカーが頻繁に落ちないようにするための対処法もを紹介します。

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ブレーカーの種類

ブレーカーは、電気回路で発生する異常事態(過電流や短絡)から電線や電気機器を保護するための安全装置であり、ご家庭やオフィスでの安全を保つ役割を担っています。
ブレーカーには「アンペアブレーカー」「漏電ブレーカー」「安全ブレーカー」の3種類があり、ブレーカーが繰り返し落ちる場合の対処には、どの種類のブレーカーが落ちたのかを把握する必要があります。
まずは、それぞれのブレーカーが持つ役割について把握しましょう。

アンペアブレーカー

アンペアブレーカーは、設定された電流値を超えると自動的に電力供給を遮断する仕組みを持つブレーカーです。
このブレーカーは主に、電力会社と契約したアンペア数以上の電力が使用された場合に作動します。
アンペアブレーカーは家全体の電気を管理しており、アンペアブレーカーが落ちた場合には、家全体の電気供給が止まってしまいます。
また近年では、アンペアブレーカーの代わりに、電気の使用量をデジタルで計測できる「スマートメーター」が設置されているご家庭もあります。スマートメーターの場合は、電力供給が停止しても10秒程度で自動で復旧してくれる仕組みになっており、スマートメーターのあるご家庭ではアンペアブレーカーは必要ありません。

漏電ブレーカー

漏電ブレーカーは、電化製品や配線の劣化、損傷などによって住宅内の電気回路内で漏電が発生した場合に自動的に電力供給を遮断する仕組みです。
漏電は、感電や火災などの重大な危険を引き起こす可能性があるため、漏電ブレーカーはご家庭やオフィスの安全を確保するための重要な役割を担っています。

安全ブレーカー

安全ブレーカーは、分岐先の電気を管理するブレーカーです。通常、分電盤の右側に複数配置されており、各部屋や特定の電化製品に供給される電力を個別に管理しています。
IHクッキングヒーターや食器洗い乾燥機、洗濯乾燥機など、200Vの電化製品には専用の安全ブレーカーが付いていることが一般的です。
安全ブレーカーは、過負荷やショート回路を検知した場合に回路を遮断する仕組みです。家の中の一部の場所が停電した場合、安全ブレーカーが落ちた可能性が高いと考えられます。

ブレーカーが繰り返し落ちる理由

ブレーカーが繰り返し落ちる理由は、ブレーカーの種類によって異なります。以下では、種類ごとのブレーカーが落ちる理由を解説します。

アンペアブレーカーが落ちる理由

アンペアブレーカーが落ちる理由は、契約アンペア数を超える電化製品を一度に使用することです。
例えば、エアコンや電子レンジ、洗濯機など、消費電力が高い電化製品を同時に使用すると、電力会社と契約したアンペア数を超えてしまい、アンペアブレーカーが落ちる原因になります。

漏電ブレーカーが落ちる理由

漏電ブレーカーが落ちる場合、その原因はご家庭内の電気配線や電化製品に問題がある可能性が高いです。
配線の劣化や水漏れ、電化製品の故障により漏電すると、漏電ブレーカーが作動して家中の電気が落ちる仕組みです。
漏電の状況によっては、火災が発生することもあるので、漏電ブレーカーが落ちた場合は、電気事業者や電気工事会社、不動産管理会社などに相談するなど速やかな対応が必要になります。

安全ブレーカーが落ちる理由

安全ブレーカーが落ちる原因は、主に特定の場所での電力使用量が過剰であることです。
例えば、同じコンセントに複数の電化製品を接続した場合、安全ブレーカーが落ちることがあります。
これは、電気回路が許容できる以上の電力が流れることによる過熱や火災のリスクを防ぐためにブレーカーが作動するためです。
通常は部屋単位でブレーカーが落ちるため、安全ブレーカーが落ちた場合、どの部家で電力を使いすぎたかがすぐにわかります。

ブレーカーが落ちた際の復旧方法

ブレーカーが落ちた際の復旧方法を知っておくことで、迅速かつ安全に電気を復旧させることができます。ここでは、各ブレーカーの種類ごとに具体的な復旧手順を説明します。

アンペアブレーカーの復旧方法

アンペアブレーカーが落ちたときは、まずはエアコンやドライヤーなど、消費電力が大きい電化製品を特定してプラグを抜きます。
再度ブレーカーが落ちないように、電力使用量を管理することが重要です。
例えばエアコンとドライヤーを同時に使っていて安全ブレーカーが落ちたのなら、エアコン使用中にはドライヤーの使用を控えましょう。
その後、アンペアブレーカーのスイッチをオンにします。スマートメーターの場合は、約数十秒後に自動で復旧します。

漏電ブレーカーの復旧方法

漏電ブレーカーが落ちた場合は感電や火災のリスクがあるため、慎重な対応が求められます。
まず、すべてのブレーカーをオフにします。
次に、アンペアブレーカーをオンにし、漏電ブレーカーをオンにします。その後、安全ブレーカーを1つずつオンにしていきます。
この過程で再び漏電ブレーカーが落ちた場合、その回路に問題がある可能性が高いです。その回路に接続されている電化製品や配線を確認し、漏電していないかを確認します。
漏電箇所の特定ができない場合、必ず専門家に相談しましょう。漏電は素人判断で対処するのは危険なため、必ず専門家の助けを借りることが重要です。

