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毎日1枚貯め続けるだけでまとまった金額が作れる、500円玉貯金に挑戦してみませんか。貯金を成功させるには、貯金箱を用意し、毎日の買い物で500円玉を作るといった工夫が必要です。貯金を続けるコツから、500円玉の両替方法まで紹介します。

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500円玉を1日1枚ずつ貯めるコツ

何かを毎日コツコツ続けようと思っても、意外と挫折しやすいものです。500円玉貯金を成功させるコツを知っておけば、続ける上での参考になるでしょう。

目的を決めて貯金を公言する

目標を達成する上で重要なのは、目的を明確に定めることです。何のために500円玉貯金をやるのかがはっきり決まっていないと、続けられないかもしれません。

旅行や投資のための資金作り、欲しいものを買うためなど、目的を1つに定めましょう。

目的を決めたら、「今日から500円玉貯金を始めます。目標は〇〇万円です」と家族や友人に目標を公言します。Twitter上で目標を公表して、貯まった金額を毎日ツイートするのも1つの手です。

このように周囲に目標を公言することは「パブリックコミットメント」と呼ばれており、目標達成を促すための心理的な手法です。自分の気持ちを上手にコントロールして、貯金を続けやすい状態を作りましょう。

目標達成の具体的なイメージも重要

目標は具体的にするほど、達成しやすいとされています。例えば旅行を目標にした場合は、行きたい場所や泊まるホテルのほか、旅行先で食べたいもの・買いたいものまで決めてみましょう。

目標にした場所や物の画像を目にする頻度が高いところに置いておけば、さらに具体的なイメージを持てて意欲が高まります。

紙に目標を書くのであれば、「〇〇万円貯まったので〇〇ホテルに泊まり、〇〇を食べた」といった具合に、すでに達成したかのように完了形で書くのもおすすめです。ゴールに到達したときのイメージがわきやすくなるでしょう。

モチベーションの上がる貯金箱を用意する

500円玉貯金のモチベーションを上げて継続するには、思わず入れたくなるような貯金箱を用意するのもおすすめです。昨今は貯まった金額がデジタル表示されるものや、お金を入れるたびにキャラクターが出てくるものも販売されています。

家族で作った手作りの貯金箱なら、愛着がわいて毎日500円玉を入れたくなるでしょう。楽しい気持ちでお金を貯められる貯金箱があれば、習慣化しやすくなります。

貯金箱を置く場所には、モチベーションを下げないような工夫が必要です。帰宅してから財布をしまうまでに必ず通りかかる場所に置けば、後から貯金箱に入れに行くのが面倒になる心配がありません。

お釣りを500円玉でもらう

「今日は500円玉がないから明日でいいや」と先延ばしにする日があると、そのまま脱落してしまう事態になりかねません。継続して貯金をしたいなら、毎日500円玉を入手するための工夫が必要です。

買い物の際には、500円玉をお釣りでもらえるように計算して支払いましょう。毎朝立ち寄るコンビニや仕事帰りのスーパーでの買い物など、毎日の生活の中で500円玉を手に入れる店を決めておくと楽に貯められるはずです。

ただ、500円玉にこだわりすぎても続けにくくなります。店の都合でお釣りに500円玉をもらえないこともあるので、時には100円玉5枚でもよしとする寛容さも必要です。

500円玉貯金のメリットと注意点

500円玉貯金には、お金が貯まること以外にもメリットがあります。一方で、大量の500円玉が貯まった後のこともしっかり考えておきましょう。

節約と貯金の習慣ができる

500円玉貯金をするメリットの1つが、節約や貯金の習慣が身に付くことです。500円玉を貯めるためには、家計のどこかを見直す必要が出てきます。自然と節約に対する意識が向上するでしょう。

また、500円玉貯金は天引きや口座引き落としとは違って、目の前に現金が増えていくのが励みです。お金を貯める楽しさを肌で感じられれば、貯蓄を習慣にできます。

貯金を始める前に、家計簿を付けたりレシートを貯めたりして、家計のムダを見つけてみましょう。本格的に家計管理をする習慣が付けば、削るべき部分を見極めながら効率的な貯金ができるようになるはずです。

一度に20枚を超えて使えない

500円玉貯金で注意したいのが、一度に使える硬貨の枚数です。「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」では、受け取る側の利便性を考え、1回の支払いに使える硬貨の枚数は20枚までと限度が設けられています。

10,000円以上のものを貯めた500円玉で支払おうと思っている場合は、両替が必要です。店側に了承を得れば20枚を超えても使えますが、レジ業務の手間がかかる上に会計ミスが起こる可能性も高くなります。

