この記事の内容は公開日時点の情報です。最新の情報とは異なる可能性がありますのでご注意ください。
記事をシェアする

再エネ賦課金の写真 再エネ賦課金の写真

ダイソンのホットアンドクールは、冷暖房と空気清浄が可能な多機能家電として知られています。洗練されたデザインと高い安全性が特徴ですが、特に温風モードでは電気代が高くなりがちなので、注意が必要です。機器の特徴や節電のコツを知っておきましょう。

再エネ由来の電気をフル活用
料金プランはこちら

ダイソンのホットアンドクールとは?

ダイソンのホットアンドクールは、冷風・温風・空気清浄の3つの機能を、1台に備えた空調家電として有名です。羽根のない独自の構造により、パワフルな送風と高い安全性を両立しています。まずは、機器の特徴と代表的なモデルを確認しておきましょう。

暖房機能と送風機能(冷風)を備えた空調家電

ホットアンドクールはダイソン社が販売している空調家電で、暖房機能と送風機能(冷風)を1台に備えたシリーズです。製品名には「Hot+Cool」とあり、「冬は暖かく、夏は涼しく」をコンセプトに設計されています。
モデルによっては送風と空気清浄の機能のみの製品もありますが、温風機能を搭載したモデルではファンヒーターとしても活用できます。季節ごとに異なる電化製品を用意せずに済むケースも多く、年間を通じて同じ製品を使い続けられるのが特徴です。
また羽根を使わない構造のため、送風が滑らかで静音性にも優れており、子どもやペットがいるご家庭でも安心して利用できる点が人気です。

複数のモードと機能を搭載

ダイソンのホットアンドクールには、送風・暖房・空気清浄といったモードに加え、多くのモデルに豊富な機能が実装されています。
送風の強さや温度を細かく調整できるだけでなく、首振り機能やタイマー・室温の自動制御など、状況に応じて柔軟に使い分けが可能です。
高性能な空気清浄機能を備えたモデルもあり、空気中の微粒子や有害物質を除去しながら、空調を行う点も、他の家電とは異なる特徴です。空調だけではなく、衛生的な室内環境の維持にも役立ちます。

主な製品の種類

ダイソンのホットアンドクールには複数のモデルがあり、空気清浄機能付きの「Dyson Pure Hot + Cool」や、高性能なフィルターを備えた「HP07」「HP09」などが代表的です。
これらのモデルは、高い空調性能に加え、PM2.5対応やウイルス除去機能なども搭載しており、ご家庭内での快適性・安全性を高めます。
またデザインやカラーも豊富で、インテリアとの調和を重視する方にも適しています。導入する際には、部屋の広さや用途に応じて、最適なモデルはどれか検討するとよいでしょう。
ただし、現時点において公式サイトで紹介されているのは、基本的に「Purifier」シリーズのみです。それ以外のモデルは、アウトレット品として販売されている場合が多いので、購入を検討する際には在庫状況や保証の有無などをよく確認する必要があります。

ダイソンのホットアンドクールを導入するメリット

ダイソンのホットアンドクールは、機能性とデザイン性を両立した空調家電として、多くの人々に支持されています。ホットアンドクールを導入するメリットについて、具体的にみていきましょう。

コンパクトかつスタイリッシュなデザイン

ダイソンのホットアンドクールの羽根のないスリムな円筒形のデザインは、場所を取らず、インテリアとして活用しやすいのが人気の理由です。一般的なファンヒーターや空気清浄機と比べて圧迫感がなく、リビングや寝室・書斎などに設置しやすいのが特徴です。
軽量かつコード1本で動作するため、部屋間の移動や配置換えもしやすく、設置場所を選ばない柔軟性を備えています。
また、落ち着いたモノトーンやメタリックカラーのモデルが多く、無機質になりがちな電化製品の中でも美観を損なわず、現代的なインテリアに溶け込みます。空間の雰囲気を崩さず快適さを加えられる点は、大きな魅力といえるでしょう。

1年を通じて使える多機能設計

暖房と送風の両機能を兼ね備えたモデルが多く、冬は温風ファンヒーター、夏は羽根のないスタイリッシュな扇風機として活用できるのも、ダイソンのホットアンドクールのメリットです。
1台で年間を通して快適な空調を実現できるため、季節ごとに電化製品を入れ替える必要がなく、空間の省スペース化にもつながるでしょう。
特に、空気清浄機能付きモデルであれば、花粉やPM2.5にも対応できるため、空調と空気環境の管理を一括でまかなえます。