安全ブレーカーの復旧方法

まず、電気がつかない部屋(安全ブレーカーが落ちている部屋)の電化製品の電源をすべてオフにします。
次に、安全ブレーカーのスイッチを確認し、スイッチを上げて回路を復旧させます。
その後、電化製品を1つずつ順番にオンにしていきます。この過程でブレーカーが再び落ちる場合、その電化製品が過負荷の原因である可能性があります。
その電化製品を別の部屋で接続するか、使用を避けるようにします。

ブレーカーが繰り返し落ちる場合の対処法

ブレーカーが繰り返し落ちるのは非常に困るものです。ここでは、問題を根本から解決するための具体的な対処法について詳しく解説します。

契約アンペア数を上げる

電力会社と契約する際には、一般的に20~60Aの中で契約を結びます。
しかし、電化製品の数や消費電力が増えると、現契約のアンペア数では不足し、ブレーカーが落ちやすくなります。この場合、契約アンペア数を見直し、上げることが有効です。
まず、現在の契約アンペア数と実際の消費電力を確認しましょう。電力会社のWebサイトや請求書に記載されている情報を基に、家の中で使われている主な電化製品の消費電力を把握します。
例えば、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、照明などの大型電化製品は、特に電力を消費しやすいです。これらの使用状況を考慮して、どれくらいのアンペア数が必要かを計算します。
契約アンペア数を変更するには、電力会社に連絡し、手続きを行います。手続きは比較的簡単で、ほとんどの場合、数日以内に完了します。アンペア数を上げると電気料金も上がる可能性があるため、慎重に検討する必要があります。
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漏電対策を講じる

ブレーカーが落ちるのを防ぐには日頃からの漏電対策を施しておくことをおすすめします。例えば、洗濯機などの水回りの電化製品にはアース線を接続する、コンセント周りをこまめに掃除してホコリを溜めないようにする習慣が効果的です。
また万が一、漏電の疑いがある場合は、まずは専門家に依頼して家全体の配線や電化製品をチェックしてもらうことが重要です。
自分で確認することもできますが、安全面を考慮すると、電気工事士などの資格を持つプロに任せるのが安心です。
古い家や設備が劣化している場合は、定期的な点検を行ってもらうのがよいでしょう。
漏電対策については、以下の記事でより詳しく解説しているので、気になる人はチェックしてみてください。
漏電についてもっと詳しく知りたい方はこちら

電化製品の同時使用を避ける

同時に多くの電化製品を使用すると、回路の負荷が増加し、ブレーカーが落ちる原因となります。
特に、消費電力が大きい電化製品を一度に使うと、回路が過負荷になりやすいです。これを避けるためには、電化製品の使用タイミングを調整することが重要です。
例えば、エアコン、電子レンジ、洗濯機、ヘアドライヤーなどを同時に使わないようにしましょう。これらの電化製品は消費電力が高く、同時に使うと簡単に回路の容量を超えてしまいます。
家族全員が使用する時間帯を分けたり、時間をずらして使用することで、負荷を分散させることができます。
さらに、電力の消費量を抑えるために、省エネ製品の導入を検討するのも有効です。最新の電化製品はエネルギー効率が高く、消費電力が低いため、ブレーカーが落ちるリスクを減らせます。
また、定期的に掃除したり、適切なメンテナンスを行うことで、電化製品の効率を維持し、電力の無駄を減らすことができます。

ブレーカーに関するよくある疑問

ブレーカーに関するよくある疑問について解説します。ブレーカーに対する理解を深めましょう。

ブレーカーが落ちると電化製品が壊れる?

一般的に、ブレーカーが落ちることで電化製品が直接的に故障することはあまりありませんが、精密機械に関してはデータが破損してしまう可能性があります。
例えば、パソコンやレコーダー、ゲーム機などです。突然の電源オフでデータが破損する可能性があります。
また、電化製品自体の寿命にも影響を与える可能性があります。頻繁な電力のオン・オフは、一部の電化製品にとって負担になることがあります。特にモーターを使用している家電(冷蔵庫やエアコンなど)は、繰り返しのオン・オフが機械部分にストレスを与え、故障の原因となることがあります。

漏電すると電気代が高くなる?

漏電によって電気代が高くなる可能性はほとんどありません。なぜなら、漏電ブレーカーが作動して、電気の供給自体を止めるからです。
ただし、漏電ブレーカーが検知できていない場合は、その限りではありません。
漏電している状態では電力が無駄に消費され続けます。例えば、どこかで電気が常に少量漏れていると、その分の電力が電気メーターに記録され、電気代として請求されます。漏電の規模によりますが、長期間放置すると無視できないコストとなることがあります。
漏電の疑いがあるにもかかわらず、漏電ブレーカーが作動していない場合は、まずは専門家に相談しましょう。

ブレーカーが繰り返し落ちないように対策を

ブレーカーにはアンペアブレーカー・漏電ブレーカー・安全ブレーカーの3種類があり、それぞれ落ちる原因は違います。
繰り返しブレーカーが落ちる場合は、まずはどの種類のブレーカーが落ちたのかを特定し、それから原因を探ります。ブレーカーの種類によっても対策方法は違いますので、必要なら電力会社や専門家に相談しましょう。

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