目標の金額が貯まったら銀行で両替しておいた方が、自分にとっても店にとっても便利でしょう。

※出典:お金には使用できる枚数の制限があるのですか|財務省

500円玉の賢い両替方法

500円玉貯金が目標額に達したら、大きい買い物にも使えるよう両替しておくのがおすすめです。ただ、両替には方法によって手数料がかかる場合もあります。両替に必要な手数料と、手数料をかけず500円玉をお札に替える方法を覚えておきましょう。

両替にかかる手数料

金融機関で両替してもらえば500円玉貯金をお札に替えられますが、手数料がかかることに注意が必要です。窓口で500円玉を365枚(1年分)両替する場合を例に挙げると、大手の3行では以下のような手数料が設定されています。

  • 三井住友銀行:770円
  • 三菱UFJ銀行:550円
  • みずほ銀行:550円

例に挙げた3行すべてで両替機の利用も可能ですが、365枚の場合は以下の手数料がかかります。

  • 三井住友銀行:400円
  • 三菱UFJ銀行:300円
  • みずほ銀行:400円

いずれも10枚を超えれば両替機専用カードが必要になるほか、窓口より安いとはいえ手数料は取られます。貯めた金額が目減りしてしまうのは、両替サービスを使うデメリットといえるでしょう。

※出典:両替|三井住友銀行

※出典:その他手数料|三菱UFJ銀行

※出典:その他手数料|みずほ銀行

手数料を無料にするには?

ATMから自分の口座に500円玉を預け入れ、その後に引き出すのもお札に替える手段の1つです。両替と違い、大量の硬貨を預け入れる場合でも手数料が不要という金融機関がほとんどです。

三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行は、ATMからの預入は硬貨であっても手数料の対象外となっています。口座に一度入れてから引き出せば、両替と同じようにお札に替えられる上、手数料がかかりません。

ただし、ゆうちょ銀行の場合には注意しましょう。ゆうちょ銀行の窓口での両替は50枚まで手数料が無料ですが、ATMでは硬貨1枚から手数料が必要になります。

ゆうちょ銀行のATMで硬貨を預け入れる際の手数料は、1〜25枚で110円・26〜50枚で220円・51〜100枚で330円です(1回に預け入れられるのは100枚まで)。

※出典:よくある質問|三井住友銀行

※出典:ATM 硬貨預払料金の新設・ATM での硬貨取扱時間帯の変更|株式会社ゆうちょ銀行

毎日500円貯めるための節約方法

500円玉貯金で目標を達成するためには、生活に余裕を持たせる工夫を取り入れましょう。生活費の中でも食費と光熱費について、目安となる全国平均の金額と節約方法を紹介します。

食費を見直す

総務省統計局が発表した「家計調査年報(家計収支編)2021年」のデータによれば、食費の全国平均は、2人以上世帯で月79,401円です。

食費がこの金額を上回っている場合は、節約できる可能性があると考えて、どこにムダがあるのか探してみましょう。

1カ月分のレシートを取っておき、それぞれの食材の底値を知っておくのも節約に役立ちます。同じ商品を何度か購入したうち最も低い金額が、その商品の底値です。底値より高い金額で購入した場合は、差額が食費のムダといえるでしょう。

底値より高い場合は別の店も回ってみる、前月の底値と同じか安い場合はまとめて購入するといった方法で食費を節約できます。

※出典:統計局ホームページ/家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年) 家計の概要

光熱費を見直す

総務省統計局のデータでは、光熱費の全国平均は2人以上世帯で月に21,530円となっています。中でも電気代は光熱費の約半分を占めるため、電気の使い方を見直すのが節約に効果的です。

電気代の平均値は、2人以上世帯では10,317円です。家族の人数にもよりますが、平均より毎月の電気代が高ければ、電化製品の使い方を工夫して節約しましょう。

Looopでんきが2022年12月から提供し始める「スマートタイムONE」のように、市場連動型のプランに電気の契約を変更するという手もあります。

市場連動型のプランは、電気料金が市場価格に連動するのが特徴です。需要の少ない時間帯に電気を多く使えたり、蓄電池・太陽光発電を使っていたりするご家庭なら、電気代を抑えられる可能性があります。

※出典:家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 年報 1世帯当たり1か月間の収入と支出|政府統計の総合窓口

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生活費のムダを見つけて貯金に回そう

毎日の小さな積み重ねが大きな金額になる喜びは、貯金の醍醐味です。ちょっとした節約やわずかなムダを削るだけで、年間100,000円を超える貯蓄が可能になる500円玉貯金は、取り組んで損はありません。

ちりも積もれば山となります。たかが500円と思わず、生活費のちょっとしたムダを見つけて賢く貯金しましょう。