再生可能エネルギーを中心に太陽光発電システムの販売、運用サービスを行っている株式会社Looop (本社:東京都台東区、代表取締役社長:中村創一郎)は、太陽光発電所群の発電量をAIを用いて予測するモデルを開発しました。発電設備容量が増加したときでも予測値運営の負荷を最小にすることを、設計思想としています。

開発したのは、ディープラーニング(LSTM)を用いたモデルと、状態空間モデル(カルマンフィルタ)を用いたモデルの2種類です。

LSTMを用いたモデルは、多数の気象情報から多層のニューラルネットワークにより予測するもので、高精度な予測が期待できます。設備容量のデータ更新を前提としつつ、再学習させなくても精緻な予測が得られる工夫を施しています。


カルマンフィルタを用いたモデルには、設備容量のデータ更新を行わなくても、予測値と実績値の差をフィードバックしながら自動で追従学習するという特徴があります。グラフでは、2018年11月30日に設備容量が約45%増加した後、モデル自身が予測誤差を日々フィードバック学習しながらこの変化を徐々にキャッチアップしていき、2019年1月末までには増加後の設備容量に見合った予測値を算出できるようになるまでの過程を見ることができます。

これらの予測技術を利用することで、より多くの太陽光発電所からの電力を、無駄なく有効に活用有効に活用しながら、再生可能エネルギーの最大普及の実現を目指します。

技術協力:WeatherDataScience
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社Looop  Looopでんきコンタクトセンター
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