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オール電化の住宅は、電気が止まると暖房・給湯・調理器具すべてが使えなくなるため、停電時の影響が大きい点には注意が必要です。停電の影響と対処法、用意すべきアイテムなどを紹介します。オール電化のご家庭や、お引越し予定の方はぜひ参考にしてください。

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オール電化は停電しやすい?

オール電化の住宅では、電気に多くのライフラインが依存しているため、停電への対策は特に重要です。まずは、オール電化住宅における停電時のリスクと必要な備えについて、基本的なところを押さえておきましょう。

オール電化と停電のリスク

一般的な住宅に比べて、オール電化の住宅がとりわけ停電しやすいわけではありません。しかし、電気への依存度が高いため、停電時の影響はどうしても大きくなります。
ガスに頼らず、ほとんどを電気でまかなうため、インフラ障害が発生した際の生活上のリスクに注意が必要です。停電自体の頻度は変わらなくても、停電による生活への影響が非常に大きい点は理解しておきましょう。

停電に対する備えは必須

停電は、雷や強風などの自然災害による送電線の故障や、事故による障害などが主な原因です。
日本は国際的に見ても停電時間が短く、供給信頼性が高いとされています。しかし、定期的に日本中で大規模な停電は発生しており、多くのご家庭に影響を与えました。
例えば、2024年8月15日には、大阪市と守口市の一部で大規模な停電が発生しました。最大で約24万5,000戸が停電したとされています。京阪電鉄では一時的に運転を見合わせる事態になりました。
また同年11月9日には、四国電力管内で約36万5,300戸が停電し、原因は本州との送電線のトラブルとされています。このように、常に大規模な停電が発生する可能性はあるため、念のための備えは欠かさないようにしましょう。
※出典: 大阪府の一部で発生した停電について[第三報]|関西電力送配電株式会社
※出典: 11月9日に発生した四国管内における供給支障事故に関する報告書の提出等について |四国電力送配電株式会社 関西電力送配電株式会社

オール電化の住宅で停電したらどうなる?

オール電化の住宅で停電が起きると、まず調理や給湯・暖房など、基本的な生活機能が止まってしまいます。
IHコンロは使用できず、お湯も沸かせなくなるため、食事の準備が難しくなるご家庭は多いでしょう。エコキュートも稼働しないため、お風呂やシャワーが利用できなくなる場合もあります。
さらに、床暖房やエアコンなどの暖房器具も使用できないため、特に冬場は体調管理に影響する可能性もあるでしょう。冷蔵庫が停止すると数時間で食材の鮮度が落ち始め、長引けば食品のロスにもつながります。
このように生活全般が不便になるため、特にオール電化住宅では、停電が与える影響を十分に理解し、きちんと備えておく必要があります。

オール電化で停電が起きた際にすべきこと

停電時に落ち着いて行動するためには、やるべきことをあらかじめ把握しておくことが大切です。安全の確保から生活を維持するための工夫まで、停電時にすべき対応を確認しておきましょう。

まずは安全確認とブレーカーの確認

停電が起こった際には、まず自宅の電気だけが止まっているのか、周辺も含めた広域の停電かを確認しましょう。
自宅のみの停電で、個別のブレーカーが落ちている場合は、漏電や過電流が原因の可能性があります。該当する回路の電化製品を確認し、異常がないかを点検してください。
一方、広域停電の場合は近隣の状況も確認し、電力会社のWebサイトやSNSなどで、停電の情報をチェックしましょう。また、ガス漏れの臭いがしないか、水道管の破損がないかなど、ライフラインの状況も合わせて確認することが重要です。

電化製品のコンセントを抜いておく

停電中に通電が再開された際、過電流や電圧の急変によって、電化製品が故障する恐れがあります。
IHクッキングヒーターや電子レンジ、洗濯機などは、あらかじめコンセントを抜いておきましょう。冷蔵庫も一度コンセントを抜き、復電後しばらく待ってから再接続すると安全です。パソコンやテレビ・オーディオ機器なども、同様に保護しましょう。
ただし医療機器や防犯システムなど、常時稼働が必要なものは、事前に取扱説明書で停電時の対応を確認しておくことが大切です。復電時は一度に多くの機器を接続せず、時間をずらして再稼働させることで、電力系統への負荷を軽減できます。

断水に備えて水を溜めておく

停電が長引くと、地域によっては給水ポンプが停止し、断水が発生する可能性があります。お風呂の浴槽やポリタンク・バケツなどに水を確保しておくと、トイレの排水や手洗いなどに利用でき、生活の不便を軽減できます。
水道が止まる前であれば、洗面器やバケツなどあらゆる容器を活用して、可能な限り多くの水を溜めておきましょう。
エコキュートの貯湯タンクに温水が残っている場合は、非常用取水栓から生活用水として利用できますが、飲用には適さないため注意が必要です。

スマートフォンなどの通信機器の充電手段を確保する

停電時は情報収集や連絡手段として、スマートフォンが命綱になるケースもあります。あらかじめモバイルバッテリーやポータブル電源をフル充電しておき、手回し式充電器やソーラー充電器なども備えておくと安心です。長時間電気を使えなくなっても、通信手段を失わずに済みます。
また、充電を節約するために画面の明るさを落とし、省電力モードに切り替えるなど、設定の変更も検討しましょう。情報収集はラジオなどを併用することで、スマートフォンの使用を減らし、バッテリーの消耗を抑えることも大切です。

食料・日用品などの備蓄を確認する

停電により調理や冷蔵保存ができなくなるため、備蓄品の確認と整理が必要です。
火を使わずに食べられるレトルト食品や缶詰をはじめ、非常食・紙皿・ウェットティッシュ・簡易トイレ・乾電池など、生活に必要な物資の備蓄をチェックしましょう。
また、冷蔵庫内の食材は傷みやすいため、優先的に消費する順番を決めておきます。家族の人数と停電予想期間などを考慮して、調理の計画を立てましょう。
加えて、懐中電灯・マッチ・ライター・電池などの日用品も確認し、不足があれば近隣の店舗が営業している間に補充します。防災グッズを備えている方は、すぐに持ち出せるように整理・保管しておきましょう。

停電が長引きそうな場合は?