安全性・メンテナンス性の高さ

ダイソンのホットアンドクールは、羽根のない構造により、手や指が触れてもけがの心配がなく、小さな子どもやペットがいるご家庭でも安全に使用できます。ほこりが溜まりにくいため掃除がしやすく、フィルターの交換も簡単にできるのもメリットです。
動作音も比較的静かで、夜間の使用時にも睡眠を妨げにくい点も、大きなメリットです。さらに、専用のアプリと連携すれば、外出先からの操作や状態確認も可能となり、不在時の消し忘れの防止や効率的な稼働管理にもつながります。
日々の使いやすさと安心感を重視するご家庭にとって、相性のよい製品といえるでしょう。

ダイソンのホットアンドクールにかかる電気代の目安

ダイソンのホットアンドクールは、使用モードによって電気代が大きく異なります。特に温風モードは消費電力が高いため、使い方に注意が必要です。ホットアンドクールにかかる電気代の目安を、モード別に確認しておきましょう。

モードによる電気代の違い

公式サイトで紹介されている「Dyson Purifier Hot+Cool Gen1」をベースに、ダイソンのホットアンドクールの電気代を紹介します。
同モデルは、1台3役(扇風機・ヒーター・空気清浄機)を果たせるシンプルな製品です。消費電力は扇風機(涼風)モードで最大50W、ヒーター(温風)モードで1200Wとなっています。
消費電力を基に、以下の計算式で電気代の目安を確認しておきましょう。なお、電気料金の単価目安は、全国家庭電気製品公正取引協議会が定めている31円/kWhを使用します。
電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)
【扇風機(涼風)モード(最大)】
0.05kW × 1h × 31円/kWh = 1.55円
【温風モード】
1.2kW × 1h × 31円/kWh = 37.2円
従って、涼風モードは1時間あたり約1.55円、温風モードは約37.2円の電気代がかかる計算になります。
※出典: Dyson Purifier Hot+Cool™ Gen1 ホット+クール 空気清浄機 ホワイト/ホワイト (HP10 WW) | 空調家電 | ダイソン公式

ほかの電化製品との電気代の違い

ほかの電化製品と、ダイソンのホットアンドクールの電気代の違いを確認しましょう。まずは、エアコンの代表例として、Panasonicの「CS-LX282D」(冷房能力2.8kW 10畳用)の電気代の目安を紹介します。同製品の消費電力は515Wであるため、電気代は次のとおりです。
電気代(円)= 消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電力単価(円/kWh)=0.515kW×1時間×31円/kWh=15.965円(約16円)
よって、1時間使用した場合の電気代は約16.0円と考えられます。ホットアンドクールの温風モードを比較すると、電気代が安く済むため、使い分けに注意が必要です。
次に、扇風機の電気代の目安と比較してみましょう。扇風機は送風の強さにより電気代が変わってきます。一般的な扇風機における風量設定と、それぞれの電気代の目安は次の通りです。

風量設定 消費電力(目安) 1時間あたりの電気代(目安)
15W約0.47円
30W約0.93円
45W約1.4円

ホットアンドクールの扇風機モードの電気代と比較すると、こちらも一般的な扇風機の方が、電気代が安い傾向にあります。しかし、ダイソン製品には空気清浄や温度調整といった付加機能が含まれており、単純な風量だけでは比較できない価値があります。
電気代だけを見れば割高に感じる場面もありますが、快適性や機能性などの観点を含めて、トータルに判断することが重要です。なお、上記扇風機の電気代に関しては、以下の記事でより詳しく解説しています。こちらも参考にしてください。
扇風機の電気代について、もっと詳しく知りたい方はこちら
※出典: Dyson Purifier Hot+Cool™ Gen1 ホット+クール 空気清浄機 ホワイト/ホワイト (HP10 WW) | 空調家電 | ダイソン公式

ダイソンのホットアンドクールの電気代を節約するコツ

ダイソンのホットアンドクールは便利で多機能な空調家電ですが、温風モードなどでは電力消費が大きくなることもあります。適切な使い方を意識すれば、快適性を維持しながら電気代を節約できます。ホットアンドクールの節約のポイントを紹介します。