大規模災害や設備トラブルなどで停電が長期化する可能性がある場合は、特に節水を意識する必要があります。
エコキュートのお湯は早めに必要分を使い切ることを考慮し、非常用の鍋やカセットコンロを使った簡易的な調理を検討しましょう。長期停電では食料の確保が深刻な問題となるため、近隣住民と協力しつつ、情報や物資の共有を考えることも重要です。
また、夏場は遮光カーテンや冷却シート、冬場は毛布・カイロ・保温用アルミシートなどを活用し、体温調整を徹底する必要もあります。
停電が数日以上に及ぶ場合は避難所の開設も想定されるため、自治体からの情報をこまめに確認し、必要に応じて早めに行動することが大切です。

停電に備えて準備すべきアイテム

停電の影響を減らすには、事前に必要なアイテムを備えておくことが大切です。日常生活で役立つものから災害時に必須のものまで、用意しておくべきものを紹介します。

カセットコンロやガスボンベ

調理家電が使えない停電時には、カセットコンロとガスボンベが強い味方になります。コンパクトで持ち運びも簡単であり、非常時には屋外でも安全に使えるのがメリットです。
ガスボンベの備蓄は少し多めに用意し、使用期限や保管場所にも気を配りましょう。温かい食事やお湯を用意できるだけで、停電中の精神的な負担も大きく軽減されます。
調理以外にも湯沸かしや消毒、暖を取る場面など幅広く活躍するので、一家に一台用意しておくことをおすすめします。

飲料水や非常食

停電時は水や食料の確保も重要です。飲料水は1人1日3リットルを目安に最低3日分は確保しておき、非常食や保存食も、家族の人数に合わせて備蓄しましょう。
缶詰・レトルト食品・インスタント食品など、調理不要・長期保存できるものがおすすめです。賞味期限や消費期限を定期的にチェックし、適宜入れ替えながら、常に新鮮な物を用意することが大切です。
水や食料は長期保存できる専用商品も多く販売されているため、家庭の状況に合わせて選び、計画的に備えておきましょう。

懐中電灯・簡易ライト

停電時に室内や屋外を安全に移動するためには、懐中電灯や簡易ライトが不可欠です。LEDライトや手回し式、乾電池式などさまざまな種類があり、状況に応じて使い分けられるものを用意しておきましょう。
特に、両手が自由になるヘッドライトや、広範囲を照らせるランタン型ライトは、非常時に重宝します。
電池の残量や保存状態を定期的に確認し、スペアも準備しておきましょう。万が一に備えて、停電時にすぐ取り出せる場所に保管しておくことが大切です。

電池・予備のバッテリー

懐中電灯や携帯ラジオ・モバイルバッテリーなどに利用する電池は、停電時の命綱ともいえる重要なアイテムです。単一から単四まで、さまざまなサイズの電池を複数用意しておくと安心です。
さらに、モバイルバッテリーはスマートフォンの充電だけでなく、小型扇風機やLEDライトなどにも使えて便利です。定期的に充電残量をチェックし、使い切りの乾電池も必ずストックしておきましょう。
停電が長引いた際にも、最低限の電子機器が使えるように、きちんと備えておく必要があります。

石油ストーブ(電気を使わない暖房器具)

冬場など寒い時期に停電が発生した場合、石油ストーブなど電気を使わない暖房器具があると安心です。ガスや電気を使わずに暖を取れるため、ライフラインが途絶えたときの備えとして有効です。
ただし、換気を十分にする必要があるため、使用する際はこまめに窓を開け、一酸化炭素(CO)中毒を避ける工夫が必要です。定期的な点検と燃料の残量も確認し、安全に使える状態にしておきましょう。

太陽光発電・蓄電池

初期費用はかかりますが、太陽光発電パネルや家庭用蓄電池が設置されていれば、停電時でも最低限の電力の自給自足が可能です。
太陽光発電は自立運転機能を備えている場合に限り、昼間の発電でスマートフォンの充電や照明に利用できます。蓄電池と組み合わせれば夜間も最低限の生活インフラを維持可能です。
さらにオール電化住宅との相性も良く、非常時だけではなく、日常的な電気代の削減にもつながります。将来的な備えとして、この機会に導入を検討するのもよいでしょう。
なお、太陽光発電のメリットやデメリット、選び方のポイントなどは以下の記事で詳しく解説しています。こちらを参考にしてください。
太陽光発電について、もっと詳しく知りたい方はこちら

オール電化では特に停電対策の徹底を

オール電化住宅は快適で経済的ですが、停電時には生活への影響が特に大きくなります。停電が起きた際の行動を把握し、必要な備蓄やアイテムを用意しておく必要があります。
停電は短時間で復旧するケースがほとんどですが、長時間に及ぶ可能性も想定し、カセットコンロや非常食、スマホ充電手段などを確保しておくと安心です。日頃から少しずつ準備を整えることで、いざという時に慌てずに対応できます。
特にオール電化住宅では停電対策を徹底し、非常時も生活を維持できるようにしましょう。

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