ほかの冷暖房器具と併用して効率よく使う

ダイソンのホットアンドクール単体では、広い部屋を暖めたり冷やしたりするのに、時間がかかることもあります。そこでエアコンなど、ほかの冷暖房器具と併用することで、うまく室温を調整するのが効果的です。
例えば、冬場はエアコンの暖房と併用して、室内の温風を循環させるとよいでしょう。一方、夏場はエアコンの冷房と併用し、風を体に直接当てずに空気を回すことで、体感温度を下げながら快適性を高められます。
このように、使用シーンに応じて併用方法を工夫することで、無駄な電力消費を抑えることが可能です。

温風モードの使い方を工夫する

ダイソンのホットアンドクールの温風モードは即暖性があるものの、最大出力での連続使用は電力消費が大きく、電気代がかさむ原因となります。過度な利用は避け、使用シーンに応じてうまくモードを使い分けることが大切です。
起床時や帰宅直後など、室温が低いタイミングでは一時的に高出力モードを使用し、部屋が暖まったら自動運転や低出力設定に切り替えることで、無駄な消費を防げます。

タイマー機能やスマホ連携を活用して無駄を減らす

ダイソンのホットアンドクールには、運転のオン・オフを細かく設定できるタイマー機能や、スマートフォンと連携して操作できる機種があります。こうした機能を活用し、必要な時間だけ効率的に運用し、電力消費を抑えることが大切です。
例えば、就寝時にタイマーで1~2時間後に自動でオフに設定すれば、暖房が過剰に効いてしまうのを防げます。
また、スマートフォンアプリを使えば、外出先からも電源の操作や温度の調整が可能です。うまく活用すれば、家に着いてから長時間フルパワーで稼働させる必要がなくなり、トータルの電気代を抑えられます。

断熱対策を施して暖気・冷気の逃げを防ぐ

ダイソンのホットアンドクール本体の性能を生かすには、室内の断熱環境の工夫も求められます。窓やドアの隙間から暖気や冷気が逃げてしまうと、必要以上に電力消費が増えてしまうでしょう。窓に断熱フィルムを貼ったり、カーテンを厚手にしたりするのが有効です。
さらに、フローリングの床からも冷気が伝わる場合があるため、カーペットやラグを敷いて、床からの熱の逃げを防ぐのもよいでしょう。天井からの断熱対策が難しい場合でも、足元の快適さを確保することで、温度設定が低めでも過ごしやすくなります。

電気料金プランや電力会社の変更も検討しよう

ダイソンのホットアンドクールの電気代を節約するには、本体の使い方や断熱対策に加えて、契約している電気料金プランや電力会社の見直しもおすすめです。
特に、長時間使用する暖房・冷房モードは、電気代に与える影響が大きくなります。基本料金や従量料金単価が、ご家庭の使用パターンに合っていないと、無駄なコストが発生しやすくなるので注意が必要です。
近年は、多くの電力会社が時間帯別の料金プランや、使用量に応じた段階制プランなどを提供しています。この機会に料金プランや、電力会社の見直しを検討してみましょう。

電化製品の電気料金が気になる方は、家電の買い替えや使い方を工夫するだけでなく、電力会社の変更や電気料金プランの見直しも検討してみませんか。

Looopでんきの「スマートタイムONE」は、電気料金が市場価格に合わせて30分ごとに変動する仕組みのプランです。 電気を多く使う家族世帯でも、料金が安くなる時間帯に合わせて電化製品を使えば、無理なく電気代を節約できます。さらに、契約期間の縛りがなく、解約手数料もかからないため、安心して気軽に利用を始められる点が魅力です。

また、専用アプリを使えば、30分ごとの電気使用状況が確認でき、月末の電気代も予測可能です。リアルタイムで使用量を把握できるため、電気代が思ったより高くなるといった心配も減り、家計に合わせた電気の使い方を管理できます。

実際にLooopでんきを利用しているお客さまの声をご紹介します。

「知り合いの勧めがあり、半信半疑で加入しましたが、大手とは異なる細やかさがあり満足しています。また料金も満足しています。」

「いつも毎日の電気予報を見ながら、炊飯器の使用や掃除機、洗濯機を動かしています。そのおかげで、随分節約できています。」

まずは、Looopでんきの「スマートタイムONE」で、今の生活に合った電気代の見直しをしてみませんか。

Looopでんきの「スマートタイムONE」をチェック